ここ一週間ほど、数年ぶりに風邪をひいて(幸いにしてコロナでもインフルでもなかった)体調不良でありました
悪化することもないんですが、治るのも遅いというのは、やはり年齢に関係がありそうです・・・。
さて、私にとって古伊万里の大師匠であるDr.kさんが、小木先生の代表的な著作である「新集成 伊万里」を入手されたようなので
ウチにある小木先生の書籍を2冊ばかり紹介したいと思います。
「伊万里の変遷」
昭和63年に刊行された図録で、定価は一万円ですが、ワタシが入手したのは10年ほど前で、2千円くらいだったでしょうか
図録というよりは研究本としての性格が強いようで、昭和の終わりごろの伊万里研究の状況が伝わってきます。
続いては、「伊万里 誕生と展開」です
こちらは平成10年の刊行で、定価は「伊万里の変遷」と同様に一万円です
(もちろん中古本で安く入手しました)
こちらは「新集成伊万里」ほどの豪華さはないものの、カラーで掲載されているページが多く
伊万里の優品図録としても十分に楽しめるように思います。
さて、ワタシが初めて購入した伊万里の書籍はなにかというと、↓の双葉社から刊行された「古伊万里」というMookでした。
この書籍は1999年の刊行で、刊行されてすぐに八重洲ブックセンターで購入しました
当時は毎月のように東京へ出張に行っており、新幹線の待ち時間で八重洲ブックセンターへ走り、目ぼしい伊万里の書籍はないかと探したものでした。
図録では飽き足らなくなり、戸栗美術館を訪ねたのは翌2000年のことだったように記憶しています。
でも、コロナでもなくインフルエンザでもなくてよかったですね(^_^)
私も、双葉社から刊行された「古伊万里」という本は持っていませんが、小木先生関連の書籍の「伊万里の変遷」と「伊万里 誕生と展開」は持っています。
しかも、「伊万里の変遷」と「伊万里 誕生と展開」は、刊行されてすぐ、書店に注文して取り寄せて読んでいます。
そんなこともあり、「新集成 伊万里」も「伊万里の変遷」と「伊万里 誕生と展開」と似た内容だろうから、わざわざ2万円も出して買わなくてもとも思い、ついつい買いそびれたわけですね(~_~;)
でも、酒田の人さんのブログ記事を読んで、今なら中古品なら安く買えることを知り、念願叶って手に入れることができました(^_^)
これから、ゆっくり読み、忘れかけている古伊万里の知識を思い起こし、整理していきたいと思っています(^-^*)
お身体大変でしたね。ご回復してなによりです。(^^)
私は丁度購入した伊万里の変還届いたところでした!
当時地方の本屋さんってなかなか専門書なかったですよね!?私も手にしたのは1000円から2000円の雑誌的なものを少しだけ買った記憶があります。あとは図書館にも借りに行きましたが、本格的なものはなかなかお目にかかることはなかったです。もっとも定価ではとても買えなかったですが、、、
今は本当に手に入れ易くなりましたよね。
この値段でいいの!?って思います。
ブログ拝読してなんかとても懐かしい気持ちになりました。
専門書とは言え、当時でも1万円は結構なお値段ですよね~
ワタシの場合、初期に購入したのはせいぜい2~3000円の書籍でした。
「別冊太陽」などはよく買いました。
今ならネットで注文できますし、中古本も安く買えますから
そういった意味では良い時代なったのかも知れません。
とは言え、あの八重洲ブックセンターで伊万里の書籍を探した時のときめきは
もう味わえないのも確かでしょうか。
このところ、伊万里本に話題が集中していますね。
小木先生の本は定番中の定番、写真と時代考証が優れているので伊万里蒐集のバイブルですね。
私がずっと気になっていたのは、双葉社mookの「古伊万里」です。著者の松浦潤という人、あまり古陶磁関係の雑誌や書籍に登場しないので、どんな人かわかりません。しかし、彼の視点はとても面白いと思います。小木先生がどんどん学術の方へ進んでいくのに対して、松浦氏は、われわれコレクターの延長線上で伊万里焼を解説してくれるのでとても参考になりました。同じシリーズの「瀬戸・美濃・京焼」や学研「焼物の真贋鑑定」も書いています。
しっかり読んでこなかった本がどっさりたまっています。
これを機にもう一度見直し、私も参入を考えてみます。後出しBook(^.^)
確かに研究者ではなくコレクターの視点で書かれているので
判りやすく見ていて楽しいという印象はありますよね。
同じ松浦潤氏の著作で双葉社から出ている「真贋・考」という本も持っていますが、これも面白い書籍でした。