おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

みなさま、お久しぶりです~♪

2011年11月16日 | Weblog
ご無沙汰しています!秋から冬へと移り変わりの早い今日このごろ…
小学校では、風邪も流行りつつあるとか…気をつけて下さいね!

さて、だいぶ前回のブログを書いてから時間が経ってしまったので、今日はおもむろにパソコンの前に座ったというわけですが…
これといって、お伝えする内容があるというわけでもありません。
そうですね~前回から今日までの出来事といえば……

数日前に久しぶりにA先輩のラフマニノフを聴きに栃木文化会館へ出向いたら、いつものことながら、道に非常に迷ったこと…で、ぎりぎり間に合ったものの、駐車場がなくて車と車の間に鼻先だけ突っ込んで、一応開演には間に合ったこと…A先輩の迫力のある演奏には、毎度のことながら感動しつつも、ピアノのコンディションが悪かったようで、ちょっぴり残念!

それから~小山市にある音楽教室にて、アドバイスレッスンを行ったこと、初めてお会いする小学生から大人の方まで次々にレッスン、そして23日にコンクール本番があること…

それから~来年4月8日の発表会のため、生徒さんの曲目を選んでいること…毎年のことながら、生徒数の少ないわが教室にとって1人でも欠けることは大変!(←本音)とばかりに、出たがらない数人の生徒さんの説得に冷や汗もの……

そして……これが、目下の大問題。。。
来る28日には、久しぶりにZ先生のレッスンがある。たしか、今年4月にお会いして以来…かな。あの時に、グラズノフの2番のソナタの第1楽章をもっていったら先生、渋い顔をされた。というのも、出だしからうつ病患者のようなのめりこみ方で弾いてしまったので、「う~ん、あなたには、この曲、合いませんね」とひと言。
以来、残りの2、3楽章はそのまんま(もちろん)ほっといていた。
が、この前、急に先生から「もう、グラズノフは出来上がりましたか?と。。。。。。
もちろん…全然、やってませんでした。(なんだか、小学生の言い訳みたいですが…)
しかし、まだその時には、11月の終わりならなんとかなるでしょう~と甘~い気持ちでいたものが、9月まであのチャリティコンサートで遊べなかったぶん、10月に思い切りいろいろと羽を伸ばしたものだから、ふと気がついたら、全く練習していない!
しかも、そんなに難しくないと思っていたのに、ちゃんと弾こうとすると、意外に難しい。。。CDはギレリスの1枚しかないし~あと、10日でどうにかなるのか…
でもね~、そのグラズノフの2番は、本当に美しい。泣けるくらい…みなさんも聴いてみて下さい!いつか、全楽章、コンサートで弾けたらいいなぁと思いつつ、でも、30分以上かかるから、みんな飽きちゃうかな。グラズノフといえば、バレエ「ライモンダ」も大好きだけど、その余韻が随所にちりばめられている。交響曲はたしか8番まであって、一応、(車の中で)全部聴いた…というより流し聴きした。特に、Z先生お薦めの4番はもう一度ちゃんと聴いておかなきゃ…
なんとかなるかな…ならないかな…こんなぼやきをブログに入れたところで、読んでいただいている方々には、迷惑な話でしょうね~すみません~

ところで、1つ、では質問です。
Z先生は、ラモーの歌劇「Les Indes galantes」(優雅なインドの国々)は音楽もバレエもとても美しいと以前、絶賛されていたことがあったので、すぐに観てみたが、今いちぴんとこなかった。オペラといえば、ストーリーがちゃんとわかっていると面白いのだが、これはなんだかよくわからなかったような気がする。
そこで、もし、これをご覧になって「感動した!ここが良かった!」とか何かこの作品について感想を持たれた方は、ぜひ、書き込みをして教えて下さい。
…ということで、グラズノフの勉強はまた明日にして、これから、私は、このオペラ、もう一度、観てみます~♪

ホロヴィッツのピアノ

2011年11月03日 | Weblog
前々回のブログで、fukushouさまより、ホロヴィッツが実際に演奏会で使われたピアノが水戸へ持ち込まれたときに、試弾された…とのコメントをいただき、さらにメールにてお写真もいただきましたので、こちらに掲載させていただきます。
あぁ~うらやましい~!一度でも、触れてみたかったです~

