おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

アルド・チッコリーニ ピアノリサイタル

2011年09月28日 | Weblog
この秋、再びピアノ界の巨匠、アルド・チッコリーニの演奏会が墨田トリフォニーホールで行われます。

プログラムは……

第1夜:協奏曲
日 付2011年10月27日(木)
時 間19:00開演(18:30開場)
出 演アルド・チッコリーニ[ピアノ]
トーマス・カルブ[指揮]
新日本フィルハーモニー交響楽団[管弦楽]
曲 目モーツァルト/ ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 .

第2夜:リサイタル
日 付2011年10月31日(月)
時 間19:00開演(18:30開場)
出 演アルド・チッコリーニ[ピアノ]
曲 目クレメンティ/ピアノ・ソナタ ト短調 作品34-2
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
リスト/「神前の踊りと終幕の二重唱」S.436~ヴェルディ/歌劇《アイーダ》による
リスト/「イゾルデの愛の死」S.447~ワーグナー/楽劇《トリスタンとイゾルデ》による
リスト/「眠りから覚めた御子への賛歌」~《詩的で宗教的な調べ》S.173 第6曲
リスト/「パレストリーナによるミゼレーレ」~《詩的で宗教的な調べ》S.173 第8曲
リスト/「祈り」~《詩的で宗教的な調べ》S.173 第1曲 ..

墨田トリフォニーホールのこちらのページからライブ録音を聴くことができます。

今年、86歳になられるチッコリーニ。
ホロヴィッツやリヒテルが過去の芸術家になってしまった今日、最後の巨匠ともいわれる彼の演奏は、これぞ本物のピアニスト!一度、演奏会に出向いた方は、度肝を抜かれることまちがいなし!
ともかく……簡単な言葉で形容するのが難しいほど、素晴らしい。言うなれば~一見、お手本のように理路整然と演奏されているにもかかわらず、非常に音楽的で、音色が美しい。その上、レパートリーの幅が広すぎて、1回のコンサートでたとえば、モーツァルトのピアノソナタを5,6曲というプログラムがある(それだけでも、モーツァルトは非常に神経を使うので大変だと思うが…)と、そのアンコールにファリャやショパンなど10曲以上……次から次へ……そのたびにホール全体が地鳴りかと思われるほどの拍手。まさに、フランス料理のフルコースを堪能したと思ったら、デザートになんとイタリアンのこれまたフルコースが出てきちゃった!(例えがイマイチかな…?でも、それくらい、満足をはるかに超えてお徳すぎということで~)
そして、その上、全て完成されていて、ちょっとした音の曇り1つない………
まぁ、初めてチッコリーニの演奏を生で聴いて以来、機会あるごとに是非とも聴いておかなくては…と思わせるピアニストだ。
ともかく一言で言うと「信じられない!」「凄い!」「素晴らしい!」

まだ、若干、席はあるようですので、ぜひ、皆さま、ぜひぜひぜひぜひ……
行って下さい!!!
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チャリティコンサート、どうもありがとうございました!!!!!

2011年09月20日 | Weblog
昨日、終わりました!!!!!!!!!!!!!
このマークは、なんでしょう…
そう、コンサートが終わっただけでなく、無事に日本赤十字社にみなさんのお金を送ることができて、そしてジャスラックに申請する書類を作成して、それからお礼のメールや手紙を書いて………全てがようやく、終わりました~
そして、なんと、こんなにたくさんの義援金をお送りすることができたのです!!!
凄いです!!!昨日、コンサート会場で聴いたお客様の歌声よりびっくりしました(なぜか、「荒城の月」は、大島先生のソロの予定でしたが、あの難しい歌を、会場の皆さまが歌詞を見ずに2番まで歌われたのには、本当に驚いてしまいました)

あの地震、津波の映像、大切に飼われていたペットが置き去りにされている光景、がれきに囲まれて呆然とする方々……
いまだにあの時のニュースが目に焼きついて離れません。自分はちっぽけな存在と思っていたけど、本当に困っている人々がいるにもかかわらず、なんにもすることができないなんて…胸が苦しかった…
調律のNさんは、すぐにも現地に向かい、さまざまなお手伝いをされた。私は、本当に何もできないのか…
自問自答した結果、もしかしたら何かできるかもしれない。と思い、まず、一番身近なフルートの浦里さん、それから旧友の宮本さんにメールをすると「実は私も…」と即座に嬉しいメールが返ってきた。そして全然お知り合いでもないけど、カルチャーセンターで歌を教えていただいていてなおかつ同じ大学の先輩?にあたる方と思い、パソコンで電話番号を調べて突然お仲間に入っていただいた大島先生、それからあとは、できるだけたくさん…と思いつくままに、以前、酒蔵コンサートでご一緒させていただいた鈴木さん、下館生涯学習センターのコンサートでご一緒させていただいた黒尾さん、そして田渕さん…

