鶴岡市を後にし、酒田市へ向かいました。
酒田市役所の駐車場に車を止め降りると、市役所の前に大きな獅子の頭があってビックリ
毎年5月19~21日の3日間行われる酒田まつりの20日の本まつりで使われるそうです。獅子のほかに、山車行列や山鉾巡行があり、約400年続いているとのことです
酒田は、江戸時代にはお米の積み出し港として多くの船が行き交った町で、その繁栄ぶりは、「西の堺、東の酒田」と称されるほどでした
市役所のすぐ近くにあるのが「旧鐙屋(きゅう あぶみや)」です。
ここは、江戸時代に酒田一栄えた廻船問屋で、庄内紀行②で紹介した丙申堂と同じく、石置杉皮葺屋根の建物でした。
鐙屋の繁栄ぶりは、井原西鶴の「日本永代蔵」巻二の「舟人馬かた鐙屋の庭」に記されているとのことです
中では、江戸時代の暮らしぶりが再現されていて、当時の繁栄がうかがえました
だいぶと日が暮れてきたのですが、ここから山居倉庫(さんきょそうこ)へ行きました
明治26年(1893)にお米の保管倉庫として造られ、現在も農業倉庫として使われているそうです。
倉庫の後ろには、立派なケヤキが並んでいます。これは倉庫を西日から守るために植えられたそうです。新緑と紅葉の季節は、とっても美しいことでしょう
その山居倉庫の一部に辻村寿三郎さんの作品を紹介している「華の館」があったので、入ってみました
辻村さんの作品は、初めて実際に見ましたが、すごく表情があって、今にも動き出しそうでした。
唇もすごくツヤツヤでポッテリとしていて可愛かったです
最も印象に残っているのは、廓が栄えた湊町を遊女の世界に見立てたという「ひな人形」です。
(パンフレットより)
細部まですごく細かく創られていて、また着物もとても美しく、見惚れました
見惚れているうちに、すっかり日が暮れて2日目が終了
3日目は午前11時20分発の飛行機のため、時間がない~と思っていましたが、まだまだ遊んじゃいました
少し早くホテルをチェックアウトし、日本一の白鳥の飛来地という最上川スワンパークへ行きました。
しかし…
「なんですか~ これは」
すごい数の、カモでしょうか?
グエッ、グエッと鳴きながら寒いためかかたまっていました
でも感心してる場合じゃありません。
私は白鳥を見に来たんです
でも、いません~
みんな、どこかに飛んで行っちゃったのでしょうか?
カモに囲まれ、数羽泳いでいるだけでした。
実は白鳥はこの川以外で既に目撃していました。
なんと田んぼにいたんです。
山形に着いた日、車で走っていると、田んぼにたくさんの白い物体が見えて、「何かな」と確認すると、なんと白鳥だったんです。「田んぼに白鳥」って、なんだか不釣り合いですが、確かに白鳥でした。
だから、スワンパークから田んぼへ飛んでいってしまった後だったのかもしれません。残念でした
ここから空港へ一直線
でもまだ時間があったので、空港を通り越して湯野浜海岸へ行きました。
風が冷たくて冷たくて、凍えそうでした。
それにしても、風がきついんでしょうね。道に砂が吹き上げられていて、半分埋もれていたのには驚きました。
温泉宿がたくさんあり、次来る時は湯野浜温泉にゆっくりつかりたいです。
今回の庄内紀行、書きましたとおり、本当に充実した楽しい旅でした
蝉しぐれのロケ地を訪れて、新たな発見がたくさんありました。
藤沢さんは庄内のことを
「山があり、川があり、一望の平野がひろがり、春から夏にかけてはおだやかだが、冬は来る日も来る日も怒号を繰りかえす海がある。
東京の、よほど好天でもなければ山が見えない風景はどこか物足りないし、また信州のような土地に行くと、今度は山が多すぎて少し息苦しい感じを受けるのである。
庄内が一番いいというのは、そういうわけだ」
とおっしゃっています。
確かに、見渡す限りの平野が続き、その向こうには雪を頂いた山々が連なっている景色は、素晴らしいものでした
この旅をさせてくれた藤沢さんに感謝します。
まだまだ訪れたい所がたくさんあるので、また必ず行きます
