С НОВЫМ ГОДОМ !
新しき2016年の初めを飾る催しは「新春サモワールお茶会」です。
1月17日(日)に第4回新春サモワールお茶会が開かれました。会場はいつもの
ロシア語教室です。
会場の設営、食器の準備、お菓子やお料理の盛り付け、サモワールの用意など 準備は
12時過ぎから始まりました。メインゲストのイーゴリさんも早くに来てパンを切ったり
お菓子を並べたり、と手伝ってくださいました。
ティーカップとお皿をセットして、本棚のマトリョーシカもテーブルに飾って、、さあ、用意ができました。
今日のメインゲスト イーゴリ・ダツェンコさんです。5年前に来日され、現在は名古屋大学大学院生、母語のウクライナ語と
ロシア語のバイリンガルで日本語も堪能、日本人の奥様とそのご家族とごいっしょの生活で日本人の生活もよくご存じです。
最初にイーゴリさんに日本のお正月とウクライナのお正月についてお話していただきました。
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「新年のお祝いはウクライナ人が一番楽しみにしている祝日です。私も小さいころから新年の準備やお祝い
が大好きでした。幼稚園や小学校では子供たちは友達や両親や祖父母をお客に発表会を開き、
サンタクロースや新年や冬についての詩を暗唱したり、歌を歌ったり演じたりします。私はこれが
大好きでした。きれいなクリスマストゥリーを見たり、家族そろって友人たちのところへ新年の
お祝いに行くのも楽しみでした。ロシア正教のクリスマスは1月7日です。さらに次の祝日は
旧ロシア歴の新年です。旧暦は2週間遅れになるので1月14日に新年のお祝いをするのです。
そして1月19日が洗礼祭です。この時期にイエスがヨルダン川で洗礼を受けたことにちなんで 一年で
一番寒い時なのですが、川や湖に張った氷に穴をあけて 冷たい水につかります。気温はマイナス20度
以下の時もあるのですが、、でもこれをするのはごく一部の人たちで、よくテレビのニュースでこの様子が
放映されています。ウクライナやロシアで厳寒の時にこうして祝日が続くのはまず人々がこの厳しい時期を
いい気分で過ごしたいと願ったためであり、それに加えて冬の間は畑仕事ができないので時間があり、収穫の
後なので食べ物もあったためではないかと思います。
日本ではもう11月からお祝いの気分で様々なデコレーションが現れます。カトリックのクリスマス―12月
25日ーのお祝いということなのでしょうが、私にはただのデコレーションでイエス様の誕生を祝うという
本来の意味は失われているように思えます。25日が済むと人々はおせち料理のための食材をさがして奔走
します。また年賀状の準備も大変な作業で ハガキを買い、ふさわしい写真とデザインを選んで印刷を注文
し、ミスがないように友人知人の住所をチェックし、宛名印刷して投函しなければなりません。うちは家族
4人で120枚の年賀状を発送しました。お正月にもらった年賀状を見るのは楽しいですね。
大晦日には夜12時近くに家族そろって神社に行きお参りした後、お酒をいただいて、おみくじを引いてから
帰宅、冷たいそばを食べて 寝ました。
新年のお祝いの仕方を比べるとウクライナ人に比べて日本人のお祝いの仕方は静かでひかえめだと
思います。ウクライナでは冬の祝日が続き、どうしても食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいます。
私がイメージする新年はいつも厳寒で雪の中だったので 名古屋の雪のない、暖かいお正月は不思議に
思えます。
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この後、年賀状のことやおせち料理、大晦日の過ごし方について などいろんな話がでました。年賀状は
最近の若い人たちはあまり書かなくなったと言われていますが この日の参加者の学生さんには「5枚だけ」
という方もありました。大学のフランス語の先生はご夫婦で200枚は出されるそうでした。
ロシア人のナターシャさんは「うちの夫は日本人ですが 私たちは大晦日におそばを食べてすぐ寝てしまう
なんてことはないわよ。お友達とシャンパンで乾杯してワイワイしてますよ~」だそうです。
クラスノダールへのお里帰りから戻ったばかりの彼女からお菓子の差し入れ!
