湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

最高の、宝物のような1日\(^o^)/そして、新たなスタート!今井亮太郎グループwith小野リサ@カルッツかわさきコンサート!

2020-11-09 19:30:00 | Ryotaro Imai LIVE Report♪
11月3日文化の日に、カルッツかわさきにて開催された【Bossa da Culttz〜リオデジャネイロ→川崎〜 今井亮太郎グループwith小野リサ〜】。
早くも1週間が経とうとしております!


2000名収容の大きなホールでの久しぶりのコンサート、大編成の今井亮太郎グループでの演奏、そしてBossaNovaの歌姫・小野リサさんとの初共演。

僕にとっても、大きなターニングポイントとなった今回のコンサート。
本当にたくさんのみなさまにお越しいただき、ソーシャルディスタンスを施した客席はいっぱいに!
おかげさまで、本当に素晴らしいコンサートとなりました!


あらためて、心から感謝を!
本当にありがとうございました\(^o^)/


コンサートレビュー、いきます!
(めちゃ長文御免!笑)










新型コロナウィルス感染症の感染拡大のために、5月から一度は延期となった本公演。

主催のカルッツかわさきの館長さんはじめ、このコンサートに関わる全てのスタッフの方々、素晴らしい仲間たち、小野リサさん…。
多くのみなさまが、「この状況の中だからこそ、このコンサートをなんとか開催して絶対に成功させよう!」という、とても強い情熱でご尽力くださり、晴れて11月3日を迎えることができました!

待ちに待った11月3日\(^o^)/
まず、開催できたことに、本当に心から感謝です!


↓カルッツかわさきの至るところにはもちろん、川崎市内のいろーんなところにポスターが!



フライヤーと当日のプログラム!
素敵なデザインです♪
デザイン関係や、チケット販売はじめ、このコンサートを開催するに当たって、本当にたくさんの方のお力が!
ありがたい( ˃ ⌑ ˂ഃ )






↓コンサート当日の昼食。
ローストビーフ&バーニャカウダのお弁当!
めちゃくちゃ美味しかった!!
きめ細かいところまでの心遣い、本当に感謝です♪




音響・照明スタッフ、舞台監督さん、調律師さんは、朝イチにホールに入って細かくセッティング。
こういう一つ一つの細かい作業があるから、僕たちがステージで輝ける。







僕らは午前中にホールに到着し、搬入&セッティング!
午後からサウンドチェックとリハーサルです!

久しぶりの大きなステージに、気持ちも高鳴ります♪
入念なサウンドチェック〜リハーサルでは、音はもちろん、照明をこうして欲しい!などのリクエストを出したり、細かい演出の確認をしたり。
とてもシビアに進むこの時間が、楽しいステージを生み出すのです^_^
尊い時間です!
やっぱり素晴らしい仲間たちのサウンドは、安心感がある! 

↓サウンドチェック、リハーサルの模様。











そして、リサさんが到着!
サウンドチェックのために弾き語りで何気なく奏でた「Samba de Verão(サマー・サンバ)」を、ステージで聴く贅沢(笑)







さぁ間もなくコンサートの幕が開きます!
ワクワク感と、ほどよい緊張感と!

ステージに上がった時に見た、会場のたくさんのみなさまの姿に、心から幸せを感じて♪
「限りなく青いブルー」からスタート!
僕のメジャーデビューアルバムのリード楽曲だったこの楽曲は、いつも新しい扉を開いてくれる^_^


Newアルバム『シネマ・ボッサ』にも収録した「男と女」。
この楽曲は、僕が少年の頃に聴いたBossaNovaコンピレーションアルバムの中で、往年のオルガン奏者ワルター・ワンダレイが奏でていて、これがカッコ良くてブラジル音楽が大好きになった楽曲。
ワンダレイを追って、オルガンで♪


AlexとFrancis SilvaのBatucadaから始まる「Batucada Surgiu」で一気にボルテージが高まる!会場は手拍子に包まれて!
オルガン、マリンバ亀井恵さん、サックス川満直哉さんのソロも盛り上がった\(^o^)/









MCを挟んで「BossaNovaメドレー」。
”Bossa da Culltz”ということで、限られた時間の中でBossaNovaの名曲もできるだけお届けしたい、と思ってアレンジしてみました^_^
「Samba de Uma Nota Só(ワンノート・サンバ)」では満島貴子さん&川満直哉さんのフルートアンサンブルが絶妙に!
続く「Manha de Carnaval(カーニバルの朝/黒いオルフェ)」はピアノでしっとりと。
そして「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」ではAlexのバニラVoiceが炸裂(^^)











続いて「O Morro Não Tem Vez(ファヴェーラにチャンスはない)」。
ゆるやかなテンポのBatucadaに澤田将弘さんのBassがメロディを歌い上げる。
そこから全員が入り、一気にクールに情熱的に。
「もしチャンスをもらったら、楽器を持って思い切りサンバを奏でる」
そんな生きる力にみなぎるこの楽曲を、カルッツでお届けしたかった!
ピアノのソロに続いて、Francisのクールなスキャットソロ!
そしてFrancisがテーマを歌い上げる♪







