おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

ピアノ♪オーバーホール (1)

2020年08月26日 | ピアノ
皆さま、こんにちは!
酷暑も少しづつ秋色に変わり始めているような~そんな日々ですが、いかがお過ごしですか?

いよいよ、先日から、ナトリピアノの社長、ナトリさんによるピアノのオーバーホールが始まりました
このピアノは、ナトリさんのお父様が作られた貴重なピアノで、藝大附属高校の合格時に買ってもらった唯一のピアノです。低音の奥深い音色(特にバッハが似合う)と、スタインウェイのような細長い鍵盤の形が好きでしたが、弦やハンマーは消耗品ですから、たくさん使うほどにだんだん劣化していきます。久しぶりにピアノに向かって、突然激しい曲等を弾いたりすると、弾き始めに「バシッ!」と切れる事も多く、年に少なくとも5,6本は切れてしまいます。そして、ようやく張り替えていただいても、張った後は音の下げも激しく、そんな時は私が上げたりするのですが、その加減がうまくいかず、おそらくそれもピンの緩む原因にもなっていたかもしれません。

そこで、今回は、お忙しいナトリさんに無理をお願いして、ピアノの中身をほとんど全て交換していただくオーバーホールを行う事になりました。
ハンマーのフェルトだけは以前交換しましたので、今回は、全部の弦交換(スタインウェイと同じ弦のレスロー)、チューニングピン、ブッシュ、ダンパーフェルトの交換です。その中で、私もピンの下のブッシュという硬い木でできた部品を交換するのを少しだけお手伝いしてみましたが、これが、大変、大変…ミッキーマウスのような形をしたグリグリで1つづつ抜き取るのですが、なかなか抜けない…右にきつーく回した後、何度も反対方向に回したり、大きめに周囲をグリグリしても、全くビクともしないものや、割れてしまうもの…地味なのに汗が噴き出すような作業を延々と続けるのには、参りました。今朝は、両手とも物凄い筋肉痛です~でも、ほんの一部分でも、自分で体験してみると、いかにこのオーバーホールというものが大変なものなのかをしみじみ感じ、これを機会に、本当にありがたくピアノに向かわなければ~と改めて思いました。

さて、昨日のピアノ分解の様子を写真に撮りましたので、ぜひご覧下さい!めったに見る事のできないピアノの分解工事ですよ




週に1度のペースで、おそらく1か月ほどかかります。まだまだ続きますでの、次回をお楽しみに~♪

「ひまわり I Girasoli」イタリア映画

2020年08月16日 | ピアノ
皆さま、毎日暑過ぎますね~お元気でお過ごしでしょうか?学生さんは、今日が夏休み最終日かな?

昨日は、終戦記念日でしたね。戦後75年…悲惨な戦争から、考えてみたら、まだ75年しか経ってないのですね75年という年月を考えると、ずいぶん昔のようでもあり、数々の想像を絶するような悲惨な映像を見ると、こんな事が起きてからまだ100年も経ってないのか、という現実に驚かされます。

昨夜はNHKで「太陽の子」を見ました。その日その日を一生懸命に生きる人達、そんな当たり前の日常を暮らす中で、いつしか世界全体がまちがった方向に傾いていく…戦争自体の悲惨さを表す映像は少なかったように思いますが、その恐ろしさよりも、それに気が付かずにいつの間にか最悪の事態に引きずり込まれていく…それが何か現代にも通じているような気がして、怖いなと思いました。

ところで、私の小学生時代、夏休みには、戦争について考える学校指定の映画を観に行くのが宿題の1つになっていました。「ふたりのイーダ」「猫は生きている」「はだしのゲン」…そのどれもが、絶対に戦争はいけないことだ、二度と繰り返してはいけない、と心に刻み込まれる映画だったのを覚えています。また、フランス映画の「禁じられた遊び」はギターのメロディで有名ですが(私も、ギターの真似をして遊んでことがあります)これも、小学生のうちに10回くらい繰り返して観てはボロボロ泣いていました。字幕ですが、小学生でも十分に理解できる内容ですので、この機会にぜひ皆さんでご覧になってはいかがでしょうか?

さて、今日アップした曲は、昔のイタリア映画で、戦争によって運命が引き裂かれた男女の愛をテーマに戦争の悲惨さを訴えている映画です。内容はちょっと大人ですので、小中学生の皆さんは、大きくなったら見てみて下さいね!
写真は、古河在住の写真家、茂木氏によるもので、ピアノは私が弾きました。

「ひまわり I Girasoli」イタリア映画


それでは、皆さん、熱中症とコロナには十分お気をつけて~元気にお過ごし下さい