サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第14回ユーラシアフェスティバル報告

2012年03月05日 | ユーラシアフェスティバル
3月4日(日)11時から第14回ユーラシアフェスティバルが開催されました。あいにくのお天気でしたが約90名(プラス小さいお子さんが10名強)が参加し、いろいろハプニングはありましたが何とか無事に、そして楽しくひと時を過ごしました。

準備は9時から始まりました。1階ではワイン、ロシア風のパン、ハチミツ、ボルシチ缶詰、民芸品、本などの物品販売売り場作り、2階では椅子と机を並べかえて会場作り、そして3階の事務所は山積みの書類を片づけて仮設キッチンに。今日はお料理サークル「ペーチカ」のメンバーたちがランチに100人分のラッソーリニク(ピクルスの漬け汁を使ったスープ)作るのです!まず牛肉をカット。



玉ねぎやニンジンは手分けして自宅で炒めて持ち寄りました。牛肉、じゃがいも、大麦を入れて煮込むのですが 愛知県連のある民主会館はオール電化の建物で、調理する設備もありません。カセットコンロ、電磁調理器、などを駆使して2,3、4階の給湯室と3階の事務所とを行ったり来たりしてのスープ作り。苦労の甲斐あって大変好評でした。ランチタイムにはこのスープの他、黒パン、ピロシキ(ロゴスキー製)、紅茶が販売されました。

ユーラシア協会愛知県連の誇る合唱団「ミール」がロシア語と日本語で歌います。結成してもう20年になるのだそうです。



続いてテルミンのミニコンサート。楽器に触れることなく音が出るのが不思議でみんな身を乗り出して見てしまいました。まるで空中に鍵盤があるように右手で音程を取り、左手をアンテナに近づけたり遠ざけたりして音量を調節するのだそうです。演奏しているのは大島留奈さんです。


そしてこちらがマトリョーミン。ちょっと大きめのマトリョーシカを持っているだけのようにしか見えません。これが楽器だなんて!


コンサートの後、体験コーナーもありましたが希望者がいっぱいで時間オーヴァー。楽しそうに演奏(?)しているのはウクライナ人のナージャさん。


今回は日本人と結婚したロシア人、ウクライナ人が家族連れでたくさん来てくれました。久し振りに会う人も多く、同窓会のノリでワイワイ楽しそう。小さな子どもたちが会場を走り回りましたが、人形劇「マーシェンカと熊」は彼らも興味深々で一生懸命に見ていました。


最後はお楽しみ抽選会。宗次ホールのコンサートチケットやロシア料理の「ロゴスキー」の食事券など豪華賞品が次々と当たり、会場は興奮の渦でした。ロシア語のトルストイ全集全20巻のオークションもあったのですが こちらはなんと誰一人エントリーがありませんでした!ロシア語で読めるとしても置き場所がないのかも? ちょっとさびしいですね。