『シネマ・ボッサ』より、ニュー・シネマ・パラダイス「愛のテーマ」。
オルガンソロのルバートから、BossaNovaのリズムに。
エンニオ・モリコーネを偲んで。




ピアノで奏でた「月の光満ちて」は、心の底から祈りを込めて。
この状況が一日でも早く収束して、また新たな幸せを不安なく楽しめるように。
フルート満島貴子さんのソロ、そして、ウッドペース澤田将弘さんのソロもオシャレだった!









あっと言う間に、1st stageラスト!
「青い瞳のアドリアーナ」。
ハモンドオルガンの音色が今井亮太郎グループの奏でるグルーヴに乗って、ホール全体に響き渡る。
間奏部のギター外園健彦さんのソロも雰囲気を盛り立てる。
研ぎ澄まされた雰囲気の中、ボルテージは高まり、いつの間にか手拍子に!
コーラスがホールに響き渡る様は、本当に幸せで心地よかった!








大きな拍手とともに1st stage終了!




この日は2ndステージの衣装で身につけた、今井亮太郎オリジナルグッズ“ピアノ柄のサスペンダー”はじめ、各種サスペンダーを販売したのですが、休憩までにピアノ柄サスペンダーは完売!!
CDもたくさんの方にご購入いただきました(o^^o)






後半スタート!!

2nd stageは、BossaNovaの名曲「Chega de Saudade(想いあふれて)」から。
この曲からBossaNovaは始まったと言っても過言ではない楽曲。
この日からまた新たな物語がスタートするように!

「雨の日曜日」は、ピアノソロから。
照明が僕とスタンウェイだけに当たり、ラストコーラスのサビまで、深く、大切に、奏でる。
心の奥底からの音色がホールに響き渡るように。
ラストコーラスのサビで一気に照明が明るくなり、バンド全てが入り、奏でる。
張り詰めた想いが弾けるように。







MCを挟んで、『シネマ・ボッサ』収録の「ひまわり」。
情熱的なSambaにアレンジされた「ひまわり」は、「何があっても生きていく」というメッセージを込めたもの。
力強く花が咲き、最後は打楽器だけのBatucadaでフィナーレに。







”指輪は誓いや継承を象徴するもの。
しかし長い年月をかけた時間こそ、
本当の誓いや継承を表す。
時こそ永遠のアクセサリー”
という思いを込めた、ショーロ楽曲「時の指輪」。
ハモンド・オルガンとマリンバ、フルート、サックスのアンサンブルが心地よかった♪






ここで、この日のビッグゲスト!BossaNova界のスーパースター小野リサさん登場\(^o^)/
僕がリサさんの紹介をしてステージに呼び込むのが、なんだか不思議な感覚(笑)
リサさん、本当にありがとうございます!!





リサさんはかつて、敬愛するワルター・ワンダレイと一緒に奏でていたんだよね♪
リサさん、そしてワンダレイ。
尊敬するアーティストを、時を越えて同時に感じることができる、本当に幸せで素晴らしい機会。
「ワンダレイのあの短いイントロが本当にカッコいいのよね!」というリサさんの一言から、「ですよね!せっかくだからやりましょう!」と選曲した「Samba de Verão(サマー・サンバ)」。
ワンダレイの「Samba de Verão」も、リサさんの「Samba de Verão」も、本当にたくさん聴いたから、リサさんとの初共演の曲がこの曲というのは不思議で、でも必然なような気がした。
ラストコーラスの、リサさんとFrancisのデュエットも素敵だった♪







続いて、ブラジルのシンガーソングライターDavid Silvahのかわいい楽曲「Canção da Pretinha」。
とっても素敵な演奏だったでしょ!!!
ラテンボッサテイストなこの楽曲。最後はみんなでコーラスになり♪
楽しかったー\(^o^)/
数年前にリサさんとDavid Silvahはブルー・ノートで共演したのだけど、MCの中でDavid Silvahの来日の際のエピソードも聞けて(●´艸`)







そして、大名曲「Mas Que Nada」!
いや〜めっちゃ盛り上がりました!!!
リサさんの美しく素晴らしい歌、そしてスターとしてのオーラ、本当にさすが!!
僕らももちろん一緒にコーラス♪
会場は手拍子の嵐に、マスクしつつもついつい「Oba!!」と口ずさんでしまったり( ´艸`)
まさに会場が一体となって、最高の時間でした!!






素晴らしい時間はあっという間!!
いよいよコンサートラスト楽曲♪

今井亮太郎LIVEといえばラストはもちろん「Ao Céu(空へ)」!

