ガンマ手術治療から1年半後のMRI検査を2週間後に控えたこのタイミングで、昨日の晩に突然耳の聞こえ方に違和感を感じる。
治療した右側の方だけ、急に耳の中に何か詰めたようにこもった音が聞こえだし、左の正常な音と一緒になって妙~な音に聞こえ慌てる。
聞こえてる方の耳を塞いで、TVの音を聞くとものすごく小さな音になり微かに聞こえてる状態に。
最初に聴神経腫瘍の診察に行ったとき、先生が耳の横で指をこすり聞こえてるかどうかの判断をしていたのを思いだし、すぐに右の耳の横で親指と人差し指をこすってみると全然聞こえず、同じように左の耳でやるとしっかり”シュッ、シュッ”と聞こえたので愕然とする。
「これはやばい!」
もうすっかりへこんでしまい早々に寝ちゃいました。
ひょっとして朝になったらすっかり治ってるかもという期待を乗せながら。
途中夜中の2時頃に目が覚めたので、すぐに右側の耳の横で指をこすってみたが何も聞こえない。
「ほんとにやばいかも!」
朝5時に起き、さっそくネットで「耳が詰まったように聞こえない」と検索してみる。
驚いたことに耳のつまりを解消するという、耳鼻科の医師たちの動画がたくさんでてくる。
”わらにもすがる思い”で動画で紹介される、難聴に効くというツボを押さえたり、耳を引っ張ったりしてみたがまったく効果なし。
「これはやっぱり病院に行くしかない!」
先生から聴力に異常があればすぐに病院に来てくださいと言われていたので、今日朝一で病院へ行った。
一応事前に電話で症状と先生から異常があればという話をすると、「それではすぐ来てください」と診察の予約をあっさりと受付てもらえる。
ここから診察状況を書いていきます。
病院へ着くとすぐに聴力検査を受けました。
ヘッドホンを付け、片方の耳の音を流すので聞こえたら手に握っているボタンを押すいつもの検査だったけど、今日は正常な左側に”ザーッ”ていうノイズを流しさらに右側に検査用の音を流すという、初めての検査をされます。
思いのほか右側もいろいろの周波数の音が聞こえたので、「あれっ」という感じになり、検査終了後に担当の方に「やっぱり悪くなってますか?」と効くと、「私からは答えられないので、先生から聞いてください」と言われました。
そして約半年ぶりに担当の先生とご対面です(^^)
先生は聴力検査のグラフを見て開口一番こう言います。
「もっと悪いと心配してたけど、これならまだいいです」
自分もパソコンの画面に映る右側と左側の検査結果を見ると、正常な左側に比べて低い音は500Hzまではほぼ同じ状態で、それより高い周波数は右側がガクンと下がっているグラフでした。
自分ははっきりと悪くなっている状態にがっくりきていたんだけど、先生は低音から高音まで全体的に落ちていないのでほっとしたようで、こう言います。
「たぶんこれは腫瘍がまだ大きくなっているということで起きた症状だと思います」
続けて
「治療を施した患者の半分は半年ぐらいで小さくなるんですけど、こういうケースもあります」
なんだか前回聞いた話とちょっと違っていた感じだったので私はこう言います。
「このまま大きくなってもういっかい手術とかになるんですか?」
「それはないです。どうしてももう一回と言われれば考えますが」
と即答される。
あっ、ちょっと笑わせにきてるなと感じたので、
「今朝YouTubeで耳のツボを押しまくったんですが、これはそのまま続けてもだいじょうぶでしょうか?」
というと、これも即答です。
「私の口からは何も言えません、ただ彼らは人を呼ぶためにやってるだけでしょ」
そしていきなり
「私も動画出してるんですよ」
と言われ、さらに
「本も書いててAmazonで2冊ぐらい在庫があります」
と嬉しそうに教えてくれました。
これは帰ってから調べたんですが、Amazonで本当にありました!!
在庫は3冊あったので、次の検査で伝えようかと考えてます。
もちろん買いませんけど(^^;)
代わりに東野圭吾の「クスノキの番人」を買っちゃいました(^^;)
まあそんな話はおいといて、先生は薬を出します言われました。
・ステロイド薬
・胃薬
・ビタミンB12
・血流をよくする薬
これを2週間飲むことになりました。
帰ってすぐ昼食と夕食の後2回服用すると、なんと耳の詰まった感が少し和らぎ、試しに指をこすってみると音がもう聞こえるようになっていました。
ちょっとほっとしたけど、まだまだ心配は尽きません。
聞こえにくくなる三日前ぐらいから、とにかく右側の耳鳴りがずっと大きくなっていて、ちょっと聞こえるようになったけど耳鳴りは相変わらずキーンと大きく鳴ってます。
2週間後すぐにMRIの検査があります。
腫瘍が酷いことになってなきゃいいなあ。