シリーズ最終章 待ちに待った高田郁の『天の梯 みをつくし料理帖』をやっと読む。
前巻の「美雪晴れ」から待つこと約半年。
ちょっと長かったです。
その間ちょいちょい忘れちゃうし、せっかく上がったテンションも随分下がっちゃったのが残念です。
やっぱりこういう何巻も出版されるものは、全巻リリースされてから一気に読んだ方がいいかも。
ファン納得の、こうなって欲しいというすべての願いが叶えられた大満足の大団円でした。
シリーズの前半では何度も通勤電車の中で泣かされてしまったけど、途中からやはりマンネリになってしまい、ちょっと心配だったけど、最後はやはり涙させてもらいました。
偶然なんだけど、クライマックスの澪と野江の再会のシーンで、iPodから森山直太郎の「風唄」が流れてきて、おもいっきしシンクロしてしまい電車の中で涙ツ~だった。
読み終わった後も、いろんな場面が次々によみがえってきて、しばらくセンチメンタルな余韻に身をゆだね、素敵な本に出会えたという幸せに包まれていた。
登場人物のすべてが、自分のこと以上に人のことを想う、その心根の美しさがたまらなく愛おしく、埃にかぶれた心が洗濯板でごしごしと手洗いされたような清々しさが、早くも懐かしい。
完結したんだけど、さっそく続きを読みたくなっている。
あとがきでそれぞれの人物のその後を書く予定があると、作者がほのめかされていたので、もう待ち遠しいんだなあ。
この読み終わった興奮をそのままに、ファンの誰もがやってしまう楽しみの一つ、TVシリーズ化されたときに、誰をキャスティングするかを考える、脳内キャスティングを私もやってみた。
ちょっと前に、驚きの「みをつくし料理帖」が突然TV放送された時のメインキャストが
澪・・・北川景子
あさひ太夫・・・貫地谷しほり
小松原・・・松岡昌宏
永田源斉・・・平岡祐太
見事にイメージとかけ離れていたので、オンエアは見てない。
誰が考えてもあなん意地悪そうで気が強そうな(あくまでも私のイメージです・・・)北川景子の澪はあり得ない。
TOKIOの松岡が小松原にいたっては、ジャニーズよいい加減にしろ!だよ。
そして次が私が考えたキャスティング
澪・・・吉高由里子
あさひ太夫・・・比嘉愛未
小松原・・・内野聖陽
永田源斉・・・妻夫木 聡
芳・・・黒木瞳
種市・・・笹野高史
りう・・・樹木希林
美緒・・・北川景子
又次・・・江口洋介
清右衛門・・・古田新太
柳吾・・・近藤正臣
楽しい・・・、楽しすぎる(^^;)
いつかちゃんとしたイメージを崩さないキャスティングで、映画化・TV化されることを願ってる。