歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ひとつでも多く

2011年03月17日 | 徒然 -tzure-zure-
メールや電話、
心配、どうもありがとう。嬉しいです。




いろいろ うまくいかないこともあるけれど。
お元気そうで、なにより。


その割に、
返事もろくすっぽ、おろそかにしてて、すみません。




余震や停電、不穏な風、浮かないニュースで、やはり不安になったりもしつつ、
頭が痛くなったりもしつつ、

とりあえずこつこつ、朝から宵の際まで、
仕事しています。

「今ここで こんなことしてる場合なんだろうか」
と ふと想いながらも、

今は結局、自分はそれしか出来ないし、
そうするしかない気がするし。





庭の図面を描いています。

こんな時でも、
どんな時でも、

お客さんは待っています。




最近 立て続けにやっているのは、植栽(植物植え込み)がメイン。

 自分が一番好きで、
 一番、特にやりたいのは、
 植栽。

こつこつと、色々やってきて、次第にはっきりしてきたのは、
そのこと。

植栽のことを調べたり想い描いたり、そしてまた、実際植え込んだりしているときが、
一番、楽しい、というか、無心になれる。





そして今、ありがたいことに、
それがメインで動くことが多いので、
黙々と。

頭をひねりながら。同時進行で学習しながら。
多分楽しんで、やっています。


ひとつでも多く、花を覚えたい。



目の前のことを、とにかくこつこつやっていれば、

自ずと、
自分のやりたいこと、一番好きなことのほうへ、流れは通じて行くんだろうな。








ツルニチニチソウ(ビンカ・マジョール)

花がひとつ咲いた。
一番、日当りの良いところから。



続けざまに咲いてゆこうとする者たち。
つぼみは槍のように、つんつんとしている。



ワイヤープランツの中にまぎれて。




静かに動き出す、新しい芽。



ラムズイヤー(羊の耳)



フランネル草(リクニス・コロナリア)の、スカーレット。


宿根草たち。
今はまだ花も無くて、小さくて、地味だけど。


もっと地味なのは



ドイツスズランの芽。



秋に咲く、リンドウの芽まで。


焦らなくとも、ちゃんと来る。
来たるべき季節を、静かに待っている。













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