歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

おりおり ゆめゆめ

2010年03月18日 | 徒然 -tzure-zure-
パソコンを睨み続けて、
疲れてヘタヘタな、帰り道。

もはや8割がた 寝ながら(チャリを漕ぎながら)
 
頭の中を去来する、あるいは、ぐるぐる廻っては留まり続ける
いつもの”想いもの”が
流れてゆくようで、澱み、渦を巻いて戻って来て、

ぐるぐるする。

それが、別に、気持ちが悪いわけではなくて、
8割方寝ているような 力の抜けた心地好さなものだから、

なんとなく、ぼや~んとしていた。(チャリを漕ぎながら。)

ああ、自分はいま、夢を見ながらチャリを漕いでるなあ。

と思いつつ。




 「夢」って、

 “将来の希望”とかのことを云う「夢」と、

 寝ている時に無意識だかで見る「夢」と、

 別モノという気がするのに、なんでそっくり同じ名前なんだろう。
 英語でも
 "dream"だよなあ。

 「夢」っていう概念には、文化的背景云々を飛び越えた、
 普遍的な何かがあるのか、、

 、、ついでに、

 “希望”よりもっと強い ”願い”とか、

 もっと切実で高尚な感じの ”祈り”も 大きく言えば そうだろうし

 “幻想”とか
 ”空想”とか
 あるいは猥雑な”妄想”とか、強いて言えば「しょうもない」”想像”とかも

 まあ、
 「夢」だよなあ。

 イメージ=夢? ちょっとちがうか。

 でも、“空想と書いて「ゆめ」と読んで下さい” って言われても、特に違和感もないしなあ。

 ゆめか。夢か。



 とろ~ん。


っていうようなことを、
疲れてもう寝惚けた頭で ぐるぐる考えながら
iPodの充電も切れて 音楽も止んでしまい
ただ
ずるずるチャリをこぎながら帰っていた夜道でした。


夢見勝ちに。
夢のようなお話を。



夢、か。

ゆめ。

ゆめ、ゆめ。


うめは、むめ。



古語では「ゆめゆめ」という副詞があって

後に「~ない」っていう意味の言葉が 必ず付いて来て、

「決して(~ない)」とかいう意味だった。

ゆめゆめ。


そう
ほとんど うとうとしながら

睡眠的な夢と

未来への希望的な夢と

沸き起こってしまう妄想とか空想とか

願望とか祈りとかの

その境目も ぼやけたような
「夢」を見ながら、


そう、

なんだか
“切なくなった”、帰り道。


頭だか 胸だかに、

なんだか無性に、

かけずり回りたがっている誰かが居るような。









家に帰り着いたら、

4月4日のライブの仕込みもあって、
ちっちゃな部屋が、あまりにも、限度を超えて
「生命力」的なにぎやかさに満ちあふれていて、

しかも 劇しく、
トッ散らかっていた。

あれー、こんなすごいことになってたっけ?って、
自分で恐らく(まちがいなく)そういう羽目にしたはずなんだけど、
我が目を疑った。

植物や本たちが、勝手に何か歌って騒いで、荒らしたんではないか?というような。


それで、

なんか 可笑しくなって、

ほんとに 笑ってしまった。



ほんとに、限度を超えてにぎやかな、我が家。

ネタバレになるので、写真を見せられないのが残念だけど;


そうそう、それで、
4月4日。音楽のための、「One Night Garden」をつくります。良かったら遊びに来て下さい*
※ご予約はこちらから>>>“ludens"



今日も仕事ー!がんばろう!

明日からまた ちょっと遠くに旅立つので、
今夜は例外的に、お茶のお稽古(夜バージョン)に行って来ます。




※豆知識:ちなみに古語の「ゆめゆめ」は

「努々」と書くみたいです。自分も今しがた、漢字変換をして知りました。


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