無計画もよいところ、とりあえず、私ができることは何でもやろう、という感じでお誘いしたのが、たぶん発表会の前だったから、4月頃かな…それから、曲目提出していただいて、プログラムを決めて、プロフィールを送っていただき…
7人いるから7人分まとめるのは、いつまでたってもパソコン初心者の私には、かなりの時間がかかった。その間、いつものレッスン、コンクール等は普通にあり…そうこうするうちに、8月下旬になり、そろそろ合わせをしなくては…
すると、私は、はたと気がついた。楽譜さえあれば、1人で90分のコンサートをするよりも、たとえ6人の伴奏になったからといって、ずっと簡単だと思っていたが、それがおおまちがいだったことを…それぞれの演奏者に個性があるので、いっぺんに伴奏をすることがいかに大変かということに、ようやく気がついたのだ。
そして、自分の曲は?というと、いつでもレパートリーとして弾ける曲にしておいたはずが、なんと気がついたらいつのまにか、「レパートリーになっていなかったのだ!」
そう、日々の仕事に追われ、自分の練習時間をほとんど毎日設けていなかったツケが、既に指には表れていたのだ。  と気がついたときには時、既に遅し…
まず、あっという間に古河文学館での第1回目のチャリティコンサートは終わり、後悔の念しか残らなかった。まぁ、ピアノのせいもあったかもしれないが、やっぱり「弘法、筆をえらばず」だ。
その後、15日間は、レッスンの合間をぬっては練習、練習…まるで、久しぶりに学生時代に戻ったごとく、暇があれば練習した。幸せなひとときだった…
そして、昨日のコンサート。

全てが成功したというわけではない。特に、午前中にプログラム全てのリハーサルをやって、本番もう一度、となると自分で気がつかないところで、集中力が鈍ってきた。特に、本番の後半では、変なミスがちょこちょこ…大きな反省点だ。
いわゆる一般的なコンサートでは、ソロの演奏家が、それぞれ専用の伴奏者をもってくるが、その意味がよくわかった。
調律師のNさん曰く「これは、泊美紗子と仲間達の発想だね~」と。う~ん…次回は、そのへんも考えなくてはと思う。

まだまだ書き足りないこともたくさんあるが、これだけの寄付ができたというのは、本当に皆さんの協力、1人1人の気持ち、そして音楽に対する情熱があったからこそ実現できたことと思う。
これからも、真摯に、伝え、感じ、楽しみ、喜んで…演奏していきたい。

最後ですが、私の強力な友達のこやのさんのブログ「シルバーピアニスト、で」に、もう昨日の感想が少し掲載されていたので、うれしくて、思わずコピーしちゃいました。

..........♪♪♪..........♪♪♪..........♪♪♪..........♪♪♪..........

素晴らしすぎるコンサートで (こやの)
2011-09-20 02:17:08
最後の日本のうたでプログラムに無い、荒城の月、今までに聞いた中で一番素晴らしかったです。
オブリガートがそれぞれの楽器でかわるがわる
演奏され、耳に手をあててよく聞こえるようにして聞いてしまいました。
あまりにも素晴らしい演奏でしたので、あの世で滝廉太郎さんもさぞや喜んでおいでのご様子と推察いたします。
超満員のコンサートおめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。

