早くも1週間ちょい経ってしまいましたが…5/29(土)は吉祥寺StringsにてピアノソロLIVE“独奏“でした♪
まだまだ落ち着かない状況の中、たくさんのみなさまのご来場、本当にありがとうございました！
とても嬉しかったです(^^)
遅くなりましたが、LIVEレビューいきます！
今回は新緑とこれからの雨の季節を感じながら、ピアノと向き合って、シンプルに今僕自身が奏でたい楽曲を選んでお贈りしました！
久しぶりのStringsでのピアノソロ独奏。
3月に企画していましたが、コロナ禍で延期になっての今回の開催となりました。
「藍の葉」からLIVEスタート！
一見雑草のような藍の草から、世界中の人が愛する藍染が生まれることに無限の可能性を感じて作曲した楽曲。
草木たちが躍動するイメージを心に、大切に奏でました♪
ジョビンの名曲「A Felicidade」。
曲の持つ秘めた想いと儚い幸せが、ピアノの一音一音とグルーヴで届くように。
いつ奏でても、切なく心に迫る楽曲です。
ジョビンのショーロ楽曲「Falando de Amor(愛の語らい)」。
美しいメロディに秘める愛を乗せた楽曲。
音を優しく置くように、綴りました♪
今年作曲した新楽曲「メストリ・ジョヴァンニ」。
この日のLIVEは、“航海“や“青“もコンセプトの一つだったのですが、まさにそんな楽曲^ ^
軽快なこの楽曲、ピアノソロでは初披露！
満月の夜を船が進む、神秘的な情景を描いた「銀色のしずく」。
船の進んだ跡が月光に照らされて光る。この船はどこへ向かうのだろう…。
Stringsの空間が客船の一室になったような感覚で奏でていました。
ジョビンとアロイジオ・ジ・オリヴェイラのなんとも儚い、美しい楽曲「Inutil Paisagem(無意味な風景)」。
“なぜ？
なぜ空はこんなにも広いのか
なぜ海はこんなにも大きいのか
無意味な風景だ
あなたはもう二度と来ないかもしれない
それなら生まれてきた花に何の意味があるのだろう？
一人で歩く道はどこにもない“
そんな風に歌う空虚な気持ちのこの楽曲、いや〜ジョビンもアロイジオも本当に天才だな〜。
余計なことをしたくない、本当にシンプルにシンプルに奏でたくなる楽曲。
音を空に置くように、奏でました♪
続いて「月の光満ちて」。
この日の数日前が皆既月食&スーパームーン(見えなかったけど！笑)でした。
月のエネルギーって不思議ですよね。
満月の夜にしか咲かない花、新月の夜に産卵する生物…。僕らも気づかないうちに、月の影響を受けてるんですよね^ ^
月に想いを馳せて、祈りを込めるようにお届けしました。
緊急事態宣言中ということもあり、この日は18:00〜19:30の長めの1ステージ！
ということで、ここで5分ほどの換気タイムを。
こういう時間にお客様とお話できるのも楽しいですね(^o^)
さぁ後半スタート！
「雨の日曜日」。
この日はピアノとの会話で、弱奏(小さく奏でる)がとても心地よくて、ピアノの鍵盤が鳴るか鳴らないかくらいのタッチの音色を楽しみながら奏でていました^ ^
この曲はまさにそんな部分がたくさん出たんじゃないかな〜(●´艸`)
「Chuva(雨)」は会心の演奏♪
同じく弱奏を楽しみながら、音数を減らして空間に音を置くように、淡く心地よい雨がポツポツと降るように、奏でました。
カルロス・リラの名曲「Influência do Jazz(ジャズの影響)」は、一転！かなりゴキゲンにお届けしましたψ(｀∇´)ψ
楽しかった！！
途中の部分は歌詞「アフロ・キューバンで複雑に」を踏まえて、モントゥーノっぽくしてみたり(笑)
アリ・バホーゾのサンバ・カンサォン(Samba Canção/サンバのバラード)の名曲「Pra Machucar Meu Coração(私の心は壊れてしまった)」。
「キミと別れて一年半。小鳥とギターと残酷な現実だけが残った。僕の心は壊れてしまった。でも、これでよかったんだ。人生は学校みたいなもの。生きていく術を身につけていかなければ、ね。」
美しいメロディと切ないけど前に進もうとする歌詞。
大好きな楽曲を、大切に奏でました♪
かつてStringsで初演した「兆」を、Stringsにて今回もお贈りしました。
“暗い闇からのぞく微かな光へ、手の先を伸ばして求める。
この光がプラスかマイナスなのかわからない。
でもこの微かな光へ向かって進んでいく“
そんな想いの楽曲。
この日の「兆」、我ながら良かったな〜！！
曲って成長していくんですよね。
演奏していくうちに僕だけではなく聴いてくださった方のものになり、一緒に奏でてくれた仲間のものになり、曲が花開いていく、というのかな。