左がひまわりの種を炒って飴がけしたもの(コジナキ),右がハルバです。ハルバはトルコや中近東
にもあるお菓子でナッツと小麦粉に砂糖を加えて固めたものです。
袋を開けて出してみました。
肝心のサモワールの調子が悪く、ポットの助けを借りる羽目になりましたが
紅茶のおかわりをしながら みなさんゆったりと。
松田さんがさしれてくださったのはりんごのグラタン"яблочная запеканка"です。
たっぷりのりんごにカスタードソースが上品でおいしいお味。
このグラタンのレシピはイーゴリさんのお母さんがくださったお料理の本の中からレシピを探しました。
4種類のきのことたまねぎとニンニクを炒めてサワークリーム和えしたものをいれて焼いたパイ"пирог с грибами".
添えてあるハーブはディルです。
ロシアのお祝い事にはかかせない料理。オリビエサラダです。
ポテトサラダです。ポテトサラダといえば日本ではごく当たり前のお惣菜なのですが
ロシアではポテトやたまねぎの他に彩りのよい他の野菜やソーセージやチキンを入れてマヨネーズで和えて
ご馳走サラダにします。今日のオリビエサラダの中にはジャガイモ、ニンジン、たまねぎ、きゅうりのピクルス、ゆでたまご、
スモークチキン、グリンピースが入っています。
これも差し入れのフルーツケーキ。上にアプリコットジャムを塗っています。
その他にハムやピクルス、オイルサーディンにオニオンを添えたものなど。
モルドヴァのイチゴジャムにライ麦パンも。
ウクライナの「ロシェン」のチョコレートも。
紅茶を何杯もおかわりしながら しっかり食べながら おしゃべりしました。ロシア語の他にフランス語、トルコ語、
英語、スペイン語、アラビア語などを習ったことがあるメンバーが何人もいてロシアとフランスの歴史上の関係や
言葉の影響などの話も出ました。
楽しい時間はすぐに過ぎて、最後にサモワールを囲んで記念撮影。
ご参加くださったみなさま、お手伝いや差し入れをしてくださったみなさま、ありがとうございました。
新しき2016年の初めを飾る催しは「新春サモワールお茶会」です。
1月17日(日)に第4回新春サモワールお茶会が開かれました。会場はいつもの
ロシア語教室です。
会場の設営、食器の準備、お菓子やお料理の盛り付け、サモワールの用意など 準備は
12時過ぎから始まりました。メインゲストのイーゴリさんも早くに来てパンを切ったり
お菓子を並べたり、と手伝ってくださいました。
ティーカップとお皿をセットして、本棚のマトリョーシカもテーブルに飾って、、さあ、用意ができました。
今日のメインゲスト イーゴリ・ダツェンコさんです。5年前に来日され、現在は名古屋大学大学院生、母語のウクライナ語と
ロシア語のバイリンガルで日本語も堪能、日本人の奥様とそのご家族とごいっしょの生活で日本人の生活もよくご存じです。
最初にイーゴリさんに日本のお正月とウクライナのお正月についてお話していただきました。
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「新年のお祝いはウクライナ人が一番楽しみにしている祝日です。私も小さいころから新年の準備やお祝い
が大好きでした。幼稚園や小学校では子供たちは友達や両親や祖父母をお客に発表会を開き、
サンタクロースや新年や冬についての詩を暗唱したり、歌を歌ったり演じたりします。私はこれが
大好きでした。きれいなクリスマストゥリーを見たり、家族そろって友人たちのところへ新年の
お祝いに行くのも楽しみでした。ロシア正教のクリスマスは1月7日です。さらに次の祝日は
旧ロシア歴の新年です。旧暦は2週間遅れになるので1月14日に新年のお祝いをするのです。
そして1月19日が洗礼祭です。この時期にイエスがヨルダン川で洗礼を受けたことにちなんで 一年で
一番寒い時なのですが、川や湖に張った氷に穴をあけて 冷たい水につかります。気温はマイナス20度
以下の時もあるのですが、、でもこれをするのはごく一部の人たちで、よくテレビのニュースでこの様子が
放映されています。ウクライナやロシアで厳寒の時にこうして祝日が続くのはまず人々がこの厳しい時期を
