伝道者の書7:14
『順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。』
すべての人には良い時と悪い時があります。
ある人は良いことだけ、ある人は悪いことだけあるのではないです。
もちろん悪い環境に生まれた人よりも、良い環境に生まれた人の方が苦しみは少ないです。
しかし良いことしかないという人は、ほとんどいません。
そして私たちが環境をどのような目線で見るかによって、それが順境に見えたり、逆境に見えたりします。
たとえばエジプトで奴隷生活をしたイスラエル人にとって、エジプトでの生活は最悪の状態でした。
喜びのない生活で、そこから解放されることが一番の祝福だと思っていました。
神様は彼らを奴隷生活から解放して下さいました。
大喜びでエジプトを出た彼らは、しばらくしてエジプトでの生活のほうが良かったと思い、神様につぶやきました。
本当は自分たちが順境の中にいたにも関わらず、目の前の状況だけを見て、逆境だと誤った判断をしました。
奴隷から解放され、約束の地カナンに向かっていく道は神様が用意した最高の祝福なのに、呪いだと勘違いしました。
もしかしたら自分たちも、彼らのように順境と逆境を勘違いしているかも知れないです。
ですからどんな時でも喜びと反省をするならば、受ける恵みがあります。
【関連聖句】
詩篇119:71
『苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。』
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【裁き】霊の目を開いて下さい:マタイの福音書23章