「兆」、これからも大切に奏でいきたいと思います♪
近づく雨の季節に「紫陽花」。
“雨が戻ってくるのを待っていたように咲く紫陽花。雨はその紫陽花をもっとも美しく輝かせる。
雨と紫陽花の織りなすモザイクは梅雨を淡く優しく、神秘的な時を奏でていく。
…そして紫陽花は梅雨が終わるのと同時に花から色を消す。
また会うことを誓って。来年も、再来年も、ずっと…“
そんなイメージの楽曲を、この季節に奏でるのはやはり特別。
ピアノの音が空間に淡く溶けるように、奏でました。
あっという間のプログラムラスト楽曲は、もちろん「Ao Céu(空へ)」！
青く、広く、大きく広がる空へ、羽ばたくように♪
会場はみなさま手拍子！
嬉しいです＼(^o^)／
最後はコーラスで高らかに歌い上げて。
盛り上がった〜！！！
ありがたいアンコール！
この日最後にお届けしたのは「セピア・ホーザ」。
かつて地元平塚市のプロモーションCMの挿入曲にもなった楽曲です。
“薔薇は色褪せても輝きを失わない。心の中で、記憶の中で、いつまでも、永遠に、大切に、光り輝き続ける…“
まだまだ大変な状況が続きますが、その中でも失われず輝き続けるものがある。
その輝き続けるものをしっかり捉えて、大切にしていきたい。
そんな想いで奏でていました。
会場のみなさまの創ってくださる雰囲気がとても素晴らしく、会場にみなさまがいるのを忘れてしまうくらいピアノと一対一で戯れられて、ピアノに向き合って心の深いところから奏でられたように思います♪
音の一粒一粒が研ぎ澄まされて見えて、ピアノと戯れながら心から楽しんで奏でさせていただきました！
楽しかった〜＼(^o^)／
久しぶりの独奏でしたが、いや〜本当に会心なLIVEだったんじゃないかな〜♪
またぜひぜひ独奏やりたいと思います！！
Muito obrigado!!!!!!
次のリーダーLIVEは6/12(土)！
銀座の老舗LIVEレストランSwingにて、今井亮太郎〜Ryotaro Trio Groovin'〜♪
このTrioでは初Swing！！
幻想的な世界観が創り出されるこのTrioでのサウンド、ぜひぜひお聴き逃しなくデス！！
LIVEは17:00〜！
LIVE配信もございますよ〜♪
【2021.5.29 今井亮太郎〜独奏〜@Strings 演奏曲目】
♪藍の葉 - Folhas do Indigo - / Composed by Ryotaro Imai, 2009
♪A Felicidade - ア・フェリシダージ - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
♪Falando de Amor - 愛の語らい - / Written by Antônio Carlos Jobim
♪メストリ・ジョヴァンニ - Mestre Giovanni - / Composed by Ryotaro Imai, 2021
♪銀色のしずく - Gotas de Prata - / Composed by Ryotaro Imai, 2018
♪Inutil Paisagem - 無意味な風景 - / Words by Aloysio de Oliveira / Composed by Antônio Carlos Jobim
♪月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai, 2003
♪雨の日曜日 - Domingo com Chuva - / Composed by Ryotaro Imai, 2010
♪Chuva - 雨 - / Written by Durval Ferreira, Pedro Camargo
♪Influência do Jazz - ジャズの影響 - / Written by Carlos Lyra
♪Pra Machucar Meu Coração - 私の心は壊れてしまった - / Written by Ary Barroso
♪兆 - Sinais - / Composed by Ryotaro Imai, 2016
♪紫陽花 - Ajisai - / Composed by Ryotaro Imai, 2010
♪Ao Céu - 空へ - / Composed by Ryotaro Imai, 2003
En：
♪セピア・ホーザ - Sepia Rosa - / Composed by Ryotaro Imai, 2010
※お越しくださったみなさまから写真いただきました！素敵なお写真、ありがとうございます♪
