ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

Sacred Tibetan Chant

2009-03-13 23:49:53 | Weblog
CD、 Monks of Sherab Ling Monastery

チベット仏教の声明。
つまりチベット仏教のお坊さんがお経を唱えている声を収録したCD。

本気でお経を唱えている声は、本当に気持ちがいいと思う。
週に1~2回、寝る前に部屋を暗くしてこのCDを聴きながら、
呼吸を整え、座るようにしている。

当然、チベット語だかサンスクリット語だか、外国の言葉なので、
何を唱えているのか、意味はさっぱりわからないけれど、
聴いているうちに、目の前に何かのイメージが浮かんで来る。
それは、具体的な情景のときもあれば、すごく抽象的な何かのときもある。
きっと自分の心の投影なんだろうと思う。

以前は、調子が悪い時だけ座っていたのだけど、
2年くらい前からは、調子がいいときも座るようにしている。
そうしたら、少しずつだけど自分の心が見えて来た。

いい時も悪い時も、私の心をいちばん牛耳っているのは、執着による嫉妬。
「こうありたかった」という願いがかなえられないとき、
「こうあり得た」という現在と未来も同時に失っている。
そのことによる嫉妬は根深く、一時的に解消した気分になっても、
あるときふと、よみがえって来る。

私は超えられるのだろうか。超えたいなあ。