いよいよ明日、神奈川組連続研修会が最乗寺で開かれます。
最乗寺の連絡先・所在地・交通手段などは、以前に書きましたので、そちらをご参照下さい。
→ http://blog.goo.ne.jp/saijoji/e/fe9b93e56108ec6951c429d67e47d0ac
タクシーではなく徒歩を希望される方は、東急東横線の綱島駅から出ている東急バス71系統・四ッ家経由「勝田折返所」行きが便利と思われます。
土曜でも1時間に3本~5本出ており、終点なので乗り越す心配がありません。
また、綱島駅からは47系統・48系統の道中坂下経由の「勝田折返所」行きも出ています。
こちらは1時間に2本~3本ですが、市営地下鉄グリーンラインの高田駅にも止まります。
どちらもバスの所要時間は25分程(※ 道中坂下経由は勝田橋辺りで渋滞の恐れ有)と長めですが、バス停からは徒歩3分程度で最乗寺に着きます。
東横線沿線の方で、日吉から市営地下鉄に乗換えを考えられている方は、綱島駅からのバスのご利用をオススメします。
綱島駅を発車するバスの時刻表
→ http://www.tokyubus.co.jp/top/jikoku/jikoku_01.html
では参加される皆さま、どうぞお気をつけてお越しくださいませ。
ドラマなどでお葬式のシーンやお仏壇が出てくると、ついつい注目してしまいます。
何宗か、どんなお経か、どんな法名(戒名)か、目を凝らし耳を澄まして画面に食い入ってしまうのは、きっと私だけではないはずです。(笑)
けれど最近では、それがテレビだけに限らなくなってきました。
それは本屋さんでのこと。
本屋さんに行けば、もちろん仏教に関する本が多く置かれています。
でも、そのほとんどが【宗教・仏教】のカテゴリに分けられた棚にあるものです。
私も、仏教の本とはそういうものだと思ってここまできたのですが、その概念はもうすでに過去のものと認識を改める時期にきたことを感じました。
なぜなら、お坊さんの絵が表紙となった漫画が、少年・少女・青年漫画の売り場で普通に平積みされるようになってきたからです。
『さんすくみ』 (絹田村子)
『読経しちゃうぞ』 (絹田村子)
『坊主DAYS』 (杜康潤)
『お慕い申し上げます』 (朔ユキ蔵)
どれも黒衣を来た現代のお坊さんが主役で、思わず手に取って裏表紙にあるあらすじを食い入るように読んでしまいました。
20年くらい前までの仏教の漫画といったら、手塚治虫の『ブッダ』しか思い浮かべることができないくらいのインパクトと完成度が他を圧倒していました。
しかし、おいそれと手が出せない雰囲気もあります。
ところが、その敷居の高さを思いっきり下げてくれたのが、以前紹介したこともある『聖☆おにいさん』(中村光)。
もちろん、それまでにも仏教やお坊さんに関する漫画はいろいろありましたが、ここまで身近に感じるものではありませんでした。(あくまで主観)
そして、最近の新たな傾向として、この現代を生きる若い「お坊さん」を主役に据えることで、この時代特有の事情や苦悩に加え、仏教の教義的要素が色濃く含まれた漫画が出てきたように思います。
例外として、お寺生まれの三姉妹の葛藤と思春期を描いた『寺ガール』(水沢めぐみ)も人気のようです。
私も全部は読んでいないのでオススメの漫画を紹介することはできませんが、なんとなく時代の流れを感じられて、それだけで楽しくなりました。
最乗寺と中原街道の間にあった工場が取り壊されことで、その向こうにあった消防庁の訓練施設が山門からよく見えるようになりました。
この訓練施設がある場所には、もともと勝田消防署が建っていました。
小さい頃に入っていた町内会の子供会では、冬の火の用心の集合場所に勝田消防署の体育館が使われていました。
外に出るまでの間、消防隊のお兄さんたちが遊んでくれたことを思い出します。
けれど数年前、都筑消防署との合併と中原街道拡張計画に伴い、勝田消防署は取り壊されることに…。
