ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

初めての札幌

2014年09月13日 | おでかけ

 先週仕事で初めて北海道へ行った時の話。

 どういうところから見つけてきた仕事なのか、なんと人生で初めて北海道へ行くチャンスがやってきた。

しかも一泊二日の仕事は夜通しの夜間作業。

泊といいながらホテルへもいけず、観光のチャンスは、翌朝6時に札幌ドームの近くにある、とあるビルでの徹夜の仕事から解放された後、帰りの飛行機が出発する18時までの限られた時間のみ。

同僚と二人だけ、どういう訳かお互いどこへ行きたいという観光地をまったく調べておらず、いきなりさあ、どこへ行こうか?という状態に。

 そして仕事はなんとか無事終了。

まあそうは言いながらも、昨日から寝てないのでどこかでちょっと休もうということになり、すぐ近くにある「つきさむ温泉」へ、一緒に作業した北海道支店の方に車で送ってもらう。

眠い中ありがとうございました。

 この温泉が凄いのは朝6時からやってること。

なんという偶然、こんな時間にオープンしてる、しかも温泉がこんな近くにあるなんて。

少し朦朧としてる状態だったけど、ちょうどいい湯加減の温泉の湯は、なんとも極楽。

たぶん体に何かが効いてる感の独特の湯ざわりは、周りの男どもの見たくもないものを見せられるストレスを緩和してくれる。

男らしさをアピールしているつもりなのか知らないが、私はマナーとしてタオルで前を隠して欲しい派である(笑)

程よく茹で上がった後、リラックスルームで仮眠する。

1時間ほどうつらうつらとした後、シートに横になりながらスマフォで観光スポットを探してみる。

せっかく北海道まで来て、どこか一つでもいいので有名な場所へ行きたいと思い探してると、日帰りの観光バスツアーがいくつかあるのを発見。

一日コースとして「白い恋人パークと場外市場コース」と「大倉山&羊ヶ丘展望台コース」があったが、男二人で白い恋人はないなと思い後者のコースへ行こうと決める。

出発時間はJR札幌駅前8時50分かあ、と時計を見ると既に8時を少し回っていた。

慌ててまだ寝てるだろう同僚へ電話をし、急いで外へ出る。

さあ、とりあえずJR札幌駅行のバス停を探そう。

 道すがらバスツアーの話をしながら歩いている途中、何気に信号機に「羊ヶ丘」という銘板が目に入る。

???。

これから行こうとしてるバスツアーの場所も羊ヶ丘だったよなあ・・・。

これがいけなかった。

やっぱり頭が回ってなかったんだろう、同じ羊ヶ丘だから近くなんじゃないかという結論になり、このまま歩いて行こうということに決定してしまう。

地図アプリで調べるが、距離がよくわからず、近い近い!なんていいながら歩くことなんと約1時間。

10時半ごろにふらふらになってやっと料金所入り口に到着。

車がどんどん追い越して中に入って行くのをしり目に、受付の女性に歩いて入ってもお金かかるんですよねえ、なんて言いながら最後のスロープの坂はあとどれくらいありますかと聞くと、800mぐらいですとやさしく教えてくれる。

その間も車がどんどん二人を追い越していく。

やっぱ北海道に来たら歩かないとなあ、なんて笑いながらひたすら展望台を目指す。

まず最初にやることは、駅へ向かうバスの時刻を確認すること。

もう一歩たりとも歩きたくない。

時刻表を見ると、驚くことに1時間に1本しかなく、しかも次の発車時刻が今から15分後だった。

慌ててクラーク像をスマフォで写し、とりあえず行ったぞという証拠を確保できたので、次はやっぱりビールである。

焼きトウモロコシを片手に缶ビールを飲む。

ぷはあ~、運動した後のビールは最高だねえ(^^)

今この記事を書きながら、どれくらい歩いたんだろうかと計測してみると、約4km歩いてた。

随分歩いてたんだなあ(笑)

