おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

発表会、みなさま、ありがとうございました!

2010年04月30日 | Weblog
昨日終わった発表会。
素直な感想としては………
「ほっとする」「終わってよかった…」なんていう気持ちより、何かまだ心がざわざわ…
いろいろな反省点を思い返したり、生徒さんたちひとりひとりの演奏が頭の中をよぎったり…

まずは、Mさんの特別演奏
ヴァイオリンの音色といい、情感といい…心に迫る名演奏だったように思う。
今回、初めて合わせをした時から感じていたことだが、高校生の時に感じたMさんの音に対する鋭敏な感覚とこだわりは、数年の歳月を重ねて、より磨かれそして豊かに育まれた…
発表会となると、生徒さんたちの指導に明け暮れるため、最後の演奏はなんとなく(自分のコンサートの時よりは)なおざりになりがちだったが、そんな私に対して「こんなんでいいの?もっと音楽に向き合って!」と久しぶりに叱られたような…そんな気持ちにさえなった…

Mさんは、実はここ数ヶ月、重い病をかかえられたご家族の看病とお仕事、そしてご自分の練習と大変な日々を送っていらした。その精神的にも辛い日々の中で、この曲をお願いすることは果たして、いいことなのか、いけないことなのか、迷った時期もあった。Mさんとの合わせを終えて、ただ楽譜をながめているだけなのに、第2楽章のMさんの音色を思い出して、涙が溢れたこともあった。
きっと、Mさんの心の中にもそんな葛藤があったにちがいない。でも、舞台で、それから合わせの時のMさんは、そんなことを微塵も感じさせることはなかった。つくずく強い方なんだなぁ~とあらためて尊敬した。そして、根っからの舞台人であると共に、音楽が好きなんだなぁ~と。

大学を卒業して以来、〇〇年。音楽の道を歩みつつ、ときどきふと素晴らしい出会いに恵まれたことに思わず立ち止まって感謝したくなる瞬間がある。今回もその1つ。
昨日の演奏を聴いた方は、また何年かしてふと思い出す音を経験できたかもしれません…

さてさて。生徒さんたちの演奏については…
第1部のみなさんは、「よく頑張りました
ふだん、あんまりピアノは練習できないんだけど~という学生のみなさん、それから大人の初心者からキャリアのある方まで、幅広い曲目でしたが、みなさん、個性豊かに演奏できたと思います。小さい方は、素敵な衣装を着て舞台に出れたことが次への励みになると思いますし、大人の方は、ふだんの自分と舞台での自分の違いに慌ててしまった方や、だいぶ慣れて楽しめた方などいろいろな方がいらっしゃいました。やはり、舞台は経験ですね。今日の反省を明日に生かしてコツコツと~これが1番だと思います。
第2部の方。小さいのによくここまで練習できたな、と感動的な演奏がいくつもありましたちょっと難しい曲だったので、弾くだけでいっぱいいっぱいの方もいましたが、それでも聴いていて楽しいレベルにまで仕上げることはすごいことだと思います。また、目標をもって、1歩ずつ前進していきましょう

大学生のみなさんも、それぞれに良かったですね
まずは、進路を迷った時期もありながら、こうして皆さんが、ず~っとピアノを続けてこれたことに拍手を送ります。舞台は生ものですから、上手くいかない部分もあったかとは思いますが、音楽性があればコントロールなどは自然に身についていくので、これからも良い音楽をたくさん聴いて練習して、感性を磨いて~頑張ってください

最後にお手伝いしていただいた皆さん
いつも、本当に感謝しています。今回は、場内警備やお弁当をお店から持ってきていただいた方、アナウンスを全部引き受けていただいた方(今回、初めて男性によるアナウンスでちょっと驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが)、ありがとうございましたなかなか、本番前の生徒さんに受付などをお願いするのは心苦しかったので、今回はとても助かりました
そして…生徒さんでありながら、まるでうちのスタッフさんのように動いていただけるなぁちさんとハナさんおふたりとも毎年ご自分の発表会で経験されているせいか、私が全く気がつかない細かな部分にまで非常に気持ちの行き届いたすごい働きぶりで、感謝の言葉もありません…心からありがとう


発表会が終わった後、Mさんを囲みながら数人で打ち上げに行きましたが、なかなかいろいろな意見が聞けて、楽しかったです
つくずく、私は、こういう心からほっとできるような生徒さんたちに囲まれて、幸せ者だなぁ~と

さぁ、またゴールデンウィークを挟んで、再起動しますよ~
今後の予定は…
6月 ナトリさん博物館見学ツアー
7~9月 コンクール関係
8月 浴衣でコンサート
10月 ザラフィアンツ先生プライベートレッスン
12月 文学館にてクリスマス「朗読コンサート」

がんばりましょう~

本番で失敗しないための10の法則

2010年04月21日 | Weblog
みなさま、お久しぶりですお元気ですか?
春になったと思ったら、冬に逆戻りしたり、また春になったり…冬になったり…
う~ん…めまぐるしい……
この気温のせいで、風邪も流行ってきているようです。気をつけて下さいね!