ただ、もともとあったレスキュー隊の訓練用の施設だけは残すことになったようです。
雨の日も風の日も、炎天下の日も氷点下の日も、毎日毎日訓練の声が境内にまで響いてきます。
自分のいのちだけでも重くて重くて。
自分が生きるだけでもいっぱいいっぱいで。
そんな私の広げた両手で掴めるのは、せいぜい家族の片手くらいで。
それが普通なんだと納得することで、責任逃れをしようとしている私がいて。
でも、それでも、助けるための努力を惜しまない人たちの声を毎日聞き続けていると。
命を救うということに見合うだけの終わりなき鍛錬の光景を見続けていると。
私が責任逃れをしようとしている、いのちの重みを実感せずにはいられません。
取り壊された工場の跡地には、何棟かの住宅が建つそうです。
それが完成すれば、また訓練施設は見えなくなるでしょう。
見えなくなっても、いのちの重さを教えてくれる声は聞こえてくるはず。
その声に耳を傾け続けられる私でいたい…、そう思いました。
『よりそいホットライン』という24時間応対の電話相談(0120-279-338)があります。
これは【社会的包括サポートセンター】(http://279338.jp/)による活動で、お金や仕事がなくなるなどといった社会的リスクによって、社会から切り離されてしまう社会的排除をされがちな人々を支援する事業の一環として行われているものです。
電話をかけると相談内容によって5つの窓口に分かれ、それぞれの専門の相談員が直接応対してくれます。
� 生活や暮らしに関する相談
� 外国語による相談 (7ヶ国語対応)
� 性暴力・DVなどの女性の相談
� 性別や同性愛に関わるご相談
� 死にたいほどつらい気持ちを聞いて欲しい
昨年の10月に東日本大震災の被災地である仙台で、1回線だけではじめたホットラインが、3月11日に国の補助によって全国で受け付けるにまでなったそうです。
仕事の悩みからお金の悩み、法律・行政などの手続きに関する悩み、原発の悩みなど、内容によっては弁護士などの専門家と連携をとって、一緒にどうしたらいいかを考えてくれるホットラインです。
通話料は無料。
�の窓口には浄土真宗本願寺派の僧侶も応対しています。
ひとりで悩まれている方は、ぜひご利用下さい。
0120-279-338
小さい子供にはありがちのことですが、龍くんも「自分のもの」と「人のもの」の区別がまだできないようです。
お友達が遊んでいるオモチャを横取りしようとしているのを見て、私がひとまず制止の声をかけると、龍くんはとても心外そうな顔をします。
そして「龍くんのだもの」と言って、人のものでも所有権を主張します。
【オレのものはオレのもの お前のものもオレのもの】
何でも自分のものにしてしまう龍くんは、まるでドラえもんに出てくるジャイアンのようだと常々思っていました。
ところが最近、このジャイアンの有名なセリフは、のび太を困らせるいじめっ子のセリフではなかったことを知りました。
このセリフは、小学校に入学したばかりの頃ののび太が落し物をしてしまい、それを一緒になって探し始めたジャイアンが言った言葉だというのです。
友達である【お前のもの】は【オレのもの】と同じくらい大切なんだ。
だから探すのは当然のことなんだという、ジャイアンの伝わりにくい優しさが、このセリフから感じるようになりました。
今はまだまだオレ様の龍くんですが、いろんな人と出会い、いろんな経験をしていくことで、いろんなことを学びながら、いろんな関わり方があることを知って行くことでしょう。
でも今は、自他の区別がつかないからこそ、龍くんには「ジャイアンのようであれ」と思います。
自分のものを大切にする、その先にある大切なことを当然のように言って行動に移したジャイアン。
そのジャイアンの伝わりづらい優しさこそが、誰の心にも、私の心にも欠けていたことに気づかせてくれた有り難いセリフになりました。
ただ、そういう言葉が自然に出るような人間に育つ環境に龍くんがいなければ、ジャイアンにはなりませんよね…、こりゃ責任重大だ(汗)