詩篇61:2
『私の心が衰え果てるとき、私は地の果てから、あなたに呼ばわります。どうか、私の及びがたいほど高い岩の上に、私を導いてください。』
心が不安と心配で満たされると心苦しく衰弱してしまいます。
自分の命を狙う息子から逃げて行くダビデは、どんな心境だったでしょうか。
この詩篇はその時に書かれたものと言われてあります。
肉体は疲れ、心までも衰え果てていました。
神様の助けを期待できないほど四方八方ふさがれているような状態でした。
その時、ダビデは神様に祈りました。
高い岩は目に見える岩ではなく、神様という避け所です。
神様は選ばれた民にとって一番安全で堅固な避け所です。
今は敗北者のように見えても、神様を自分の避け所にする人は勝利者になります。
ダビデも主の守りと助けによって勝利者になりました。
【祈り】
困った時、危機の時には他の者に頼らず、神様だけに頼る者になります。
【ナミビア共和国】
ナミビアはヨーロッパの国、特にドイツによってひどい目にあいました。
勝手に国が奪われ、多くの民が殺害され、また生きている者は収容され、強制労働に動員され、飢えと病気で亡くなっていきました。
20世紀最初の人種抹殺とも言われました。
不幸はそこで終わらず南アフリカの攻撃も受け、悪名高い人種差別政策で、黒人の権利は無視され、白人たちが土地と富を手に入れました。
独立抵抗運動を広げ、UN平和維持軍によって完全に独立しました。
今も貧富の差が大きく、貧しい者が多いです。
人口の90%がクリスチャンですが、ほとんどがルター派の信徒です。
ドイツ人によって伝わったのではなく、フィンランド人宣教師によって伝わったので、あまり違和感なく信じました。
この国の信徒たちが形だけの信仰ではなく、神様を体験する生きた信仰を持ちますように。
そして貧困問題も解決されますように。
《 3分バイブルボイス 》
【ディボーション】神のさばきが正しい:ローマ2章1-2節