昨日の雷雨と今日の竜巻…いったい異常気象はどこまで続くのでしょう…
明日は我が身、本当に怖いですね。地震、竜巻、雷…自分では防げないものばかりです…
さて、そんな中、今日は久しぶりにさいたま市のナトリピアノ社へピアノを選びに、生徒さんと行きました。
変わりゆく大宮…私が小学生の頃、社会科の授業でそんなタイトルの本を勉強したように覚えていますが、あれから○○年、留まることを知らない発展する大宮、今日も東口界隈を歩きながら、そんなことをふと考えました。
ナトリピアノ社は、大宮市民会館(私も小さい頃、発表会で何度か舞台に上がったことがありますが)の前にあり、今も昔もそのたたずまいは全く変わらず、懐かしい思い出のいっぱい詰まったお店の中に入ると、だいぶ昔のことが昨日のことのように鮮やかによみがえってきます。
お店には、中古のピアノから新品のピアノまで、そしてまだ修理中のピアノからさまざまな状態のピアノなどが置かれていて、それらのピアノを自由にさわらせていただきました。また、土呂駅近くの博物館には、30台を超える貴重な年代もののグランドピアノがたくさん展示されていて、それぞれの修復、一方、音大のピアノやホールの調律、ピアニストのコンサート用の調律…お身体がいくつあっても足りないくらいお忙しい中、それでも私たちにわかりやすくピアノを説明していただき、あっと時計を見たら既に2時間が経過…。大変楽しいひとときを過ごしました。
そして、車で移動する往復の時間、ショパンについていろいろな演奏をかわるがわる聴いてみた…
ツィメルマン、ブーニン、ホロヴイッツ…CDが単なるCDで終わってしまうのか、その作られたCDから飛び出してあたかも生演奏のように伝わってくる感動…私は、個人的にはやはり、ブーニンは好き。若い頃、ショパンコンクールで稀にみる「天才」として、日本各地のコンサートホールをクラシックファン以外の新人類で埋め尽くしたとき、私も何時間も並んでチケットをとった。その時は、表現が伝わってくるというよりも、テレビで見たアイドルを確認するような感覚で聴いていた。
でも、あれから○年、○年と年を経るに従って、ショパンだけでなくバッハもモーツァルトもどんどん味わい深い、また聴きたいと思わせる演奏家に成長していったような気がする。今日のCDはショパンのピアノ協奏曲などが入っているものだったが、1つ1つの音がとても自然なのに何か心に訴えかけてくる…
そういえば、ザラフィアンツ先生のCDも、普通のCDではない…何かを語りかけてくる…
初めてその音を生演奏で聴いたとき、激しい衝撃を覚えた。魂の音。譜面を音にするのではなく、心を音で表現し、聴いているこちら側は、ピアノという媒体を通していることをつい忘れてしまう…魂の声。
この秋、まずは1人でも多くの方にホールで体験してほしい…
コンサートの詳細については
こちらをご覧下さい♪
そして…私もそろそろ島民、いやいや、冬眠から目覚めなくては…
まだ先のことですが、来年1月5日(日)、芸高からの同級生、宮本さんと古河文学館にてコンサートを行います。文学館は、コンサートホールではありませんが、昭和レトロの雰囲気で蓄音機が設置され、雰囲気の良い趣のある建物です。新春を爽やかなピアノとヴァイオリンでスタートしませんか?
曲目等は
こちらをご覧下さい♪
いよいよ…芸術の秋、到来です…♪