お互い感動しましたね (fukushou)
2011-09-20 09:54:09
古家野さん、昨日は隣席で素晴らしい演奏の鑑賞が出来大変良かったです。有難うございました。
tomariさん。
コンサートでこのようないろいろな楽器による演奏、とても感激しました。帰り電車中再度プログラム熟読しました。脳裏に演奏が焼き付いて離れませんでした。もしCD即売していれば購入したかったです。演目の選択、演奏曲順序の苦心の様子が感じられます。生意気な言い方で失礼します。
大島さんの指揮、声楽に助けられ力一杯合唱し
気持ちがすっきりしました。有難うございました。また皆様による演奏お聴かせください。
ここからは一杯飲みながらの話と思って聞いてください。
「皆さんプロの方ですので、お一人ひとり素晴らしい演奏して頂きました。ヴァイオリン、クラリネット、ハァゴット、テノール。また、演目4のモーツァルトの曲はとてもきれいでした。特にtomariさんの演目1リストの「愛の夢」の静かな出だしから始まって、次の曲「鐘」超絶技巧曲を難なく弾きこなしてしまうのですから唖然としました。ピストンのような早さ凄いです。そして休む間もなく最後の曲まで伴奏、素晴らしいエネルギーです。お疲れ様でした。僕はtomariさんのピアノ演奏の時どの様にすれば、あの様な柔らかい綺麗な音が出せるのかなァと思い膝の上で真似をしていました。勿論無理ですが。フルートの浦里さんの音色も素晴らしかったです。勿論、素人の使用している楽器とは違うのでしょうけれども。
以上は飲んだ時の話と思ってください。
いずれにしましても、昨日は十分堪能させて頂きました。有難うございました。
演奏の皆さんに宜しくお伝えください。

お互い感動しましたよ。 (こやの)
2011-09-20 13:48:50
なんつったって普通のコンサートでは絶対にきけない、コンサートでした。ヴァイオリンだけとか、クラリネットだけとか、テノールだけでたいていは、一種類の楽器のコンサートばかりしか聴いたことがありませんでした。
それが、みんなで一緒に演奏するということは偉大なるプロデューサーでなけれは出来ないことですね。音楽のことは良く解りませんが、そんな気がいたします。

..........♪♪♪..........♪♪♪..........♪♪♪..........♪♪♪..........

本当に、みなさま、ありがとうございました。

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明日はいよいよ…第2回目コンサート♪

2011年09月18日 | Weblog
あっという間に第1回目の文学館から15日間が過ぎ、明日はいよいよ最終日。

上手く弾こうとか、ここで思いっきり~なんて考えると、たいてい力が入りすぎて上手くいかない。
自然体で…って、生徒さんにはよく言いますが、力を抜くことばかり考えて、もうかれこれ〇〇年。
ところが、今までで「大変、よくできました!」自分で自分を褒めたくなるような演奏をしたことが一度もない。
明日こそ…と思いつつ…

今回の「愛の夢」は、幾度となく被災地のことを考えて練習していたら、涙がこぼれた。
愛=せつない=はかない=無限ではない=シャボン玉のようなものか…
=人生、ともいえるかな…

明日は32人の中学生にもお会いできる。なんと、明〇中学校の吹奏楽をご指導なさっている先生(うちの浴衣コンでもお馴染みの、ピアノに三味線、フルート、歌と素晴らしくなんでもできる先生ですが)が、部費の一部をチケット代にあてて、先生自ら、生徒さんと駅で集合して、電車で聴きに来てくださる。何事にも熱心で、生徒さんからも人気があるとは聞いていたが、情熱はあっても実際に行動を起こせる方はほとんどいないと思う。きっと、そういう先生に教わった生徒さんたちは、卒業してもずっとその教えを胸にまっすぐな道を歩んで行くんだろうなぁと思います。
いつか、そちらの学校にみんなでお邪魔して、御礼に何か演奏あるいはみんなで合奏できたらいいなぁと思ったり……

そして、水戸からはるばるいらっしゃるこやのさん、ふくださん、そして文学館と同じプログラムというのに、もう一度いらして下さる方々、うちの生徒さんたち…
今のうちにお礼を申し上げたいと思います。

「大変感謝しています。本当にありがとうございます!」

さてさて…きゃあ~明日の今頃は、もう終わってる……うわうわうわ……
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ブジャグギ!!

2011年09月16日 | Weblog
「プルコギ」ではありません。何だと思いますか?

