ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

すずらん

2009-03-11 22:34:26 | Weblog
今日の帰り、ふと寄った新宿のお花屋さんで、すずらんの鉢植えを買った。

私は白い花が好きだということを最近自覚した。
カサブランカ、トルコキキョウ、すずらん、チューリップ(白)、白梅。

すずらんを初めて見たのは、この家に引っ越して来たときだから、幼稚園に入る前。
団地の通称「お花のおじさん」が手入れをしていた花壇に、
大きな葉に包まれるように、とても小さな白い花がひっそりと咲いていた。
出会えたことが、とてもラッキーなことに思えた。

大人になってから初めて買った香水は、イギリス製の「Lily of the valley(すずらん)」だった。
それ以来、ずっとお気に入り。

せっかく、本物のすずらんを買ったのに、今日は、鼻の調子が悪くて、香りがわからない。
でも、なんとなく脳が補完しているらしく、ふとしたときに、
すずらんの香りがしているような気がするから不思議。
こういった錯覚も含めて、すずらんがくれる余裕、というものなのだろう。

先日、我が家へやって来たヘデラは、すくすくと葉っぱをのばしている。
ツタの植物は強くていいけれども、あまりに長く延びたら、いったいどうしたらいいのだろう。
家の前に移植すべきだろうか。

そういえば、家の近くにあったクチナシの木は、いつの間にかなくなってしまった。
紫式部も山吹も、いつのまにか駐車場に変わっていた。
そして最近一番ショックだったのは、友人の家が所有していた広大な梅林がなくなったこと。

家の前の川はきれいになって、サギがやってくるようになったけど、樹木は減ったなあ。