ルツ記1:20-21
『ナオミは彼女たちに言った。「私をナオミと呼ばないで、マラと呼んでください。全能者が私をひどい苦しみに会わせたのですから。
私は満ち足りて出て行きましたが、主は私を素手で帰されました。なぜ私をナオミと呼ぶのですか。主は私を卑しくし、全能者が私をつらいめに会わせられましたのに。」』
故郷を離れた時に問題を抱えた人が、すべてに恵まれて故郷に戻るならば、みんなに自慢できると思います。
しかし出て行った時よりも悲惨な姿で故郷に戻ると、周りの人たちは同情の目で見るので、その視線がとても辛いと思います。
ですからナオミは、自分を迎えた故郷の人たちに言いました。
「マラと呼んでくれ」と。
ナオミの名前は「喜び」の意味がありますが、マラは「苦い、苦しい」という意味があります。
辛い自分の人生を「マラ」と表現しました。
ナオミという名前がふさわしくないと本人も思ったでしょう。
しかし神様は、嫁ルツを通してナオミの人生を変えて下さいました。
ナオミからマラ、マラから再びナオミに変えて下さいました。
主にある私たちの人生もそのように変わることが出来ます。
嘆きが喜びに変わります。
【関連聖句】
ヨブ記15:12-13
『なぜ、あなたは理性を失ったのか。なぜ、あなたの目はぎらつくのか。
あなたが神に向かっていらだち、口からあのようなことばを吐くとは。』
【聖書通読】
-ユダとイスラエルの回-
- ゼカリヤ書9-11章
《 3分バイブルボイス 》