さてさて…ポカポカ陽気になる前に、今年の桜は、もはや葉桜となり…いよいよ発表会となります!(なんの脈絡もないようですが…
あぁ~あと1週間しかありませんね~みなさん、演奏のほうは、ばっちりですか?
~私の雑用は、ようやく一段落し、あとはいつもの派手派手看板を書くのみです
それから、ようやく~連弾の伴奏も練習しなきゃ!と…(遅すぎですね

実は、先日、ホールさんとの打ち合わせの際に、今回使用する予定のスタインウェイの調子が良くないということを聞き、びっくり…なんと、去年、私がリハーサルの時に弦を切って以来ず~っと調子が悪いらしいのです…とりあえず、なんとかN氏に調律をお願いできたので、鬼に金棒、安心して本番を迎えられます。よかった…よかった…

さて、話題は変わりまして~

今日のお題は……エヘン!……「本番で失敗しないための10の法則」

思いつくまま勝手に、考えてみました
今までの体験をもとに、発表会で、思ったように弾けるには、どうしたらよいか~を適当に並べてみました
では、いきます!


① 発表会だからといって、いつもと違う特別なことをしない
(突然、早寝早起きをしたり、朝食から縁起をかついで”かつ”を食べたり…)
生活のリズムを作って、午前が本番の場合は、少なくとも1週間前から午前に一番頭が冴えるように~あるいは夜が本番の場合は、眠くならないように、常に本番の時間帯がベストコンディションになれるように工夫する。朝食などは、消化の良いものを。また、あまり食欲のないときには、直前に落ち着けるように、バナナやチョコなど甘いものを持っていくのも可。

② 自宅での練習時に本番のイメージトレーニングをする
(これは、家での練習だと思って気が緩んだ状態でいると、舞台にあがって、お客様を意識したとたんに、相当あがってしまうことが予想されるため、できれば、その日最初の練習は、できるだけ本番を想像して、おじぎをしてから弾いてみるのも良い。弱点がみつかるように、録音ができれば、なお良い)

③ 自宅でのリハーサルも行ってみる
(特に、ドレスなどを着用の場合は、長さによっては、ドレスの中で靴が泳いでしまうこともあるので、ペダルなど確認は必須である)

④ 当日は、カーディガン、手袋、カイロは1年中必需品。暖房、冷房、寒暖によって、手の状態は、ずいぶん変わってしまうので、これらはチェックしてください。

⑤ 当日は、時間に余裕をもって会場入りをすること。
(遅刻しそうになって、気持ちに焦りが出ると、演奏まで影響することがあるため)

⑥ 舞台袖に楽譜は必ずもっていく
(他の方の演奏が嫌でも耳から入ってくるうちに、頭で流れていたはずの自分の曲が突然わからなくなることがあるので、いざという時に、楽譜1つ手元にあることで大変心強くなれます)

⑦ 緊張している自分に焦らないこと。
(緊張はつきもの…本番前は、リラックスしているかどうか、お手洗いの鏡などで自分の顔をチェックしてみましょう。ひきつっていたら…鏡に向かって笑いかけてみるのも良いでしょう)

⑧ その他持ち物として大切なのは、ハンカチ。これは、手に冷や汗や脂汗をかいてしまうので、2、3枚あると良いでしょう。

⑨ 演奏は、適度な緊張と集中力が大切です。久しぶりにお友達に会ったからといって、妙にテンションがあがって、走り回ったりおしゃべりに夢中になることのないように…終わってから、会話は楽しみましょう。

⑩ でも、やっぱり無駄な緊張をとって自然体で弾くには…
1に練習、2に練習……しかないでしょう。「これだけ練習したのだから~」という自信がもてれば、何かふっきれて楽しく演奏できるでしょう。
ただ、練習はしたかったのに、どうしても練習時間がとれなかった方のために…
舞台は、裸で歩くようなものです。しょうがないので、開き直って頑張りましょう!

~と、思いつくままに書いてみました。これらは全て、私の失敗した体験から教訓を得たものです

まだまだ、大切だと思われること、思いついた方は、書き加えてくださいね

ではでは……当日、みなさまにお目にかかれることを楽しみにしております

おまけ
でも、失敗を恐れてもいけません…失敗を積み重ねて、またもや失敗する自分がいたり…


♪♪♪ インタビュー ♪♪♪

2010年04月11日 | Weblog
さて、今日は猫ちゃんにインタビューです…って、ことはありません…念のため…

今回、ブラームスを演奏していただく宮本さんに、思いつくままに(メールにて)インタビューしてみました
インタビューの内容につきましては、熟慮を重ね、厳選した結果……ではなく、ただ私が思いつくままに列挙しただけですので、不十分なところはたくさんあります。この際、ヴァイオリニストの宮本さんにぜひぜひ質問してみたいことがあるんだけど~という方は、是非、この場をお使い下さい。(とはいえ、100%答えていただけるという保証はありません…

「では、インタビュースタートです

ヴァイオリンを始められたのは、いつ頃からですか?

