湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

系譜

2007-11-11 23:44:23 | Weblog
こんばんは!

今日はちょっと時間があったので、
Pianoを何にも気にすることなく自由に存分に弾きました!


今日は気づいたらたくさんChoro(ショーロ)の曲を弾いていたよ。
Choroとはブラジルの音楽で、
SambaでもBossaNovaでもないブラジルの伝統音楽。
歌ではなく楽器中心の、
メロディや構成がちょっとクラシックみたいな感じの音楽。
(Choroの説明してると日記長くなりそうだから、
知りたい人は詳しく調べてみてね・笑)


おれは、ブラジルでEpoca de Ouro(エポカ・ヂ・オウロ)という、
Choroの最高峰の伝統グループの方々に最もお世話になった。
Epoca de OuroはChoroやSamabaなど
ブラジル音楽のまさに伝統を作ってきた人たちだ。

先日、そのEpoca de OuroのGuitaristであるCesar Fariaが亡くなった。
Cesar Fariaはホントに偉大なGuitaristであり、
Cesarの息子はあのPaulinho da Violaでもある。

おれが始めて会ったのは数年前で、
Cesarはもうすでにかなり高齢だったんだけどね。
Cesarが日本に来たときに、
一緒に演奏させてもらったり、一緒に食事したり…。

おれの音楽にはCesarや、
一番お世話になっているJorginho do Pandeiroをはじめ、
たくさんの、本当にたくさんの人の想いが詰まっていると思う。
特に、ブラジルから一番遠いこの日本の1ピアニストに、
ブラジルの音楽の歴史を作ってきた大御所たちが関ってくれているということ、
本当に幸せだと思う。

おこがましいかもしれないけど、
きっとCesarやJorginhoたちが一生懸命創りあげ、守ってきたもの、
その系譜を少なからず自分が受け継いでいると思うと、
本当に幸せだし、本当に熱くなるし、
もっともっと一生懸命この道を突き進んで行きたいと思う。


CesarやJorginhoはじめ、
ブラジルだけでなくて、
おれに関わってくれた全ての人たちの力で
今おれが演奏できていると思う。
それを感じると、本当に音楽をやれていることが幸せだし、
たくさんの人々、環境に感謝したい。


今日は、そんな気持ちでいっぱいで、自由にPianoを弾いてたよ。



Cesar、本当にありがとう!





Ryotaro



コメント (1)
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