「これは、中国の青磁ですか韓国の白磁でか。
でも変ですね。
こんなに薄い生地の青磁や白磁は見たことがありません」
青磁の本場 中国からの留学生の一言
そうか、見たことがない
見たことがないのではない。
誰も作れなかった。
不可能を可能にした。
「奇跡の青磁」
見て忘れられない作品に出会いました。
正直、有名作家ではありません。
しかし、作品に不思議な魅力があります。
展示会をさせてほしいと日本中を
作品を持って回っても、受賞暦はありますか。
ありません。
断られ続けます。
作品を見せても駄目なのです。
東京の百貨店や、有名画廊を作品を見せに行っても
「作品に力があり過ぎて。
展示できない。
手を抜いて作ったら展示も販売もいいですよ。
ほどほどの作品なら売りやすい。」
なぜでしょう。
売る側の立場にたった意見です。
「同じことばっかり言われて
何のことやらさっぱりわからん。」
無名の作家の作品を展示してくださる所はないでしょうか。
この陶器に絵を描く作家はいません。
絵が磁器に負けてしまいます。
展示会は終わりました。
展示会の後もよく連絡をくださいます。
趣味は「石鯛釣り」。
展示会をさせてくださる方は、ご連絡ください。
小松空港の近くです。
実物を見てください。
それから決めてください。
作品からオーラがでています。
「ワタル タニグチ」 ホームページ↓
http://rokuro-wataru.blog.ocn.ne.jp/
石川国際交流サロン
催事の案内
谷口 亘「粉青磁の世界」展
期 間 2008年4月22日(火)~4月27日(日)
内 容 一般に透明感のある青磁作品は冷たさを感じますが
粉青磁は温かみのある作品に仕上がります。
これは釉薬の厚掛けから生まれる魅力です。
この厚掛けの難しさを克服した作業に
励んでおります。
どうかご覧いただければと願っております。
主 催 感動いいも尾いいも尾 谷口 亘(たにぐち わたる)
問合せ 谷口 亘 0761-41-1523
(以上 石川国際交流サロン 催事の案内より)
後援 北國新聞 きょうの案内板 本社催し 金沢
☆谷口 亘「粉青磁の世界」展
広坂1・石川国際交流サロン
(以上 北国新聞記載)
窯の蓋を閉じ酸素の量を少なくすると、
逆に鉄は酸素を奪われて赤から青白く変化するのです。
これを還元焼成と言います。
「今ブーム! 陶芸 の科学」
所さんの目がテン!
今ブーム! 陶芸 の科学 第771回 2005年3月6日
☆谷口さんの焼く九谷焼きは白
磁器は陶石と呼ばれる白い石から出来ていたのです。
この陶石とは、火山活動で出来た流紋岩が、温泉によって
中に含まれていた鉄分などの不純物を流されたもの。
元々、灰色の流紋岩を温泉が白色に変えたものなのです。
磁器は全体にかける釉薬は透明釉を使います。
なぜなら磁器は素地が白いため、その上に描いた絵を
楽しむことができるからです
所さんの目がテン!
どこが違う 磁器 vs 陶器 第772回 2005年3月13日
☆加賀温泉のど真ん中で作っています。
☆1300度で焼く磁器なんだ。
谷口亘さんの趣味
石鯛釣り
現役時代の谷口亘さんの写真。
その眼光は今でも変わらない。
鈴鹿サーキット、FL550クラスに
参戦していた時の写真。
自分のできる範囲でがモットーの谷口さん。
「スポンサーは付けない、等身大のことでベストを尽くす」
自動車の前のボンネットあたりに書いてある
「谷口製土所」はお兄さんの継いだ会社の名前
谷口さんは、結婚を機に自動車レースを引退し、
家業の轆轤(ろくろ)職人となった今も変わらない。
現在、石川県の自動車博物館にあるという。
加賀藩八家を先祖に持つ横山男爵の旧宅に飾られた器。
2008年4月22日(火)より展示会が始まった。
茶道が生活に深く入り込んでいる金沢、
入館者が必ず見入る抹茶碗。
鉄を含む釉薬の厚掛けから生まれる文様が、
表面の気泡の流れに現れている。
抹茶碗が語る表と裏を茶道の師範が感じ取って飾ってある。
中村記念美術館の学芸員、藪下さんが来られて、
「釉薬が垂れるぎりぎりまできていますね。
よくここで、止められましたね」
と言われた。
谷口さんとお話をしていると
韓国から留学生のサロンの常連さんが入ってきた。
「これは、中国の青磁ですか韓国の白磁でか。
でも変ですね。
こんなに薄い生地の青磁や白磁は見たことがありません」
作品展の終る30分程前に、大学生の女の子が入ってきた。
「あっ、子ぶたさんの尻尾。生きてる見たい」
ソフトボール程の大きさの丸い焼き物は、みんなの人気者。
「お家に帰ってきても、これがあると寂しくないね、
かわいい」
写真には写っていないが、たくさん横に並べてある。
「この子ぶたさん、大きさも、色も、尻尾の形も
全部違う表情なのね」
「全部違う色になるんや。
尻尾の形は、轆轤で立ちあげてねじられとるから、
窯に入れた時と焼きあがった時の形が全く違うんや」
「轆轤を回し続けて三十年、轆轤にこだわり、薄くて細く
異常に長いつる首は、1300℃になる古い窯で焼かれると
数百本に一本しか成功しない」と語る。
磁器は陶器よりも100度高い
1300度で焼かれるのです。
なぜなのでしょう?
そこで、1300度で焼いた磁器と、陶器を焼く温度
1200度で焼いた磁器を用意しました。
すると1200度では、磁器の中に含まれている珪石は
融けないのですが、1200度に達すると
長石が培養剤として働いて珪石が融け始め、
さらに長石と結びつきガラス化します。
これにより、磁器は硬い器になり、光にかざすと透け、
更に叩くと硬い音が出るのです。
珪石が融けるか否か、
これが磁器と陶器の違いだったのです。
ポイント
磁器と陶器では焼く温度も違う!
1300度まで上がる窯で焼くと、磁器の中の珪石と長石が
ガラス化して硬くなるのだ!
所さんの目がテン!
どこが違う 磁器 vs 陶器 第772回 2005年3月13日
石川交際交流サロン
加賀藩八家横山男爵の旧宅です。
金沢市広坂1丁目 旧観光会館の通りを片町側入り
「石亭」さん横
作品展は終了しました。
作品は下記で展示中です。