さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

旅の途中、大阪駅でさっちゃんがはぐれて行方不明に!

2017-12-26 22:18:33 | 今日のビックリ
お、お、お、お、お、驚いたって
慌てようたって
とにかく、どうしようもない!

目の前からさっちゃんが消えちまった!

大阪駅の5番ホーム、「△11」印の場所で待っておくようにさっちゃんに告げ、僕は朝食を買いに行きました。
それが、9:20。
9:26に戻ってくると、さっちゃんがいない! 
そこに置いていた僕のザックもろとも!

あ~あ! やっちゃった!
僕にはすぐ分かりました。
9:24発の快速網干行に乗っちゃったんだ!
悔やんでももう遅いんです!
その列車が入って来ること、それには乗らないこと、僕たちが乗るのは9:30発の新快速なこと。
ちゃんと言っとけばよかった!

僕はすぐに行動開始!
まずは周辺の確認。
いません。

近くにJRの方がおられましたから、その方に話しました。
彼はすぐに別の列車に乗るらしく、駅の改札で相談するよう教えてくれました。

さっそく東口の改札口で優しそうな女性職員に相談。
僕の妻は認知症で、十中八九9:24の網干行に乗っていると告げます。
その電車を調べてほしいと要求するんですが、
「それは出来ません」の一点張り。
車掌さんは車掌室を離れられないんだとか。
え~~え? そんなことないんじゃないの? と思いつつ、それ以上要求できない僕。
「駅員さんに調べてもらえないんですか?」とも聞きましたが、
「電車を停めて調べることになっちゃいますが」と。
本当はそうしてもらいたいくらいですが、あまりにも大ごとのようで・・・・

各駅への情報伝達も10時になってから、などと悠長なことを言ってます。
とりあえず、大阪駅での構内放送で呼び出しをかけてもらいました。
でも、絶対に大阪駅にいるはずはありませんよね。
万が一いても、放送内容に反応してくれるとも思えません。

あの電車で終点の網干まで行って、そこで保護されればいいですが、
切符を持ってないさっちゃんが強引に駅の外に出てしまうことだってあるでしょうし、
東京方面へ帰っちゃうことだってあるかもしれません。
今晩予約してある広島県呉市のホテルには泊まれなくて、僕ひとり大阪市のどこかで泊まる可能性も考え始めてました。
それだって、遅くになってでも、さっちゃんが見つかればいいんですけどね。

10時少し前には、すべてのJR西日本の駅への連絡(迷子の捜索連絡のようなものでしょうか)をしてくださいました。

更にいろいろと出来る範囲でしていただいて、10:23過ぎ、
「尼崎駅で該当者がいるようですよ」と。
実にほっとした気分、というか
思いがけず幸運に見舞われたというか
嬉しくてたまらない気分でした。

10:30発の新快速で大阪駅を出て、次の駅が尼崎。
すぐに到着。

教えてもらっていた東口へ行くと、さっちゃんがいました!
僕のザックも足元にありました。

さっちゃんに近づき、頭を抱きかかえてあげました。
言葉もありません。
さっちゃん、ちょっと涙ぐんでます!
さっちゃんの不安や恐怖はいかほどだったでしょう!

あ~あ! 良かった! 良かった!

さっちゃんに聞くと、尼崎駅ですぐに降りて、そのホームで待ってたらしいんです。
なかなか会えないんで、自分で判断して、改札に来たんだとか。

まあ、いろいろと突っ込みどころ満載のさっちゃんの大阪と尼崎での判断ですが、
さっちゃんとしては百点満点の結果だったと思います。
誉めてやりました。

1、2時間たって、もっと詳しく聞こうとしたんですが、
もう、詳細は忘れてしまったようですね。
僕も詳しく聞くのは諦めました。
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