サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第92回ロシア語サロン参加者から

2014年11月14日 | ロシア語サロン
11月9日の第92回ロシア語サロンに参加された方々から感想を寄せていただきましたので
ご紹介します。

富田國資さんから:


古希を過ぎてロシア語サロン

ロシア語サロンには、今から10年以上前に二三度参加しましたが、その後はご無沙汰しておりました。今回久しぶりに
参加させていただきました。また、新しくなった会館に入ったのも初めてでした。これまでも協会の会員ではありまし
たが、10年以上の幽霊会員だったわけです。わたしの幽霊会員中もロシア語サロンは続けられていて 、何と今回は、
92回目とのこと。よくぞこれまで続けられたものだと、感心するばかりです。服部先生のご苦労、情熱は並大抵では
ありません。

ユーラシア協会は、旧日ソ協会を引き継いだ組織ですので、ロシア語学習は組織の大きな柱の一つであります。私も
以前は山崎タチアーナ先生の会話の部に通い、ご教授いただきました。様々な学習コースがあるわけですが、習得した
ロシア語の使用機会はなかなかありません。そんな中でロシア語サロンは、実際にネイティヴの話を聞き、それに
対して質問したり、討論したりして、学習成果を実際に試してみる絶好の機会ではないかと思います。

今や世界は英語万能の時代です。EUのお偉いさん方の会議でもほとんど英語が使われています。英語以外は、仏語、
独語も含めて、すべてローカル言語と言ってもいいくらいです。そんな中でロシア語の勉強は無駄なような気が
しないでもありません。

先頃、協会の天野常任理事のご主人のノーベル賞の授賞が決まりました。天野教授は皆がもう可能性がないと諦めていた
マイナーな研究を続けられ、多大なご努力の末、ついに輝ける研究成果を上げられたわけです。英語に比べればロシア語は
マイナー言語です。しかしマイナーだからこそ、返って可能性は大きいとも思います。天野教授がそのことを証明されました。
老い先短い私もこれを機会に、ロシア語サロンで大いに学ぶつもりです。


澤田素子さんから:

ロシア語サロンに参加して

今回は日本ではお会いする機会の少ないモルドバ出身の方がいらっしゃると聞き、とても楽しみにしていました。
私のモルドバに対する知識はほとんどなく、これを機に少しでもモルドバのことを勉強できればと思い参加しました。

 モルドバについてのお話は、私にとってどれも驚くことばかりでした。モルドバ語もそのひとつで、私はロシア語に
近い言語かと勝手に思い込んでいましたが、ロシア語というよりもルーマニア語に近いそうです。モルドバ語の他に
都市部ではロシア語も使われていますが農村部、特にルーマニア国境に近い辺りでは、あまり好んでロシア語は使われ
ないとのことでした。そのような事情を知らず、私は旧ソ連の構成国はどこでも、ロシア語さえ話せればいいのだと
思っていました。確かに多くのところで未だロシア語は通じるでしょう。しかし独立した各国について「旧ソ連の構成
国」というだけではなく、各国独自の言語や文化、民俗性についてもっと理解を深めることが必要だと感じました。

モルドバはいままで私にとって「旧ソ連の構成国のひとつ」に過ぎないものでしたが、今回のお話が「ひとつの国として
のモルドバ」として興味をもつよいきっかけになりました。

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