日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

府中刑務所文化祭 PART2

2011-11-06 | イベント
テント売店を巡り、飲み食いし舞台の演目を見ながら時間をつぶす。
さて、いよいよ集合時間の12時40分。庁舎脇 受付場所に移動。
午後の発券場所には、またまた長蛇の列が出来ていた。 午後の定員は150名とかだったはずだが・・・。ざっと見ても遙かに多くの人が並んでる。
前回の模様を紹介されていた記事にも書いてあったが定員数が決まっているなら早めに打ち切った方が良いのではないかと思う。


我々は、バスの号車ごとチケット発券番号順に整列させられた。刑務官の先導の後マイクロバスに乗車する。

乗車したマイクロバスは、どうやら護送用に使われてるらしい。外側からは中の様子はうかがえない。
内側からはスモークガラス越しに外の様子を見る事は出来る。普通のバスとちょっと違うのは窓に頑丈そうなバーが据え付けられていることか。少し緊張ぎみだな二人。なんだか護送させられる雰囲気になってしまうのは場所柄か(笑)
我々のマイクロバスには、女性の刑務官が案内をしてくれた。
定刻12時50分「塀の中のバスツアー」出発 いろいろ注意事項の説明を受ける。もちろんカメラ、ビデオ撮影禁止。
まずは、大きな重厚そうな鉄の門で出来た第1ゲートをくぐると、もうそこは塀の中。バスが入るたびに開門を繰りかえす。
ゲートをくぐるとすぐ左手に小さな小窓が並んだ建物がある。ここが“受刑者達が唯一外部の人と接触できる場所「面会所」です。”と説明を受ける。
塀の中に入ると急に無機質な空間に雰囲気が変わるのが判った。装飾が一切ないのである。
次に第2のゲートがありここは、柵の扉であった。ゲート毎に監視員が数名いて我々を厳しい目で観察していた。
敷地は東京ドーム7個分。塀の周囲1.8km 日本一の規模を誇ると言うが、この中に3000人越の受刑者が暮らしている。
自分の持つ塀の中のイメージは、今でもいわゆる「網走番外地」だ。(笑)
木造のジメジメした老朽化した牢舎。受刑者同士、上下関係が厳しくボス的存在がいて賄賂がまかり通る...。
そんなイメージは、微塵にも感じられないほど清潔な建物群であった。
また、昔から塀の内側の壁には高圧電流線が張り巡らされていて・・・。と、言ったイメージがあるが、今は高機能センサーのみで十分なのだそうだ。
バスツアー中、受刑者達の姿を見たのは、最後の最後厨房で働く彼らを見ただけでアー中は、人の気配が皆無であった。
どうやらツアー中 受刑者とかち合わないようにワザとバスの運行を調整していたらしい。
一画に自動車整備工場があった。何でもここでは、外部からの車検の取り次ぎも行っているそうだ。外より安く上がるそうだが代車は出ないとのこと。
ぐるっと一巡りをして、入り口のゲートに戻る。

10分そこそこの塀の中のバスツアーであったが、いつも見慣れていた刑務所の壁の中。ひょんな事からこうして好奇心を満たすことが出来た事に感謝。
また来年も是非参加してみたい。

【追記】
2013年度に参加した時のレポートを記述しています。塀の中のツアーのシステムが変更になっています。詳細は記事を参照下さい。

参考:【イベント】府中刑務所文化祭2013~大鷲祭@武蔵府中 大國魂神社


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たまたまこの文化祭のことを知りました (RICARDO)
2012-01-05 22:59:09
で、検索から飛んできました。
今年は行ってみたいと思っています。
やっぱり中は撮影禁止なんですね。
目に焼き付けてきます!
情報有難うございました!
と思ったら、塀の中に行ってたりしてー(苦笑)
返信する
re;たまたまこの文化祭のことを知りました (ruribo)
2012-02-19 22:55:10
RICARDO 様

コメントありがとうございます。
コメントが大変遅くなりすみません。
府中刑務所は、日本の数あるムショの中でも収容人員や設備など抜きん出てるみたいですね。
記事にも書きましたが再犯が多いムショでもあるそうで、このご時世 高齢化社会シャバで暮らすのがままならないため再犯しなければならない。その話を聞いたときは犯罪は許されない事実ではあるけれども少々気の毒なようにも感じられます。
是非 今年は気合いを入れてチケットをGETしてみて下さい。くれぐれもゲストで塀の中に入ってくださいね!
返信する

コメントを投稿