ほんとに梅雨入りしたのかと疑わしい、晴れ晴れとした陽気でした。
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「なんてことない そこらへん」の風景さえ
光と影の彫刻によって、美しく見えたり。
*
久しぶりに ちゃんと早起きして、
シャワーして、
犬と猫に オハヨウと(心の中で)言ってみたり、
庭を ちょちょっと掃除してみたり、
ゴミ出しをしてみたり
して、
早めに家を出て、
高円寺のカフェ(チョコクロ)で、朝食を摂ってみました。
そして
トレイに載っけたチョコクロを いきなり落っことす。
そんな 一日の始まり。
*
カフェの二階席から見える アスファルトの道。
アーケードを突っ切って、電線にもみくちゃに絡まれながら、
ずーーーっと向こうまで伸びてゆく アスファルトの道が、
初夏の朝の 涼しい光に照らされて
真っ白に光っていた。
こんな光りの道の上では
誰も 何も
哀しい事件を起こすようなことは 無いはず。。
そう想えてしまうような。
*
バイト先への道すがら。
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ブーゲンビリアに出逢いました。
*
夏に行っても
冬に行っても
沖縄のブーゲンビリアは この色をたたえたまま、出迎えてくれます。
夏も冬も、
年中枯れない花なんて、どういうことか。
って
種を明かすと、
この綺麗なピンクは、花びらじゃなくて、葉っぱなのです。(包葉と云います)
ほんとの花は、
この鮮やかな葉っぱの中に 小さくぽつんとある、白い 点。
でも、そんなこと関係なく、
ブーゲンビリアの 紅色や桃色や紫色や、あるいは白の、
南の光と熱に塗られた 強くて熱い色が
暴れんばかりに たわわに「花」咲き あふれ返るさまは、
その土地に今も連なって生き続ける歴史の
光と闇の
表と裏の
厚みと重みに 重なって
喜びの絶頂と 哀しみのどん底の
あっち側とこっち側の感情を 大きく揺さぶって、
脳髄の芯の、何かを ぐんと 突き動かして、
ひ弱な胸を キュンと、刺すのです。
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ブーゲンビリア (イカダカズラ)
英名:Bougainvillea
オシロイバナ科ブーゲンビリア属
Bougainvillea spp.
沖縄という南の島に宿る、特別な、何かが
根を伝って
葉や花から じんわりと滲み出ているような気がします。
たとえば こういう
ブーゲンビリアの、花と見紛ってしかるべき 鮮やかな色とか。
紅色、桃色、紫、白と、
そういえば(なぜだか)似たような色の取り合わせなのに、
「ツツジ」とは違う、
何かが、あります。
この「何か」、、あとひとつ 手の届かない儚い感じが、
人を“虜”にさせる 鍵なのでしょうか。
、、ああ、いけない!
まちがって 沖縄に行きたくなってしまう!
危ない危ない。
今は、足もと。足もと固め。
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足もとを見れば、
ドクダミだって、咲いている。
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ドクダミ (蕺草/毒矯)
別名:魚腥草(ギョセイソウ)/地獄蕎麦(ジゴクソバ)←ひどくない?
ドクダミ科ドクダミ属
Houttuynia cordata
ドクダミだって、
この白い花びらっぽいのが、実は花じゃなかったりする。(ちなみに「苞」(ほう)と言います。)
名前の雰囲気がイメージ悪くしてると思われるけど、
毒があるんじゃなくて、
毒を矯(た)める(=治す)、薬草だったりする。
*
光に憧れるばかりじゃなく
遠い空を振り仰ぐばかりじゃなく
すぐ足もと。足もとを、しっかり見据えつつ。
すぐ足もとの、自分の影を ちゃんと踏んでいることを、確かめながら。
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「なんてことない そこらへん」の風景さえ
光と影の彫刻によって、美しく見えたり。
*
久しぶりに ちゃんと早起きして、
シャワーして、
犬と猫に オハヨウと(心の中で)言ってみたり、
庭を ちょちょっと掃除してみたり、
ゴミ出しをしてみたり
して、
早めに家を出て、
高円寺のカフェ(チョコクロ)で、朝食を摂ってみました。
そして
トレイに載っけたチョコクロを いきなり落っことす。
そんな 一日の始まり。
*
カフェの二階席から見える アスファルトの道。
アーケードを突っ切って、電線にもみくちゃに絡まれながら、
ずーーーっと向こうまで伸びてゆく アスファルトの道が、
初夏の朝の 涼しい光に照らされて
真っ白に光っていた。
こんな光りの道の上では
誰も 何も
哀しい事件を起こすようなことは 無いはず。。
そう想えてしまうような。
*
バイト先への道すがら。
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ブーゲンビリアに出逢いました。
*
夏に行っても
冬に行っても
沖縄のブーゲンビリアは この色をたたえたまま、出迎えてくれます。
夏も冬も、
年中枯れない花なんて、どういうことか。
って
種を明かすと、
この綺麗なピンクは、花びらじゃなくて、葉っぱなのです。(包葉と云います)
ほんとの花は、
この鮮やかな葉っぱの中に 小さくぽつんとある、白い 点。
でも、そんなこと関係なく、
ブーゲンビリアの 紅色や桃色や紫色や、あるいは白の、
南の光と熱に塗られた 強くて熱い色が
暴れんばかりに たわわに「花」咲き あふれ返るさまは、
その土地に今も連なって生き続ける歴史の
光と闇の
表と裏の
厚みと重みに 重なって
喜びの絶頂と 哀しみのどん底の
あっち側とこっち側の感情を 大きく揺さぶって、
脳髄の芯の、何かを ぐんと 突き動かして、
ひ弱な胸を キュンと、刺すのです。
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ブーゲンビリア (イカダカズラ)
英名:Bougainvillea
オシロイバナ科ブーゲンビリア属
Bougainvillea spp.
沖縄という南の島に宿る、特別な、何かが
根を伝って
葉や花から じんわりと滲み出ているような気がします。
たとえば こういう
ブーゲンビリアの、花と見紛ってしかるべき 鮮やかな色とか。
紅色、桃色、紫、白と、
そういえば(なぜだか)似たような色の取り合わせなのに、
「ツツジ」とは違う、
何かが、あります。
この「何か」、、あとひとつ 手の届かない儚い感じが、
人を“虜”にさせる 鍵なのでしょうか。
、、ああ、いけない!
まちがって 沖縄に行きたくなってしまう!
危ない危ない。
今は、足もと。足もと固め。
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足もとを見れば、
ドクダミだって、咲いている。
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ドクダミ (蕺草/毒矯)
別名:魚腥草(ギョセイソウ)/地獄蕎麦(ジゴクソバ)←ひどくない?
ドクダミ科ドクダミ属
Houttuynia cordata
ドクダミだって、
この白い花びらっぽいのが、実は花じゃなかったりする。(ちなみに「苞」(ほう)と言います。)
名前の雰囲気がイメージ悪くしてると思われるけど、
毒があるんじゃなくて、
毒を矯(た)める(=治す)、薬草だったりする。
*
光に憧れるばかりじゃなく
遠い空を振り仰ぐばかりじゃなく
すぐ足もと。足もとを、しっかり見据えつつ。
すぐ足もとの、自分の影を ちゃんと踏んでいることを、確かめながら。