歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

こどもの絵、おとなの絵

2009年08月21日 | 仕事 -work-
木曜日、仕事場の「高円寺プラットフォーム・ワークショップ」では

「親子で絵を描くワークショップ」が開かれておりました。




窓ガラスいっぱいに、お絵描きしてしまいます。





ちっちゃな子供たちが 思い思いに ぐりぐり。




最初はさすがに おそるおそる?

しかし

こどもの順応は速い!



だんだんと テンションが上がってまいります。

勢い良く ばーっとクレヨンを引っ掻き回す子も居れば、




丁寧に じっくり細かく子も居ます。



そういえば

窓に描いても 大丈夫なの?



そう、大丈夫なの。



水拭きで落とせる「キットパス」という、
特別なクレヨンを使っているのでした。



こどもたちの絵は

やっぱり、おとなじゃ太刀打ち出来ない すごさが溢れています。



勝てないなあ と、 羨ましく思いながら、

ながめていました。

子供の絵に、おとなの絵は太刀打ち出来ないと思って。


でも、やっぱり、おもしろそうなので、

すみっこにちょこちょこ 描いてみたり。





こどもは、すごい。

まず、「わけわかんないもの」を描けるのが、すごい。


そして、
前に描いたものにも 一切執着せず、

「たつまきーーー!!」と言って、

どんどん、ぐるぐると、上書きしてゆく。そこがさらに、すごい。





自分の絵も 「たつまき」に 一瞬にして 呑み込まれてゆきました;


それもまた、おもしろい。

一緒になって、「たつまきーー!!」




とにかく、ただこつこつ絵を描いてるだけじゃなくて、

いちいち あっちこっち、せわしなく動いている!

感動的な行動力です。

それに、物体として、見ててとても面白いし、可愛い。

にこにこ感心して眺めてたら、

あの“おじさん”に描いちゃえ!という いたずら攻撃が始まりました。


次から次へと 新しいゲームを創り出しています。

そして

油断していると、どっぷり巻き込まれて「被害者」になってしまいます。

すんごく面白いんだけどね。とにかく延々と同じことが無限に続いたりするから、

大変なんだ。おとなになっちゃったヒトにとっては。




一時間強。

集中力からあっさり醒めた子供たちは

たちまち消え去り、



窓のキャンバスの前は、すっからかん。


嵐はたちまち荒らして、 たちまち過ぎ去る。



いやあ、

すばらしい。

勉強させてもらいました。




その後、感化されたのか、

重い腰をあげて、「野口造園」のチラシの原画描きに着手。


おとなって、きっちりしてしまうんだよなあ、、と思いつつ




描き上げ。

あとは、レイアウトとか、キャッチコピーとか。

パソコンに取り込んで、
明るさやコントラストを補正したり、
プリントして比べてみたり、
また描き直したり。

おとなの仕事って、どうしてこう、手数が増えるんでしょうね。



しかし

描いてるうちに 楽しくなって



気づけば 色々コネタが 加わっていくのでした。





どうせなら、なんとなく見てても、なんか楽しげで、
よくよく見つめても、楽しくなるような絵が、いいなあと思って。


子供の絵の教訓です。


しかし



一番最初に描いた ラフな下絵が 一番よかった気がして来たり。。。


おとなって、どうして こう、
後悔とか 考え事が、多いんでしょうね。


チラシ完成まで、もうちょっとです。


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