ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

アルバム

2009-03-15 00:15:21 | Weblog
久しぶりに自分の小さい頃の写真アルバムを見た。

いつ見ても、頭の毛の薄い子どもだった私のそばには、
すでに私が年齢を追い越してしまった父や母、叔父や叔母の姿があった。
一様に、みな美形だと思った。若かったから。
でも、あまり幸せそうな顔をしていないような気がして、少しさびしかった。

アルバムの自分を見て、改めて感じたのは、
私は昔からむら気で、その時の心境がストレートに顔に出るということ。
写真を撮るからといって、みんなとあわせて無理に笑ったりしない。
機嫌が悪かったら、うつむき気味で無表情。でも、そっぽを向きはしない。
あくまでもカメラ目線。
自意識の強さは、幼い頃からだったのだと思う。

ただし、概して小学校低学年くらいまでは幸せそうな顔をしている。
むら気が表面に出てくるようになったのはそれ以降。
一緒にアルバムを見た友人が、
いまは、小学校低学年の頃の雰囲気に戻って来たのではないか、
と言っていた。
自分でも、ぐるんとまわって、戻って来たような気がしているから、
たぶんそうなんだと思う。

あとは、ここからどう抜け出していくか。
失った過去と、もしかしたらあり得たかもしれない理想の現在や未来を
いつまでもいつまでも、ただ追いかけていてもしょうがない。
そろそろ、本格的に抜け出さなくては。