箴言24:29
『「彼が私にしたように、私も彼にしよう。私は彼の行いに応じて、仕返しをしよう」と言ってはならない。』
『目には目、歯には歯』とは、相手から受けたことを、そのまま相手に仕返しすることです。
仕返しをした後はそれを当然と思う人も多いです。
なぜなら「相手が先にやったからやり返した」と自分を合理化するからです。
ダビデが仕返ししようとした時に彼を止めた女がいました。
ダビデはナバルという人物に良くしてあげましたが、ナバルは悪意をもってダビデを蔑み侮辱しました。
それでダビデがナバルに仕返しに向かった時、ナバルの妻がそれを知り、知恵ある行動をしました。
第1サムエル記25:25-26
『ご主人さま。どうか、あのよこしまな者、ナバルのことなど気にかけないでください。あの人は、その名のとおりの男ですから。その名はナバルで、そのとおりの愚か者です。このはしための私は、ご主人さまがお遣わしになった若者たちを見ませんでした。
今、ご主人さま。あなたが血を流しに行かれるのをとどめ、ご自分の手を下して復讐なさることをとどめられた主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。どうか、あなたの敵、ご主人さまに対して害を加えようとする者どもが、ナバルのようになりますように。』
この言葉を受け入れたダビデは仕返しをやめました。
しかしナバルは、主に打たれて死にました。
ですから自分が仕返しをするのではなく、主に任せることです。
【関連聖句】
マタイの福音書5:38-39
『『目には目で、歯には歯で』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。』
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【謙遜】批評を受け入れよ:箴言9章