3歳です。ご近所に大きなヴァイオリン教室があり、ご近所付き合いのように通い始めた4つ上の兄につられていつのまにか、通うようになりました

ヴァイオリンをやめたい、と思ったことはありますか?

よくあります(笑)でも、本気ではないのでしょうが…人間誰しもいつかは弾けなくなる時がくると思うので、いろいろ困難があっても自分からやめる事はないだろうと…

ヴァイオリンをやっていて本当に良かったなぁ~と思える瞬間は?

お客様に喜んでいただいた時。また、素晴らしい共演者に出会えた時。

小学生の頃になりたかったものは?

小学4年生までは、正直いい加減にやっていて、特に目指している事はなかったのですが、5年生の時、ヴァイオリンの先生が変わり、急に面白くなって入れ込むようになり、卒業文集には、ヴァイオリニストと書いていました。

お好きな作曲家、または作品は?

よく聞かれる質問ですが、一貫して「特になし」とお答えしています。「なし」というのは特に執着心がないのでなく、敢えて作らないようにしています。というのは、愛着がない曲にはいい演奏ができないので、オーケストラ、室内楽、ソロ、どの分野にせよ、現時点で勉強している曲が一番好きでいたい、という思いがあります。

このブラームスの「ヴァイオリ・ソナタ第3番」について、何か思いいれはありますか?

この曲は、今まで何人もの演奏家による名演奏を聴いた事がありますし、昔、CDを夢中になって聴いた覚えもある憧れの曲でした。が、なぜか一度も弾いたことがないまま今に至り、今回、泊さんにお声をかけて頂き、演奏させていただくご縁ができ、とても感謝しています。

生まれ変わったら、どんな楽器の奏者になりたいと思いますか?または、他の職業だとしたら、何ですか?

もし、音楽家をめざすのでしたら、やっぱりヴァイオリニスト。でも、全く違う職業を体験してみたい気も……理想は、人間ではなく、3食昼寝付きで可愛がってくれる家の飼い猫!(冗談です…笑)

それでは、最後に~演奏家になるのに、一番大切なものは何でしょうか?

音楽に対する情熱に尽きると思います。


う~ん……素晴らしいさすがは、めぐちゃん
なんだか、演奏をお聴きする前から、音楽に対する情熱が伝わってくるようですね。
ますます、楽しみになりました

みなさんも、ぜひこの機会に、音楽について、専門の道について、ヴァイオリンについて等、な~んでも、ご質問受付けます!
(先着10名様まで…ただし、内容はこちらで選ばせていただきますので、あらかじめご了承下さいね

じゃあ。またね~~~

めぐちゃんの愛猫 …し~ちゃん…

2010年04月09日 | Weblog
さて、発表会まであと20日となりました。
そろそろあせりつつ必死でピアノに向かう日々…さて、そんなあなたへ~

今日は、癒しのひとときをお楽しみください

このかわいらしい~お顔の猫ちゃん 麗しの瞳…でしょ?
実は、毎晩のように、素敵な音色でうっとりしていると、こんな風な表情になるのでしょう…きっと…

さて、そのご主人様というのは~
今回、ゲスト出演で演奏していただく、ヴァイオリンのめぐちゃん(宮本さん)の猫ちゃまなのです

お名前は 「しーちゃん

でも、いつも遊んであげるわけにもいかず、めぐちゃんがヴァイオリンの練習の時には、コピー譜にくるまって戯れていたり、クッションで眠っちゃったり……
そんな面白写真をたくさん送っていただきましたので、こちらでご紹介させていただきます

   「ご主人様の楽譜にくるまって…幸せ!」
   「またまた楽譜にくるまって…」
   「ときには、こんな風にもぐってみたり…」
   「しっぽだけ、はみだしてるよぉ~」
   「ついには、お布団のように…」
   「でも、やっぱり…眠い!」
   「今晩も、この音色にしびれるにゃ~」
   「でも、たまには遊んで~!」
   「こんなことも…」
   「こんなことも!」
   「おちゃめなあたし…
   「むむ?にゃんだ、これは???」

ねっかわいいでしょ?
でもね~こんなにかわいいあたしだけど、唯一、いつも困っちゃうのは、あたしの大好物のこと…
実は、あたし、またたびよりもず~っと好きなのが……………「松やに」
いっつも、ぺろぺろしたいのに…こればかりはダメなの…まぁ、当たり前かな?
だけど、ご主人さまのヴァイオリンを聴けるだけで、あたしはし

…いつのまにか、しーちゃんが乗り移ってしまったらしい…すみません
さぁ、これで、ますます発表会が楽しみになりましたね
では、またね~