「さむい。」
*
まさか、というか、
やはり、というか。
また その言葉を、ついうっかり漏らしてしまう日が、来ようとは。。。
*
「マフラー要らん」「セーター要らん」「コートも要らん」
なんて
おちおち油断してたら、いかんかったです。。。
「寒い」は まだ、
粘り強く残っています。
この前「気温20度になった!春来たー!」と 驚き半分、喜んでいたら、
今日
この雪。
ふつうに雨かと思ったら、
ふつうに雪。
今。東京の夜の街には、
みぞれがちな雪が。
ビシビシ、降っています。
ぴちゃぴちゃ、降っています。
窓全開にして、その音に、聞き耳をたてながら。
*
ときたま、
「ドズン!」
って、
たぶん 屋根に積もった雪が いきなり落下するその衝撃音が、
木造のこの家を びくっと、揺さぶります。
その都度、
ドキッとします。
けっこう、劇しい重量感。
「ズドン!!」って、
けっこう 心臓に悪い、衝撃音です。
*
あの、
しんしん、、、とした、
音も無く 静かに積もる 乾いた冬のやわらかい雪の
なんとなく恐ろしくもある 冷めた風情が
このみぞれには あまり感じられないせいか、
しんみり、しない。
ただただ、
ぴちゃぴちゃ、ぴちゃっぴちゃ、
ただただ 降り続ける、みぞれの音。
ぴちゃぴちゃ、ちゃぴちゃぴ、
春に もう少し成りきれない、
雨にも なんとなく成りきらない、
静かなような、静かでないような、音。
そして、
ときおり
「ズドン!!」
*
しかし、
まだまだ こうして、
寒い日が続くのかしらん。ちょっと、もう、イナフ。。
「春が来た!」と、何度書いたか。そして、何度即日、裏切られたか;
なかなか、粘ってくれますなあ。。。
もう勢い、コロッと、手のひら返してくれないなあ。。。
「春さんどーぞー!あとはよろしくごきげんようさよなら!じゃ!」
って。そしたらもう、よろこんで手を振るよ。
あたたかさと 寒さと
行ったり来たりする この妙な季節に。
解っていても、
やっぱり、右往左往してしまう。
「季節に翻弄されて居る。」
と、思う。
*
だけど、
ひとつ 慰みポイントなのは:
“確かに、冬のあの寒さとは、あきらかに、違うな。”
ってところ。
確かに、
もう 春に足を突っ込んでいるのは、
間違いない。
確かに
あの冬まで逆戻りはしないのも、
間違いない。
うん。確かに。
もう
“冬”では、無いよな。
かといって、
まだ、れっきとした“春”でも、無いような。。。
もし そばに山のある田舎だったらば、
雪残る山に さっと行って、それで、“フキノトウ”の芽吹いたのでも見つけたら、もう、
「いや、まちがいなくもう、断固として、春です。」
って、すっかり肚をくくれる気がするのだけど。
揺らぐのは、都会の所為?
自分の所為?
ううん、、、まあいいか。
何かの所為にするくらいなら、そして “ないものねだり”するくらいなら、
しっかり目を開いて、
今・現在の自分に与えられた 身の回りにすでにある恩恵を、
しかと、刮目すべし!
要するに、
微妙にゆれる時季なんですなあ。

しばし 沈思。
*
もうちょっとかな。このみぞれが止んで、
明日はまた、あたたかくなると言う。
今、深夜に、窓を開け放っているけれど、
、、確かに。
寒くは、ない。
ふつうに、なんか、
大丈夫かもしれない。
確かに、もう、
あれほど寒くは、ない。
、、確かに。
、、ああまた!
「ズドンッ!!」
って。
家が揺れた。
雪が落っこちた。
*
*omake*