…あぁ~がっかり…ついにまた、久しぶりに…やっちゃいました。

今日、今回のコンサートの打ち上げ場所に決めた「くるみ〇木」に、人数の変更と、ついでに昨日おじさんが電話口で「ケーブルテレビ、見たよ~みんな、う~さ~ぎ~お~いし…って歌ってたね~」と言われたので、(よし、あとひと頑張り…ちらしを置かせてもらおう」と意気込んで昼間に行ってみました。

ところが、お店は閉まっていて、いつもの駐車場はタクシーでいっぱい。私は、ほんのちょっとだし~と無断駐車をしていたら、なんだかタクシーの運転手さんに怖い顔されているような気がしたので、慌ててバックしたら……

「ブジャグギ!!!」

突然の音にびっくりして振り向いたら、なんと右のミラーと電柱が変な形でくっついているではありませんか!!!……………
見たくないものをみてしまった時のショックといったら、ありません。なんとなく、時速10Kmくらいでズルズル運転していたのですが、「そうだ、壊れた部分を持ってきておいたほうがいいかな」と思いつき、また引き返して、白い破片を持ってきました。

こんなところに電柱があるなんて…ショック!
でも、そこに電柱があるのは、実は前から知っていて、いつもなら、その電柱は、本当にヘンな場所にあるので、絶対にぶつからないように確認しながら通るのですが、やっぱり違うことを考えていたり、思わぬときに、こういう事って起きるんですね。

皆さんも、くれぐれも注意してくださいね。
そして、私は、一応、しあさってのコンサートが終わるまでは、車に乗らないほうが世の中のためかなと思いました。
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チャリティコンサート・・・

2011年09月15日 | Weblog
昨日は、うちの調律をNさんにやっていただいた。
そこで、いろいろなお話を伺った。チャリティコンサートについても…
先だってのケーキ屋さんに憤慨した私だったが、Nさんのお話はまさにその通りだった。今年は、特に全国各地でチャリティコンサートが行われているが、有名なアーティストになればなるほど、自分の経費はともかくとして、お付きの方(メイクさんや衣装その他)の交通費やホテル代など込みで1人100万くらいかかるから、結局全体の売り上げが1日あたり1000万円を超えても、全ての経費を差し引くと微々たるものしか残らない。その残りを寄付するのだと…それで十分チャリティコンサートとしてお客様は集まるし、堂々と開催される。チャリティコンサートは開催されることに意義があり、それが普通だと…
でも、たしかに本人ならともかく、その付き人の方にまで支払われる費用は問題とNさんも思われたらしいが、ある程度の実費としてかかる経費(調律費や交通費、昼食など)は報酬ではないので、差し引いて当然と…そこまで我慢すると、続かなくなるからよくないと言われた。チャリティコンサートで提供するのは、お金ではなく、あくまでも自分の技術、音楽だけでよいのだ、と。そして、何でも10年続けると世界が見えてくると…
う~ん…たしかに、本当に余裕のある人であれば、全額寄付もできるのかもしれないが、やはりそこまでは、なかなか難しい。となると、あのケーキ屋さんは、大げさに言われたのでもなく、当たり前のことを言われたのかもしれない。

なんだか、やっぱり理想どおりにはなかなかいかない。いつか、銀座を闊歩するように大手を振って「ホール代も何もかもいらないよ。全額寄付だよ~」と言えるようになりたい。
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書き込みを邪魔するチンチラ・櫻

2011年09月13日 | Weblog
前回のブログ、なぁちさんのお返事に載せたのですが、コメント部分には写真は入らないようなので、改めてこちらに載せます!
この時間になると、私がパソコンに向かうのを知ってか、このようにデンと座って、なかなかどいてくれません。やむを得ず、櫻の上からキーボードを打つ次第です~

おまけ…昼間は、このようにスヤスヤと寝ているのですが…



もひとつおまけ。この画像を見せると、画面にくぎづけ!



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震災から半年。

2011年09月11日 | Weblog
あれから、今日はちょうど半年。。。
被災された方々にとっては、とてつもなく長い半年、いや時が止まったような年月だったのかもしれない…
半年の間にどれだけ世の中が変わったのだろう。少なくとも地震や災害について想定外の事態がいつ起きてもおかしくないという認識に日本全体が変わったのは言うまでもないが、その他、政治、経済、人間社会……
問題山積のような気がする。

今朝は、とても不思議な現象があった。それは、うちの猫、櫻のこと…
あの3月11日、私は外出していて櫻は1匹、気持ち良さそうに私のベッドでまどろんでいた。そこへ、あの地震。
あれ以来、ベッドに乗ると地震を思い出すのか、夜でも寄り付かなくなっていた…が、半年経った今日、なぜか急に「ニャ~ン」と猫なで声を出しながらベッドに乗ってきた。なんだ、お前にとっての半年も長かったんだなぁ~と感慨深くなった。

