ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

ステージの立ち位置

2005年10月14日 | 教えること
人前で演奏する時、立ち位置も重要なテクのひとつだ。

上手い人ほど、ステージに上がったとき、
迷わず、自分の立ち位置を見極め、さっと行動する。

ヴァイオリンや歌、管楽器の場合、
ピアノなどの伴奏とのバランスもあるので
この時の判断によって響きの印象ががらっと変わったりする。

ヴァイオリンの場合はピアニストが座っている少し後ろに
立つ事が多いようだ。
私はできれば、ステージから見て丁度ピアニストが隠れる位置に
立ちたいのだが、それではあまりにもピアニストがかわいそうなので、
少し後ろに立つ事にしている。

歌のように、ピアノの前で演奏すると、
まず、ヴァイオリンは響きが消されてしまう。

なので、ピアノも中央ではなく、
すこし右よりに置いてもらう。

ステージの中央で弾く響きは平均的に客席に届くだろう。

いいホールになると音響板などがあるので
それも参考にするといいのかもしれない。

ホールでなく、小さなサロンの場合は
客席に近いところで弾きたいと思う。
そのほうが、迫力が出る気がする。

お客様には、生演奏のよさを十二分に味わっていただきたいと思う。

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