中村元著、青土社刊。
人里離れたところではなく、社会の実生活の中にあって、
いかに生きるかを考え実践することが、現代の「公案」。
そして、「運命」は「宿命」ではなく、
現在あることじたいが、すでにたくさんの偶然の結果なのだから、
これから先にも、無数の偶然がある。
つまり、あらかじめ決められているものではないから、
「自由意志」によって、「行い」によって、いくらでも変わっていく。
中村先生は、仏教のもつよいところを、
現代の等身大の姿として、いつもわかりやすく教えてくれる。
この本は、西洋哲学との比較もあったので、
私のように西洋も東洋も中途半端な人間には、
知識不足のために難しく感じるところもあったけれど、
落ち着いた文章だったので、とてもゆったりした気持ちになった。
また、私は昔から、阿弥陀仏の絵を見ると
キリスト教を思い出すことが多かったのだけど、
その共通する「救済」という側面を、わかりやすく整理してくれていた。
1ヶ月に1回はやってくる仏教熱。
このところ精神的にかなりネガティブなので、そろそろ何か経典を読んでみるとするか。
以前読んだ「華厳経」はよかった。
もっと体系的に学べばいいのだろうけど、どうも乱読。
もとより仏教哲学を考え抜くほど、頭のメモリもCPUもないし、
性格も興味も、あっちこっちに飛ぶ方だから、このままでしょうがないか。
読書は楽しいことが一番。と、自己弁護。
人里離れたところではなく、社会の実生活の中にあって、
いかに生きるかを考え実践することが、現代の「公案」。
そして、「運命」は「宿命」ではなく、
現在あることじたいが、すでにたくさんの偶然の結果なのだから、
これから先にも、無数の偶然がある。
つまり、あらかじめ決められているものではないから、
「自由意志」によって、「行い」によって、いくらでも変わっていく。
中村先生は、仏教のもつよいところを、
現代の等身大の姿として、いつもわかりやすく教えてくれる。
この本は、西洋哲学との比較もあったので、
私のように西洋も東洋も中途半端な人間には、
知識不足のために難しく感じるところもあったけれど、
落ち着いた文章だったので、とてもゆったりした気持ちになった。
また、私は昔から、阿弥陀仏の絵を見ると
キリスト教を思い出すことが多かったのだけど、
その共通する「救済」という側面を、わかりやすく整理してくれていた。
1ヶ月に1回はやってくる仏教熱。
このところ精神的にかなりネガティブなので、そろそろ何か経典を読んでみるとするか。
以前読んだ「華厳経」はよかった。
もっと体系的に学べばいいのだろうけど、どうも乱読。
もとより仏教哲学を考え抜くほど、頭のメモリもCPUもないし、
性格も興味も、あっちこっちに飛ぶ方だから、このままでしょうがないか。
読書は楽しいことが一番。と、自己弁護。