思えば、23歳の時に初めてブラジルに渡り、あまりに大きな空と、大地と、大西洋と。そして、ゴキゲンで生きる力みなぎる人々と。
そんなブラジルを感じて、この国の音楽を奏でたら背中に羽が生えて、どこまでも飛んでいける!
そう思って作曲したのがこの曲だ。

たくさんの人に出会い、支えられて、こんな素晴らしい機会をいただけて、大切な仲間と、素晴らしいスタッフと、最高のお客様の前で奏でることができて、心から幸せだ。
まだまだ大変な状況だけど、ここを乗り越えたらみんなきっと大きな青空へ飛び立てる!そう願いを込めて、思い切り奏でた!
手拍子に包まれて、本当に楽しく幸せな時間だった!!











鳴り止まぬアンコールの拍手!


小野リサさんももちろん登場!

この日最後に奏でたのはブラジルの古い楽曲「As Pastorinhas(羊飼い)」。
マルシャ・ハンショ(Marcha Rancho/田舎のマーチ)」というリズムで、LIVEの最後に奏でてみんなで歌って踊る、そんな楽曲だ。
ゆるやかなマルシャ・ハンショのリズムの上で、やわらかく歌うリサさんの歌声は本当に心地よく、いつまででも奏でていられるような感覚だった。
奏でている僕たちも、お客様も、スタッフのみなさまも、会場にいる全ての人が一体となって、手拍子にコーラス!
やっぱりこれなんですよね!
ここにしかない時間。空間。熱。
最高のボルテージ。
奏でていて、本当に感動的で幸せな時間だった!







素晴らしい一夜は、大盛況のもと、幕を閉じました!!





この一日は、これからの今井亮太郎にとって、本当に大きな、大切な一日になっていくと思う。

小野リサさん、素晴らしい仲間たち、今井亮太郎スタッフのみなさま、カルッツかわさきのスタッフのみなさま、今回のコンサートに携わる全てのみなさま、
そして、会場に足を運んでくださったみなさま、会場には来られなくてもずっと応援してくださっているみなさま。
どの人が1人欠けても成り立たない、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。
掛け替えのない、宝物の一日です!


すべてのみなさまへ、心から感謝!!
Muito obrigado!!!!!!\(^o^)/


そして、この日が新たなスタート!!
これからもますますがんばって、さらなる楽しい音楽をお届けしていきますよ〜!!
ぜひご期待くださいませ♪







【11.3 Bossa da Culttz〜リオデジャネイロ→川崎〜 今井亮太郎グループwith小野リサ〜@カルッツかわさき ホール 演奏曲目】

〈1st stage〉
#1. 限りなく青いブルー - Mais Que Azul - / Composed by Ryotaro Imai
#2. 男と女 - Un Homme et une Femme - / Words by Pierre Barouh / Composed by Francis Lai 
#3. バトゥカーダ・スルジウ - Batucada Surgiu - / Written by Marcos Valle, Paulo Valle
#4. BossaNova Medley
・ワンノート・サンバ - Samba de Uma Nota Só - / Words by Newton Mendonça / Composed by Antônio Carlos Jobim
・カーニバルの朝(黒いオルフェ) - Manha de Carnaval -   / Words by Antônio Maria / Composed by Luiz Bonfa
・イパネマの娘 - Garota de Ipanema - / Written by Vinícius de Moraes, Antônio Carlos Jobim
#5.ファヴェーラにチャンスはない - O Morro Não Tem Vez - / Words by  Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
#6. 愛のテーマ(ニュー・シネマ・パラダイス) - Tema d'Amore - / Composed by Ennio Morricone, Andrea Morricone 
#7. 月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai
#8. 青い瞳のアドリアーナ - Adriana - / Composed by Ryotaro Imai

〈2nd stage〉
#1. 想いあふれて - Chega de Saudade - /
 Words by  Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
#2. 雨の日曜日 - Domingo com Chuva - / Composed by Ryotaro Imai
#3. ひまわり - Sun Flower - / Composed by Henry Mancini
#4. 時の指輪 - Tempo, O Verdadeiro Anel - / Composed by Ryotaro Imai
#5. サマー・サンバ - Samba de Verão - / Written by Marcos Valle, Paulo Valle / with Lisa Ono
#6. コラサォン・ダ・プレチーニャ - Canção da Pretinha - / Written by David Silvah / with Lisa Ono
#7.マシュ・ケ・ナダ - Mas Que Nada - / Written by Jorge Ben / with Lisa Ono
#8. Ao Céu - 空へ - / Composed by Ryotaro Imai

En:
#1. 羊飼い - As Pastorinhas - / Written by Noel Rosa / with Lisa Ono

〈メンバー〉
今井亮太郎(Piano/Organ)
満島貴子(Flute)
川満直哉(Flute/Sax)
亀井恵(Marimba)
外園健彦(Guitar)
澤田将弘(Bass)
”Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
ゲスト * 小野リサ(Vocal/Guitar)


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