 いい気分でバスに乗り込むと、車内には自分たち二人だけ。

一番後ろの席、両側の窓際に分かれて座り、すぐに襲ってきた睡魔に引き込まれ意識を失う。

しばらくして隣からかなりの圧力を掛けられて目を覚ますと、車内は超満員に。

自分たちの席の間にもおばさんが3人も入り込んでいてギュウギュウになっていた。

目が覚めたついでに、駅前の昼飯を検索してみる。

 札幌ラーメンを探していると、駅前のビルのエスタ10Fに札幌ら~めん共和国なる、人気のラーメン店が集まる一画があることを発見。

その中でも8月のら~めん王に選ばれた「らーめん吉山商店」を目指すことに。

 10Fにやってくると、観光客と思しきおのぼりさんたちが入口にすでに10人ほど並んでいる。

開店が11時なのであと5分ほど待たないといけない。

そして開店。

店の中に走りこんでいくおのぼりさんたちの後を追って、自分たちも思わず早足になる。

一画に8店舗のラーメン店が入っており、みんな同じ場所に行くんだと思い込んでいたが、いい具合にばらけて、吉山商店も余裕で着席できた。注文はもちろんら~めん王に選ばれた「焙煎ごまみそらーめん」だ。

私はおいしそうなものを頼むとき、すぐに誰かに教えたくなるので、まずカメラに撮ってやろうと思うんだけど、いつも食べている途中にそのことを思い出して、ほとんど来てすぐのものを撮ったことがない。

もちろん今回もすっかり忘れてしまった。

まずスープを一口。

「うっまあ~」。

こいつぁいけねえ~、いけねえよお~。

ちょっと今まで食べたことがない旨さだった。

ゴマの香ばしさに、普通のみそとは全然違う甘みと深みのある絶妙のスープ。

こんなにうまいラーメンがあるんだねえ、最高。

 店を出ると既に12時を回っていた。

ラーメンが旨すぎて満足してしまったのか、もう新千歳空港へいってゆっくりしようということに。

まあここまでで結構くたびれてしまってたこともあるが、空港内になんと温泉があることが判明していたため。

 空港に入ると、来たときはすぐに外に出てしまったので気が付かなかったが、とにかくその広さに驚いてしまった。

ふらふらと徘徊し、気が付けば展望デッキにでて、飛行機の発着陸をぼお~と見てた。

そして本日2回目の温泉に向かう(^^)

朝と全く同じ行動を繰り返し、お決まりのリラックスルームへ。

天井のエアコンの吹き出し口の真下の席に横になり、ゆっくりと眠りにつく。

程よい冷気が火照った体に心地よく、完璧に寝ていたところに、あり得ないほどの大きさで静寂をやぶるいびきで目が覚めてしまう。

時計を見ると15時30分。

18時までまだ時間はあるが、このいびきをずっと聞かされるのは堪らないので、仕方なく外へ出ることに。

 人ごみの中、フロアいっぱいにいくつも並ぶお土産屋さんを見て回る。

そこらじゅうに目に入る「白い恋人」という文字。

たぶんこの超有名なお菓子、食べたことない人はほとんどいないだろうに、なぜに北海道まで来てまたこのお菓子を買っちゃうのかなあ。

まあ余計なお世話なんだろうけど、自分は絶対に買わないぞと心の中で誓う。

じゃあ何を買えばいいのか・・・。

歩きながら新千歳空港・お土産・ランキングなんて検索していると目の前に15人ほどの行列を発見。

店の前にある看板に、シルシルミシルサンデーの北海道お土産スイーツ1位「焼きたてチーズタルト」という文字が。

さっそく最後尾に並ぶと、すぐに年配のおやじ3人が私のさらに後ろに並んできた。

既に大きな紙袋にぎっしりとお土産を買いこんだ3人のおやじ達が口々に、「あたしゃあ並ぶのなんか大嫌いなんじゃ」とか「並ぶやつの気がしれん」とか言ってる。

一番後ろに並んでるあなたたちがそれを言う、なんて思ってたら、なにを思ったのか、並んでいる自分たちのすぐ横の棚に積んであるクッキーの箱を手当たり次第にかごに入れだす。

この行列がチーズタルトでできているのが全く分かってない様子。

焼きたてということでちょっと待たされたが、やっとレジの前に到着。

少し前の外人の男性が、おいしそうにソフトクリームを注文して食べていたので、同じようにチーズタルトと一緒に濃厚ソフトクリームを注文する。

すぐ後ろに並ぶおやじ達の番が来たので、さすがに目の前でチーズタルトを焼いているので気が付くだろうと思ったが、そのままクッキーを5箱ぐらいづつ買っていった。

並んでいる間に教えてあげようかとも思ったが、まあいっか、お疲れ様。

その後もいくつかお店を回りいろいろと買ってしまいかなりの出費に。

まあいっか。

 やっと搭乗時間がやってくる。

北海道へは岡山から1日一往復しか便がないので、帰りも満員だった。

隣の席に座った赤ちゃんを抱えた若いお父さんに、ちょっとやばい予感がしたが、赤ちゃんは離陸時のGにも全然平気でぐずることもなく、他のいくつかの席で泣き叫ぶ赤ちゃんの声も気にせず、しばらくすると眠っていた。

そしてすぐに自分も眠りについていた。

 北海道感はほとんどなかったけど、なんか楽しい旅行・・・、いやいや出張だったなあ。


ガンダム、お台場に立つ!

