週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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友人からのメール

2012-05-31 00:23:53 | ひとりごと

久々に、大学時代の友人からメールがきました。

お寺に嫁いで、今は2歳の子供がいる彼女。
近況報告の文面には、フィギュアスケートを習い始めたとありました。
…子供じゃなくて彼女が、です。(笑)

その前にきたメールでは、僧侶になったから頭がツルツルで寒いと
あったのを思い出しました。

メールのたびに、想像を超えた進化を遂げる彼女に、「常識」とか「普通」とか、無難な固定概念で身を守っている自分に気づかされます。

スケートを習い始めた理由が「跳びたいの! 跳んでみたいと思わない!?」というシンプルさが新鮮です。
それでも私は、「すでに君の人生がぶっ飛んでるから、これ以上飛ばなくていい」と返しました。

誰も彼もが進化しなくていいし、停滞にまどろむことを望む人間が、彼女に何かを気づかせることもあるだろう思ったから。

理解することも、寄り添うことも、決してできない思考の持ち主ですが、そんな友人のメールを心待ちにしている自分は、きっと理解し合えないギャップを楽しんでいるのでしょう。

普段は理解し合えないことを嘆くばかりですが、理解し合えないからこそ面白いこともあるのでしょうね。

ちなみに、去年の傑作メールは、「輪番停電で夜が暗いからミラーボールを買った」というのがありました。

彼女との埋めようのないギャップが、停滞を好む私には何より心地よく感じます。