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縄文時代と糖尿病

2006-03-04 | 徒然
スーパーやコンビニに行けば有り余る食品の山々…。そんな日本は、良く飽食の時代と言われます。でも、そんな日本人に多い病気ひとつに「糖尿病」があります。毎年会社で受診する健康診断では、異常が無い様ですが、こればかりは明日の我が身。気をつけなければいけないのですが、日本人は欧米人に比べて糖尿病になり易い体質なんだそうで、それはそもそも日本人の持つDNAに関係があるようです。
日本は、縄文時代から今までに122回飢餓だった年があった事が地質学でわかっているそうで、飢餓の年毎に「飢え」をしのぐためにいろいろ苦労をしてきている民族とも言えます。過去に何度も飢餓を経験した民族の遺伝子には「明日は、何も食べられないかもしれない」という情報が刻まれているため、我々は、自然と栄養を吸収しやすい体質になってしまっているそうです。
戦後、豊かになり欧米人と同じ食生活を続けてきた結果、糖尿病になる率がアメリカ人の6.4倍という統計が出ているそうで、今でこそ「栄養学」といえば、ウェイトコントロールや体質管理など一般的に、人間に培われた学問ですが、戦前は“家畜をいかに早く太らすか”・“どうやって餌を与えたら効率的か”と言った学問だったそうで現代の日本人は、縄文の遺伝子が失われつつあるのかも知れません。

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