いい気分で過ごしたいと願ったためであり、それに加えて冬の間は畑仕事ができないので時間があり、収穫の
後なので食べ物もあったためではないかと思います。
日本ではもう11月からお祝いの気分で様々なデコレーションが現れます。カトリックのクリスマス―12月
25日ーのお祝いということなのでしょうが、私にはただのデコレーションでイエス様の誕生を祝うという
本来の意味は失われているように思えます。25日が済むと人々はおせち料理のための食材をさがして奔走
します。また年賀状の準備も大変な作業で ハガキを買い、ふさわしい写真とデザインを選んで印刷を注文
し、ミスがないように友人知人の住所をチェックし、宛名印刷して投函しなければなりません。うちは家族
4人で120枚の年賀状を発送しました。お正月にもらった年賀状を見るのは楽しいですね。
大晦日には夜12時近くに家族そろって神社に行きお参りした後、お酒をいただいて、おみくじを引いてから
帰宅、冷たいそばを食べて 寝ました。
新年のお祝いの仕方を比べるとウクライナ人に比べて日本人のお祝いの仕方は静かでひかえめだと
思います。ウクライナでは冬の祝日が続き、どうしても食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいます。
私がイメージする新年はいつも厳寒で雪の中だったので 名古屋の雪のない、暖かいお正月は不思議に
思えます。
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この後、年賀状のことやおせち料理、大晦日の過ごし方について などいろんな話がでました。年賀状は
最近の若い人たちはあまり書かなくなったと言われていますが この日の参加者の学生さんには「5枚だけ」
という方もありました。大学のフランス語の先生はご夫婦で200枚は出されるそうでした。
ロシア人のナターシャさんは「うちの夫は日本人ですが 私たちは大晦日におそばを食べてすぐ寝てしまう
なんてことはないわよ。お友達とシャンパンで乾杯してワイワイしてますよ~」だそうです。
クラスノダールへのお里帰りから戻ったばかりの彼女からお菓子の差し入れ!
左がひまわりの種を炒って飴がけしたもの(コジナキ),右がハルバです。ハルバはトルコや中近東
にもあるお菓子でナッツと小麦粉に砂糖を加えて固めたものです。
袋を開けて出してみました。
肝心のサモワールの調子が悪く、ポットの助けを借りる羽目になりましたが
紅茶のおかわりをしながら みなさんゆったりと。
松田さんがさしれてくださったのはりんごのグラタン"яблочная запеканка"です。
たっぷりのりんごにカスタードソースが上品でおいしいお味。
このグラタンのレシピはイーゴリさんのお母さんがくださったお料理の本の中からレシピを探しました。
4種類のきのことたまねぎとニンニクを炒めてサワークリーム和えしたものをいれて焼いたパイ"пирог с грибами".
添えてあるハーブはディルです。
ロシアのお祝い事にはかかせない料理。オリビエサラダです。
ポテトサラダです。ポテトサラダといえば日本ではごく当たり前のお惣菜なのですが
ロシアではポテトやたまねぎの他に彩りのよい他の野菜やソーセージやチキンを入れてマヨネーズで和えて
ご馳走サラダにします。今日のオリビエサラダの中にはジャガイモ、ニンジン、たまねぎ、きゅうりのピクルス、ゆでたまご、
スモークチキン、グリンピースが入っています。
これも差し入れのフルーツケーキ。上にアプリコットジャムを塗っています。
その他にハムやピクルス、オイルサーディンにオニオンを添えたものなど。
モルドヴァのイチゴジャムにライ麦パンも。
ウクライナの「ロシェン」のチョコレートも。
紅茶を何杯もおかわりしながら しっかり食べながら おしゃべりしました。ロシア語の他にフランス語、トルコ語、
英語、スペイン語、アラビア語などを習ったことがあるメンバーが何人もいてロシアとフランスの歴史上の関係や
言葉の影響などの話も出ました。
楽しい時間はすぐに過ぎて、最後にサモワールを囲んで記念撮影。
ご参加くださったみなさま、お手伝いや差し入れをしてくださったみなさま、ありがとうございました。