2009年07月25日 | おでかけ


 以前からお台場に実物大のガンダムが建つという話は知っていて、あれを見に行ける人はうらやましいなあ、なんて思っていたところ、先週この絶妙のタイミングで東京に研修が入り、なんとガンダムに会うことができたのだ。

18時に研修が終わり、急いで地下鉄に乗り込み驚くほどスムーズに乗り継ぎ、お台場に着いた時はまだ明るかった。

ただお台場についてどこへ向かうのか分からなかったけど、それらしい流れに乗って付いていくと、潮風公園へ無事到着。

そしていよいよ目の前に想像以上に大きなガンダムが神々しく立つ姿を見て、思わず「おお~、すげえェ」とつぶやく。

ここまで完璧に造られているとは、感動だね。

子供連れやらアベックやら、同じ匂いのするサラリーマンやらを掻き分け掻き分け、夢中で携帯のカメラのシャッターを切り続け、ガンダムを一周する。

携帯の画面を覗き込むたびに、「この角度この角度!」なんて、心の中ではしゃぎまくる。

そのうち日も暮れて辺りが暗くなると、場内に音楽が流れ始め、ライトアップされたガンダムが動き出す。

ってまあ顔が左右に動くだけなんだけど(笑)

胸とか足元から蒸気が吹き出し、最後ガンダムの顔が空を見上げると、場内からいっせいに拍手が巻き起こる。

いやあ~、良かった~(^^)

見終わった後早々に駅へと向かっていく途中、なにげに若い女性の声が聞こえてきた。

「なんかサラリーマンとか、超多くねえ~」


尾道へ「尾道ラーメン」を食べに行く・・・

2008年05月06日 | おでかけ

 尾道といえば、昔は大林宣彦監督の尾道三部作とか映画のロケ地っていうイメージだったけど、今はもう尾道ラーメンが一番有名なんじゃないかな。

例外に漏れず私もGW最後の休み、ドライブがてらにちょっと尾道ラーメンでもと出かけたんだけど、わちゃあ~、目指していたお店に長蛇の列が(^^;)。

天気も良くて、日に当たってると汗ばむような中、日傘なんぞさしてる人やら、そのほとんどが身なりからしてすぐに観光客とわかるんだけど、中にはお店の前で写真をとってる人もちらほら。

それでも近くにもう二つ尾道ラーメンのお店があると思い、そっちの方へ移動するもまたまた行列が出来上がっている。

12時過ぎという一番多い時間帯じゃ仕方ないということで、ちょっとお腹でも減らしておこうと、歩いて千光寺へ行くことに。

ここでもまた予想外に超満員となったロープウェーに乗って山頂へ。

外の景色が見えなくなるほど、詰め込まなくてもいいんじゃないの、ガイドさん(^^;)

まあ頂上に上がったから何があるというわけでもないところなんだけど、ロープウェイを降りてすぐのところにある展望台にあがってみる。

そこには見事な360°のパナラマが広がっており、ありったけの開放感を味わう。

映画でも良く出てくる尾道水道と、その奥に横たわる見渡す限りの瀬戸の島々の綺麗なこと。

あまりの気持ちよさに、しばらく手すりにもたれながら、心地よい風に吹かれて黄昏る(まあ映画『めがね』の黄昏には遠く及ばないが・・・)。

   そして次に千光寺に行ったんだけど、入り口にまったく違う方向に階段が伸びており、そこに62年振りに鎖で石鎚山へ登れるようになったみたいな看板を発見。

どうにも気になったので行ってみると、なんと3メートルぐらいの大岩から鎖がぶら下っており、その横に鎖修行の文字の看板が。

ええ~、先が見えないのでこれであとどれくらい登るんだろうと一瞬ひるんでしまったけど、せっかくなのでやってみることに。

ただ私のすぐ前に2組の30代ぐらいのカップルが、あまりに必死で登ってる姿を見てさらにひるむ。

鎖には丁度足が入るぐらいの大きなワッカが等間隔で付いてて、そこに足を入れて登れる用になってるんだけど、なかなか登ってくれないので、すぐ後ろでずう~っと待つ羽目に。