以下は、fukushouさまの文章です。

~ホロヴィッツ氏の演奏は殆んど自分のこのピアノを輸送して使用していたそうです。そのため左脇に輸送用のボルト穴が数個ありました。手が大きい方なのと、指は伸ばし柔らかい音を奏でるため鍵盤の奥で弾いていたそうですね。その証拠にピアノの正面に爪の跡が中心より上に沢山付いていました。
大変神経質な人で、周りの人達は大変だったそうです。椅子の位置が気に入らないと演奏中でも数人で体ごと移動したそうですね。
しかし奥さんには大変優しかったそうです。

※なお、この時は、モーツァルトのピアノ・ソナタ K331第一楽章を演奏されたそうです。





かもめの水兵さん

2011年11月02日 | Weblog
こやのさんが、まだ横浜の「かもめの水兵さん」の碑をご覧になっていらっしゃらないということですので…姪っ子のお恥ずかしいポーズながら、歌詞が全部載っていますので、ブログにも載せて見ました。
それにしても、全くかもめに似てないなぁ~

アルド・チッコリーニ ピアノリサイタル

2011年11月01日 | Weblog
昨晩は、何か…世界遺産?いや歴史的な建造物?
リサイタルと呼ぶにははばかられるような素晴らしい音を体験することができた。
この出かける前の数分で文字にするにはだいぶ気が引ける(実は、またこれから東京へ…)のだが、でも少しでも書き留めておきたいこともあり、こうしてパソコンに向かっている。

ともかく1925年生まれのチッコリーニは、かなりのご高齢である。もう今年で86歳になられた。ピアノに向かう足どりもゆっくりゆっくり…
しかし、いつものことながら、おもむろに弾き始めるその1音からチッコリーニの世界は始まるのだ。
長年、ただひたすらにピアノに相対するとこんなにも超自然的な音が出せるものか…これ以上、楽譜どおりに演奏することは困難なのではないかと思えるほど、楽譜に忠実に、それでいて神々しいまでに美しく…
演奏者が存在することさえ忘れて、ただただ音に聴き入った…

特に、プログラム2曲目のベートーヴェンの31番のソナタ。
これは、私は32曲のソナタの中で、一番好きな曲なのだが、チッコリーニだからこそ!という音楽が流れた。特に、フーガの出だし…涙がすーっとこぼれるほど極上の美しさだった。
前々回までは、これでもかというほどアンコールを何曲も弾きこなし、しかもミスタッチゼロという狂人的なテクニックの持ち主だったが、今回は、ややその陰りは見られた。が、そんなことに気をとられる必要のないくらい1つ1つの音、1つのフレーズが醸し出す高貴な音に、身を乗り出さずには聴けないほどだった。

後半のプログラムは、リストの「神前の踊りと終幕の二重奏」「イゾルデの愛の死」ほか、渋いプログラムだったが、リストの祈りが聴こえるような名演だった。

アンコールは、私は初めて聴いたのだが「メフィストポルカ」。しかし、表現力がこれまた素晴らしい!ウィットにとんだ終わり方は、チッコリーニのおちゃめな1面を垣間見た。
次の「愛の挨拶」。これは、実は私はあまり好きではない曲の1つで、どうしてこの甘いメロディが一般的にうけるのかどうも納得いかなかったのだが、チッコリーニが、この2曲目を弾く時になって初めて、優しい、柔和な表情になってピアノに向かわれそしてこのメロディが奏でられた時には、またしてもウルウル…きてしまった。
最後の曲は、チッコリーニの血が流れているアンダルシアの〇〇(←すみません、忘れてしまいました!あとで入れます)これは、当たり前に上手い!

とにかく、自然的な美しさ、澄み渡った空が美しいと感じるとき、いちょうの落ち葉の小路を歩きながら、凛とした空気を感じたときの心、そんな誰もが感じる、そして100年前も100年後も変わらない、ベートーヴェンが歩いた、リストが祈りを捧げたそれぞれの空間、それを再現できる歴史的な音に出会えた素晴らしいひと時だった。