昼は、次回コンサート場所のアクロスの近くに、ちらしを置きに出かけた。こやのさんのように、結城駅でちらしを配ろうかと思ったが、やはり私にはそんな勇気がなかった(ダジャレではありません)そこで、とりせん近くのちょっとしたレストランに入ったら、快く置かせていただいた。それに気をよくして、有名なパティシエのいるケーキ屋さんで、少しケーキを買ったついでにちらしについても置かせていただけるか聞いて見た。
しばらくして、そこのオーナー兼シェフの方が出てこられて、渋い顔。
「チャリティ?主催者は?」
「私です」
「団体とか?」
「いえ、個人でやっています」
「そんな…個人でこんなことができる?だいいち、うちは営利目的なものは置けないんだよね」
「えっ?これは、全て義援金へいくチャリティコンサートですが…」
「チャリティって言ったって、たとえば1000万円儲かっても10万くらいしか寄付しなくたって、チャリティなんだよね」
ここで、かなり私はむっときた。 そりゃ、そういう人もいるかもしれないが、そこまで言われるとは……そこで、私も反論した。
「たしかに、ちらしを見ただけでは、そういうチャリティなのかそうでないチャリティなのか、わかりませんよね。でも、私達は、交通費も調律代もいっさい自腹で、ホール代、印刷費のみ経費から引くだけの本当のチャリティコンサートをやっているのですが…」
ちらしに目を1周させたそのシェフは「2500円…高いよね」と一言。
それなら、そこのケーキ1個550円のほうがよっぽど高いじゃない!と言いたいのを我慢しながら「それは、それぞれに多方面に渡って活躍している方達ですから、しょうがないと思います」と。
しかし、このへんで、もう、ちらしなんて置かせてもらえなくていい、わからない人には話しても無駄とも思ったが、でも、ここで退いては、まちがえてインチキチャリティと一緒にされたら困ると思い、食い下がった。
「おたく、何してるの?」
「ピアノ教えたり、弾いたりしています」
「じゃあ、名刺は?」  そして、名刺の交換をした。
「じゃあ、ちらし、置きますから」・・・・・・・(やった!私の勝ち!)
「よろしくお願いします」

どうして、こんな思いまでして、ちらしを置かせてもらわなきゃいけないのか、自分でもよくわからなかったが、世間一般では、やはりチャリティというとイメージが良くないものなのかもしれない。たしかに、それを名目で売名行為をする人や、チャリティ詐欺のようなものも発生したりする。ましてや、自分のお店にプライドを持って仕事をされている方なら、なおさら慎重になるのもわかるような気がする。

なんだか、しばらく怒りが収まらなかったが、家に帰ってから、ケーキを食べてみた。
やっぱり……悔しいけれど、美味しかった。

ときどき、藝大を卒業するときにその当時、学長だった平山郁夫先生が言われた言葉を思い出して、自問自答する。
「きみたち諸君は、これから藝大を卒業していくわけだが、世間に出たらいつも藝大という看板を背負わなければならない。これからも、その名に恥じぬように生きていってほしい。」
本当に今、自分は、ふさわしい生き方をしているのだろうかと…

また1週間後の19日。コンサートを行います。
皆さまの期待に答えられますように。
そして、少しでも…被災された方々への祈りが届きますように…
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なんとか第1回目、無事に終了しました!

2011年09月05日 | Weblog
おととい、第1回目のチャリティコンサート、無事に終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
お客様方のマナーが大変よく、そしてまた「聴きたいな」という意欲がこちら側にまで伝わってきて、大変演奏しやすい環境でした。

昨日はまた、できたてホヤホヤのビデオを持ってきていただいたFさん!
本当にありがとうございます。
早速、反省会を行いました。自分の未熟なところがはっきりと映し出されています。
面白かったのは、楽器によって音色が違うのはもちろんのこと、その方それぞれの独特な音色というのも持ち合わせていて、それがはっきり伝わってくること、音楽観だけでなく、性格や考え方まで、何か音に表されているようで、怖いなと思いました。

次回、19日まで、もう少し良くなるように…頑張りたいと思います。

ところで、こやのさんのページをご覧下さい!
な、な、なんと……次回のホールまで下見に行かれたとか…

         ♪♪♪ こやのさんのブログ ♪♪♪

いつも、ご尽力いただき、ありがとうございます。
また、パワーをいただきました!
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