終わり
酒田市役所の駐車場に車を止め降りると、市役所の前に大きな獅子の頭があってビックリ
毎年5月19~21日の3日間行われる酒田まつりの20日の本まつりで使われるそうです。獅子のほかに、山車行列や山鉾巡行があり、約400年続いているとのことです
酒田は、江戸時代にはお米の積み出し港として多くの船が行き交った町で、その繁栄ぶりは、「西の堺、東の酒田」と称されるほどでした
市役所のすぐ近くにあるのが「旧鐙屋(きゅう あぶみや)」です。
ここは、江戸時代に酒田一栄えた廻船問屋で、庄内紀行②で紹介した丙申堂と同じく、石置杉皮葺屋根の建物でした。
鐙屋の繁栄ぶりは、井原西鶴の「日本永代蔵」巻二の「舟人馬かた鐙屋の庭」に記されているとのことです
中では、江戸時代の暮らしぶりが再現されていて、当時の繁栄がうかがえました
だいぶと日が暮れてきたのですが、ここから山居倉庫(さんきょそうこ)へ行きました
明治26年(1893)にお米の保管倉庫として造られ、現在も農業倉庫として使われているそうです。
倉庫の後ろには、立派なケヤキが並んでいます。これは倉庫を西日から守るために植えられたそうです。新緑と紅葉の季節は、とっても美しいことでしょう
その山居倉庫の一部に辻村寿三郎さんの作品を紹介している「華の館」があったので、入ってみました
辻村さんの作品は、初めて実際に見ましたが、すごく表情があって、今にも動き出しそうでした。
唇もすごくツヤツヤでポッテリとしていて可愛かったです
最も印象に残っているのは、廓が栄えた湊町を遊女の世界に見立てたという「ひな人形」です。
(パンフレットより)
細部まですごく細かく創られていて、また着物もとても美しく、見惚れました
見惚れているうちに、すっかり日が暮れて2日目が終了
3日目は午前11時20分発の飛行機のため、時間がない~と思っていましたが、まだまだ遊んじゃいました
少し早くホテルをチェックアウトし、日本一の白鳥の飛来地という最上川スワンパークへ行きました。
しかし…
「なんですか~ これは」
すごい数の、カモでしょうか?
グエッ、グエッと鳴きながら寒いためかかたまっていました
でも感心してる場合じゃありません。
私は白鳥を見に来たんです
でも、いません~
みんな、どこかに飛んで行っちゃったのでしょうか?
カモに囲まれ、数羽泳いでいるだけでした。
実は白鳥はこの川以外で既に目撃していました。
なんと田んぼにいたんです。
山形に着いた日、車で走っていると、田んぼにたくさんの白い物体が見えて、「何かな」と確認すると、なんと白鳥だったんです。「田んぼに白鳥」って、なんだか不釣り合いですが、確かに白鳥でした。
だから、スワンパークから田んぼへ飛んでいってしまった後だったのかもしれません。残念でした
ここから空港へ一直線
でもまだ時間があったので、空港を通り越して湯野浜海岸へ行きました。
風が冷たくて冷たくて、凍えそうでした。
それにしても、風がきついんでしょうね。道に砂が吹き上げられていて、半分埋もれていたのには驚きました。
温泉宿がたくさんあり、次来る時は湯野浜温泉にゆっくりつかりたいです。
今回の庄内紀行、書きましたとおり、本当に充実した楽しい旅でした
蝉しぐれのロケ地を訪れて、新たな発見がたくさんありました。
藤沢さんは庄内のことを
「山があり、川があり、一望の平野がひろがり、春から夏にかけてはおだやかだが、冬は来る日も来る日も怒号を繰りかえす海がある。
東京の、よほど好天でもなければ山が見えない風景はどこか物足りないし、また信州のような土地に行くと、今度は山が多すぎて少し息苦しい感じを受けるのである。
庄内が一番いいというのは、そういうわけだ」
とおっしゃっています。
確かに、見渡す限りの平野が続き、その向こうには雪を頂いた山々が連なっている景色は、素晴らしいものでした
この旅をさせてくれた藤沢さんに感謝します。
まだまだ訪れたい所がたくさんあるので、また必ず行きます
終わり