まあその苦戦してる様を見てるのも結構見ものだったんだけどねえ(笑)。

そしていよいよ私の番がやってきたんだけど、拍子抜けするぐらい簡単に登れた。

あとで千光寺のHPを見たんだけど、物凄いちっさい女の子が登ってる写真が載ってた(笑)。

そして次の鎖、次の鎖と3回ほど登るともうそこが頂上で、展望台でみた景色とさして変わらないパノラマが広がる。

あっ、もう終わり?

鎖の度に5分程待たされる羽目になったけど、意外なアトラクションに結構得した気分になれた(^^)

帰りは「文学のこみち」をソフトクリームをなめながらブラブラと下っていく。

 額に浮かぶ汗をふきふき、もういい感じで行列も減ってるんじゃないことお店に行ってみると、そこには最初に見たときとほとんど変わらない長蛇の列が。

しかたない、ここはもう並ぶしかないと最後尾へ。

この分じゃ1時間は掛かるかなと思いながらしばらくは耐えていたが、ラーメンのくせになぜかいっこうに列が減る気配もなく、たかがラーメンにこのクソ暑い日差しの中で並ぶかあ~、なんて気持ちがフツフツと沸いてくる。

はるばるこの尾道ラーメンのためにやってきたんだけど、5分位は並んでたのかな、撤収である(笑)。

昼食は普通に高速のSAで定食を食べる。

そう、どこにでもある定食。

これであっけなくこのドライブは終了である。

さあ、あしたから仕事!いってみますか(^^)


久しぶりの大阪

2006年10月21日 | おでかけ

059_1  昨日やっと一週間の大阪出張から帰り、今日は久しぶりにこうして書き込みしてる。

いやあ~、とにかく大変だったのだ。

今回は仕事っていうんじゃなくて、『CCNA』というシスコ社の技術者認定の資格取得のための研修だったのだ。

勉強だよ勉強!!

これがかなりハードな研修で、月曜からみっちり授業があったんだけど、最後の金曜日にそのままこの試験を受けてしまって終わりというもの。

おまけにこの『CCNA』の試験方法がしびれるのなんの^^;。

問題はPCで出題され、画面で答えを選んだり、シュミレーションでコマンドを打ち込んだりして答えていくというもので、最後終了と同時に合否の結果が速攻で出るというものなのだ。

このラスト問題の次へのボタンを押すときの緊張感が半端じゃない!(笑)

この試験は3年前にも受けたんだけど、あろうことかこの『CCNA』は3年しか有効期間がなくて更新しないとそのまま資格が失効してしまう。

そして今回3年ぶりにまた受験することになってしまったのだ。

結果は今回もなんとか合格したんだけど、第一問目からシュミレーション問題が出題され、いやあ~~、しびれたね~^^;。

そして今回もめいっぱいだったこの試練が、これからも3年ごとにやってくるかと思うと・・・ぞっとするね(笑)

058_4    せっかく大阪に1週間もいて、研修場とホテルを往復した以外は、一切外出なし。

ホテルに戻ってもひたすら勉強。

唯一大阪にいったことを実感したのは、お土産で買って帰った“あんプリン”を、今日しみじみと味わったときだけだった・・・。

いつも大阪に行ったら必ず買って帰るのだ^^。

しかも大抵我慢できずに家に着いたらすぐに食べてしまうんだけど、昨日はもう気が抜けてしまい冷蔵庫へ入れて、そのまま食べずじまい。

今日食べた冷え冷えの“あんプリン”の旨かったこと^^。

冷やすとこんなに美味しかったんだと、初めて知った(笑)

なにはともあれ、これで月曜日は胸を張って出勤できるってもんだよ、はっはっはっは!


かずら橋へ

2005年08月16日 | おでかけ

  今回は久し振りに映画じゃない話を書いてみよう。

先週の金曜日なんだけど、盆休みに突入してすぐで久し振りに遠くまでドライブに行こうと思い、前から気になっていた徳島県のかずら橋に行くことに。

その日は朝から快晴、絶好のドライブ日和だよ。まあ2時間もあれば着くだろう(前に高速で高知まで1時間ぐらいで行けてたから)と思っていたのが甘かった。

いや~何という山奥にあるんでしょう、かずら橋!

