昨日、20日ぶりにさっちゃんの面会へ行って来ました。
今回はさっちゃんの弟のT男さんが一緒です。
念のために1階待合室に30分前集合とはしているのですが、僕は15分前に到着。
病院の玄関を入ると、すぐそこにT男さんがいました。
電車等の連絡がうまくいって、予定の1時間前には着いていたんだそうです。
いつもの窓口に行って、「さっちゃんの夫ですが、3時から面会予約しています」と言うと、
「じゃあ、病棟へ行ってください」と言われました。
「手続きの用紙に記入しなくてもいいのですか?」と聞くと「4月から変更になったので」と言われました。
「先月もここでその用紙に記入したのになぁ」と内心思いましたけれど、どうでもいいことなので、そのままエレベーターの人に。
病棟のナースステーションで別の用紙に記入しました。
T男さんは5人兄弟姉妹の中では唯一の男性です。
さっちゃんにとっても強く印象付けられている弟さんだと思います。
さっちゃんの反応が楽しみでもありました。
▲15:04。さっちゃんはT男さんをしっかりと見つめています。見つめる目に力がこもっているような感じがします。きっと、弟のT男さんだと分かっている、僕にはそう感じられました。
でも、T男さんはシャイな方ですから、あまりさっちゃんに語り続けるようなことがありません。
妹さん達の方が喋りかけ続けるのは得意ですよね。
そのせいかどうかは分かりませんが、昨日のさっちゃんは全然言葉を発しませんでした。
今後を見てみないと分かりませんが、言葉を発する機能が衰えつつあるとしたら悲しいですね。
▲15:05。比較的多く、昨日は目を開けてくれました。目には意志の力がこもっているように見えるのは、僕の贔屓目でしょうか?
昨日はリハビリ担当の方からの月に1回の説明がありました。
前回、僕の方から端座位についてお願いをしました。
「可能なら車椅子への移乗が出来ればと思うので、端座位のトレーニングもしてもらえませんか」とお願いしたのです。
それで、端座位をしてみたんだそうです。
でも、数分もすると、足が黒ずんでくるのだそうですね。
血液が足の下方に溜まってしまうみたいなのです。
脹脛や太股の筋肉がほとんど無くなってしまいましたから、血液を体の上方へ運ぶことが困難になってしまっているようなんですね。
脚の筋肉が第2の心臓だと言われていることは知っていましたけれど、これほどまでに大きな影響があるのですね。
体を起こすと低血圧の心配も生ずるのは理解できます。
ですから、胃瘻での経管栄養補給の際はどの程度体を起こしているのかも聞いてみました。
リハビリ担当の方ですから、詳細には知らないのかもしれませんが、「10~20度程度起こしているんだと思います」とのこと。
日常的に上体をさほど起こすことがないと、端座位も辛いのかもしれませんね。
今回の書類の中では、さっちゃんの最近の体重は21.9kgとなっていました。
1ヶ月前よりも0.3kg減りました。
脂肪や筋肉がなくなり、身体を形成しているあらゆる構成体も縮小していっているんでしょうね。
逆説的ですが、こんなさっちゃんを見るたびに、僕はさっちゃんの生命力の強さを感じます。
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2月のバレンタインデーに自宅へ戻って来たさっちゃんとは、2週間だけ自宅で一緒に過ごしました。
ショートステイ中に誤嚥による肺炎を発症し、入院。
それから、5ヶ月近くが経過しました。
2月の時と同じようには自宅介護できるようになるのだろうか? と不安感があります。
そのあたりの相談をそろそろ進めておかなければと考えたりしています。