今回は、少し足を延ばして長野県南佐郡佐久穂町高野にある“北沢の大石棒”を観に行って参りました。
北沢の大石棒へは、中部横断自動車道 八千穂ICより北東へ1.3㌔ほど。我々は、清里ライン国道141号線を小海線、千曲川沿いをひたすら北上しました。
標識の案内に従ってあぜ道を暫く歩くと…。
田畑の間に大石棒が唐突に立っています。
高さ2.23m直径25㎝ 想像していたよりかなり巨大です。
こちらの資料(PDF)には、他で出土している石棒との比較図が掲載されていますが、やはり日本一の大きさは誇張ではありませんでした。
傍らには石柱が立っています。
案内板から正式な表記は「北沢川の大石棒」と言う様です。(写真をクリックして拡大します。)
大正末期に、ここからほど近くの千曲川支流北沢川の改修工事の際に偶然発見されたものをここへ立て保存されて来たものだそうで、どうやら元からここに立っていたものでは無いそうです。
北沢川右岸の段丘上に縄文中期後半~後期の“宮の本遺跡”、左岸には“北沢遺跡”がありこの石棒自体も同時期に作られた可能性があるとの事です。
ただ、石棒は大抵人々の生活した居住地やその周辺に出土されることが多いのになぜ沢から出土したのかは、謎のままだそうです。
見える高速は、中部横断自動車道です。本来は八千穂IC~中央高速道 長坂ICまで接続する予定ですが山梨県側の反対派によって工事が頓挫しているようです。
反対派は、景観が悪くなる。環境破壊とか生態系が損なわれるとかを最もな如く看板を掲げていますが、その殆どは北杜市側の住人の様です。
佐久市側の人たちにとっては、一日でも早い開通を待ち望んでいるようでその対立が問題視されています。
【マップ】
※車は案内標識(トップ写真)から入る途中のあぜ道に停められそうですが、農道でもあり我々は、ここからほど近くの八幡神社の横に停めて歩きました。
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