坂出からひたすら国道32号線を行けば行けそうだったので、簡単だと思ってたとたん、坂出のICを降りて速攻で迷子に(笑)

ほんとナビ付けときゃよかったなんて後の祭り。

ICの出口が反対みたいだったらしく、もう一度近くまで戻ってやり直し。

やっと国道32号線に合流、ッホ。

1時間ほど走ってると早くも徳島県に突入。

そのとたんだんだん山の中というか、谷間に入って行き、道路も谷間の斜面に張り付くようにくねくねが続く。

いや~、凄いところに道路がついてるよ~、この道路相当お金がかかってるよ~。

どこまでも続くくねくね道。

人の力って凄いね、こんなところに道作っちゃうんだから、なんて感心してると「かずら橋へ」という看板を発見。

なんとあと60kmという表示。

そしてそろそろ走り出して3時間が過ぎようとした時、やっと国道からかずら橋方面のわき道に入る。

もう少しだなんて思ってたらさらに道は山奥に入っていく。

来る前は道路が狭いんじゃないかと思ってたけど、最後まで大きな道路だったけど、まさしく秘境かのようなこんな山奥にあるとは、かずら橋おそるべし!

ちょっと手前の無料駐車場に入れて200mぐらい歩くと、もう橋が見えてきた。

やれやれたくさん並んでるよ、ははは。通行料500円を払い、いざかずら橋に足をかける。

おいおい、足場の木が隙間だらけで下が見えてるよ。

ギシッ、ギシッ

隙間が思ったより広くて、足が入んないように慎重に踏み出す。

なんだかひどく揺れているので、またお調子者が揺らしてると思い、「おいおい~」とか何とかいいながら周りを見ると、だれも揺らしていない。

多分橋を渡ってる人たちの微妙な震えが合わさって揺れているんだろうと分析。

早く渡ってしまいたい気持ちと、500円も払ってもうちょっとゆっくり渡ろうとういう気持ち。

結局橋にかかるカズラを持たないで、真ん中を手放しで歩くのが危なっかしかったので、橋の両端でしがみつく人たちに合わせてゆっくり渡ることに。

かなりのスリルを味わうことができ、まあ遠かったけど来て良かったかな。

ここで時刻は2時を過ぎていたので、昼食に。

せっかくなので讃岐うどんを食べることに。

また長い山道を坂出まで戻ることになる。

すっごい旨い讃岐うどん屋があると人から聞いてたので、食べるお店は決まっていた。

琴平駅から東方面に4km程入った所へある元祖しょうゆうどん「小縣家」。

この店はすぐに発見できた。

結構大きなお店で、駐車場も広い。

中に入るといかにも観光客っぽい集団で埋まっている。

それでもタイミングよく一つの集団が出て行ったので、すぐに席に着くことができた。

メニューにはてんぷらうどんだとか肉うどんだとかあるけど、注文するのはもちろんしょうゆうどん。

注文後店員の女性がすぐに大きな大根一本とおろし金を持ってきた。

豪快だね。

うどんもすぐにやって来た。

汁は一切入ってなく、麺だけでその上に半分に切ったスダチだけがちょこんと乗ったなんともシンプルなもの。

そのどんぶりの中に、さっきすった大根に、テーブルに置いてあるしょうがとねぎを加え、しょうゆをさっとかけて出来上がり。

いやあ~、旨かったねえ。

大根の苦味とうどんの甘みが喉に心地良いったら・・・。

もちろんお土産にうどんとしょうゆを買う。

ちょっとまだ帰るにはもったいなかったので、寄り道してサンメッセ香川で開催されていた天野喜孝展を見に行くことに。

1枚200万円もする絵もあり~の、驚きながらも売りつけようとよってくる女性をかわし~の、あわただしく観て回る。

私のTシャツにジーパンのこの格好で、買いにきた客か冷やかしか分かって欲しいもんだねえ、まったく。

帰りの車の中で、行きがけは気が付かなかったけど道路脇に”うどん”という文字の看板のなんと多いことか。

そこらじゅううどんだらけなのだ(笑)

ほとんど車に乗ってた気もしないではないけど、まあまあのドライブだったね。