(これは、この前お茶の稽古で 特別にお土産で頂いた、
金沢の「行松旭松堂(ゆきまつきょくしょうどう)」という有名な老舗お菓子屋さんの、
有名なお菓子だそうな。御銘は、「雪花糖」。)
↑
※最初、店名、御銘もろとも「忘れちゃった;」って書いてたのを、調べ直して、修正。
*
まさか、というか、
やはり、というか。
また その言葉を、ついうっかり漏らしてしまう日が、来ようとは。。。
*
「マフラー要らん」「セーター要らん」「コートも要らん」
なんて
おちおち油断してたら、いかんかったです。。。
「寒い」は まだ、
粘り強く残っています。
この前「気温20度になった!春来たー!」と 驚き半分、喜んでいたら、
今日
この雪。
ふつうに雨かと思ったら、
ふつうに雪。
今。東京の夜の街には、
みぞれがちな雪が。
ビシビシ、降っています。
ぴちゃぴちゃ、降っています。
窓全開にして、その音に、聞き耳をたてながら。
*
ときたま、
「ドズン!」
って、
たぶん 屋根に積もった雪が いきなり落下するその衝撃音が、
木造のこの家を びくっと、揺さぶります。
その都度、
ドキッとします。
けっこう、劇しい重量感。
「ズドン!!」って、
けっこう 心臓に悪い、衝撃音です。
*
あの、
しんしん、、、とした、
音も無く 静かに積もる 乾いた冬のやわらかい雪の
なんとなく恐ろしくもある 冷めた風情が
このみぞれには あまり感じられないせいか、
しんみり、しない。
ただただ、
ぴちゃぴちゃ、ぴちゃっぴちゃ、
ただただ 降り続ける、みぞれの音。
ぴちゃぴちゃ、ちゃぴちゃぴ、
春に もう少し成りきれない、
雨にも なんとなく成りきらない、
静かなような、静かでないような、音。
そして、
ときおり
「ズドン!!」
*
しかし、
まだまだ こうして、
寒い日が続くのかしらん。ちょっと、もう、イナフ。。
「春が来た!」と、何度書いたか。そして、何度即日、裏切られたか;
なかなか、粘ってくれますなあ。。。
もう勢い、コロッと、手のひら返してくれないなあ。。。
「春さんどーぞー!あとはよろしくごきげんようさよなら!じゃ!」
って。そしたらもう、よろこんで手を振るよ。
あたたかさと 寒さと
行ったり来たりする この妙な季節に。
解っていても、
やっぱり、右往左往してしまう。
「季節に翻弄されて居る。」
と、思う。
*
だけど、
ひとつ 慰みポイントなのは:
“確かに、冬のあの寒さとは、あきらかに、違うな。”
ってところ。
確かに、
もう 春に足を突っ込んでいるのは、
間違いない。
確かに
あの冬まで逆戻りはしないのも、
間違いない。
うん。確かに。
もう
“冬”では、無いよな。
かといって、
まだ、れっきとした“春”でも、無いような。。。
もし そばに山のある田舎だったらば、
雪残る山に さっと行って、それで、“フキノトウ”の芽吹いたのでも見つけたら、もう、
「いや、まちがいなくもう、断固として、春です。」
って、すっかり肚をくくれる気がするのだけど。
揺らぐのは、都会の所為?
自分の所為?
ううん、、、まあいいか。
何かの所為にするくらいなら、そして “ないものねだり”するくらいなら、
しっかり目を開いて、
今・現在の自分に与えられた 身の回りにすでにある恩恵を、
しかと、刮目すべし!
要するに、
微妙にゆれる時季なんですなあ。

しばし 沈思。
*
もうちょっとかな。このみぞれが止んで、
明日はまた、あたたかくなると言う。
今、深夜に、窓を開け放っているけれど、
、、確かに。
寒くは、ない。
ふつうに、なんか、
大丈夫かもしれない。
確かに、もう、
あれほど寒くは、ない。
、、確かに。
、、ああまた!
「ズドンッ!!」
って。
家が揺れた。
雪が落っこちた。
*
*omake*

(これは、この前お茶の稽古で 特別にお土産で頂いた、
金沢の「行松旭松堂(ゆきまつきょくしょうどう)」という有名な老舗お菓子屋さんの、
有名なお菓子だそうな。御銘は、「雪花糖」。)
↑
※最初、店名、御銘もろとも「忘れちゃった;」って書いてたのを、調べ直して、修正。