さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

うたた寝から目覚めると、さっちゃんが「家に帰る」と準備してました

2019-04-25 10:15:26 | 幻影? 妄想?
さっちゃんはいつも帰宅するたびに「他の人はまだ帰ってないの?」とよく聞きます。
さっちゃんと僕以外にも同居家族がいるはずと思っているのです。

同様によく「家へ帰る」とも言います。
自分が帰るべき家がどこかにあるはずと思ってるようです。

それらは幼いころの記憶なんでしょうか?
母親との記憶がそう思わせてるんでしょうか?

「さっちゃんと僕と二人だけだよ。僕と二人だけじゃあ嫌なの?」
「さっちゃんの家はここだよ」と、僕は繰り返し言います。
僕と離れたくない気持ちは強いみたいですが、
他にも家族がいるような、本当の家がどこかにあるような気分は消えないみたいですね。

   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

昨日は言語リハビリの日。
僕は何故か毎回とても疲れて帰って来ます。
帰宅して、お昼ご飯を済ませると、僕は布団の上で横になりました。
さっちゃんはそうしなかったみたいです。

僕はちょっとうたた寝したようです。
あまり時間は経っていませんが、目覚めると、さっちゃんの様子が変。
先ほどの服装の上から、毛糸のチョッキを着ています。
裸足だったのに靴下もはいています。
ズボンも別のを穿いています。
そして、ザックを背負ってます。

僕は反射的に玄関へ向かって、とりあえずチェーンをかけました。
最近のさっちゃんではチェーンを外せないはずだからです。
さっちゃん「家へ帰る」と言います。
ブツブツと内容は分かりませんが、
ここにいても仕方ないから自分の家に帰るんだ、とか言ってるんでしょうか?
玄関へ向かって、靴を履こうとしています。
僕も玄関へ行き、「僕と一緒にいて」と言いました。
こんな時、どう言えばいいんでしょうね?

反抗するかもとも思いましたが、素直に戻って来てくれました。
「さっちゃんも一緒に寝よう」と、布団の中に導いて、二人で横になりました。

そして、再び目覚めたのは夕方の6時過ぎ。
あまりお腹も空いていなかったので、
夕食は冷凍グラタンと昨晩の残りのお味噌汁とポテトチップス。
一昨日買った箱ワインも少しだけ飲みました。

さっちゃんは2、3時間前に起きた出来事なんてすっかり忘れています。
普段通りのさっちゃんです。

寝る前には今年初めてシャワーだけでの入浴をしてみました。
先に寝たさっちゃんはこの日の晩も3度も4度も起きて来て、僕に早く寝るよう促すんです。
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