ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

英語のプレゼンはつらい

2009-03-22 22:05:51 | Weblog
日本人による英語のプレゼンは、話す方も聞く方も両方つらい。
ただでさえメリハリがないプレゼンが、英語での緊張によってよけい平坦になる。

でも、英語のプレゼンが下手な日本人は、なぜかマジメで誠実な「いい人」に見える。
一方、プレゼンが下手な白人は、頼りなくて不誠実に見える。
先入観って、こわい。

私は英語がダメだけれど、予備知識がある分野であれば、かろうじて聞き取れる、
というか、何となく何を話しているのかはわかる。
でも、日本語でも理解していないことを、まして英語で初めて聞いて理解するのは無理。

今日は、3社による最先端技術のプレゼンを聞くことがあった。
半分くらいかな、理解できたのは。

途中で英語にアンテナをあわせるのが辛くなって来て、ついつい空想に走ってしまった。
3社による、プレゼン。それはまるで、三国志。
さて、魏呉蜀それぞれの君主にこのプレゼンをさせたら、どうでしょう。

まず、一番魅力的なプレゼンをするのは、間違いなく曹操でしょう。
豊富な実験データ、論理的な展開と独創的な発想、そしてカリスマ的な語り。
居並ぶ聴衆が、話に引き込まれること間違いなし!
でも、少し展開に強引なところがあって、誰かがそこにツッコミを入れると、
ふいに機嫌が悪くなって、途中でプレゼンを切り上げてしまうかも。
ちょっとこわい。

次は、呉の孫権。
なんとなく自分ではプレゼンをせずに、周瑜や陸遜に任せるような気がする。
魯粛は、最新技術のプレゼンはかわいそうだから、孫権の横で一緒に話を聞く。
周瑜は、ビジュアル的にとてもいいだろうと思うけど、
こちらの理解が悪いと、露骨にバカにされるような気がする。
陸遜も同じで、バカは横目でちらりとにらむ。
内輪でやってて、と言いたくなるような気がする。

最後は蜀。
劉備は、なにげに権威主義だから、「うちのが本家本元」ばかりを強調されて、
聞いてるうちにしらけそう。
ここで諸葛亮が出て来たら、そりゃーバッチリ決まるだろうけど、あえて封印。

場がしらけたところで、関羽がフォローするものの、
マジメで誠実すぎるから魏や呉の技術も正直にほめてしまい、
聞いている方はそれぞれの人格にひかれるけど、プレゼンとしてはますます混乱。
しかも、大けがの治療をしながら平気でプレゼンをするものだから、
見ている方のなかに、失神者続出! 
張飛の場合は、酒の飲み過ぎで、そもそもプレゼンの時間に遅刻しそうだから、
こういった場合、あまり戦力にはならないだろう。

と、想像しているうちに、いつの間にか時間が過ぎていた。