さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。さっちゃん手拍子、僕なみだ。それで終わらず、事件も・・・・

2019-01-18 23:04:46 | 映画
昨年から観たい観たいと思っていた『ボヘミアン・ラプソディ』。
やっと今日、観ることが出来ました。

さっちゃんは字幕を追うことが出来ませんから、こんなふうに伝えます。
「2時間以上映画館に閉じ込められるか、家でひとり留守番するかどっちがいい?」と。
もちろん、映画の内容も分かる範囲で説明した上でですが。
まあ、ほとんど理解してないでしょうがね。
さっちゃんの答えは「一緒に行く」。

午後2時過ぎに家を出て、歩いて40分ほど、映画館へ行きます。
最初の心配はトイレのこと。
2時間以上、大丈夫かなぁ?
映画館のトイレの前で「行く? としつこく聞きましたが、「ない」と。
僕は行きましたけど。

映画が始まって中盤過ぎ、もうひとつの心配事が的中!
何やら僕に話しかけてきます。
トイレではなさそう。
歌唱が流れることの多かった前半に比べ、中盤から終盤にかけては人間ドラマ中心。
字幕を読むことのできないさっちゃんにとっては退屈な時間。
僕だって銀幕に集中してますから、さっちゃんの話し掛けにあまり応じたくはありません。

ラストの長い歌唱のクライマックス、ライヴ・エイドの場面になりました。
クイーンの名曲が連続します。
僕は涙が溢れ出てきます。
さっちゃんは手拍子をしたり、曲が終わると拍手をしたりしています。
そんなさっちゃんの様子を見て、僕はさらに号泣。

もちろん、映画館で号泣はしませんでしたが、周りに観客がいなければ確実に号泣してたでしょう。

僕にとってはもちろんですが、さっちゃんにも感動できる映画だったようです。
よかった、よかった。

暗い中、家路につきましたが、その最後の最後に思いもかけない事件が・・・・
家の近くのコンビニに寄ったんですが、その直前で
「トイレに行く?」と聞きました。
どうやら行きたいみたいなので、連れて行きます。
トイレに入る直前、僕も一緒に入った方がよさそうと思ったので、二人で入りました。
さっちゃん、入ると突然、けっこう慌ててます。
ズボンを下げ、ズボン下を下げ、パンツは僕が下げてあげました。
上がってた便座は僕が下げてあげてましたから、そこへ座るとばかり思っていたら、
いきなり、僕の足元に腰を下ろすじゃあないですか!
僕と便器の間、僕の目の真下ですでにシャーッ! と液体がけっこう大量に流れ出ています。
もう止めようはありません。

後始末は僕の仕事。
まずは、さっちゃんの何故だか少し濡れてしまったパンツを拭いてあげて、トレペを当ててあげます。
ズボン下を上げ、ズボンを上げ、トイレの隅に立たせます。
トレペでトイレの床を何度も何度も拭きました。
便器にトレペが詰まってしまうんじゃないかと心配して、途中一回水を流しました。

途中、さっちゃんが自分でも何かしようとするので、
出す手を僕がピシッとはねます。
言葉で言っても理解しないので、
何度も何度もさっちゃんの出す手をピシッとはねます。
内心で「御免ね」と思いながら、手を出されるとかえって面倒なので・・・・
便器の中の濡れたトレペを掴もうとしたりするんですもん。

この程度のことはさほど大変ではありません。
さっちゃんの方がショックが大きいでしょうね。
でも、すぐに忘れてしまいますけどね。

帰宅して、すぐにお風呂に入りました。
昨日作ったおでんを温めて、今晩はそれだけ。

今晩も歯磨きではひと悶着。
寝巻きには着替えてもらえませんでした。
悔しい僕は壁や柱に八つ当たり。
襖も大きな音を立てて閉めてしまいます。
3度も4度も。
反省。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早朝から午後まで、病院で4... | トップ | さっちゃんが僕を外に連れ出... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事