七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

カウンセリング

2013-07-11 17:20:28 | 日記
最近特に思うのは、スピブームもしかりで、
カウンセリングを必要とする人が増えてきているのかな‥と。

自分の心を知りたい、と思う人が増えたのかも。

霊能者さんと言われるところに言って、
いろんなことを紐解いて、気持ちがスッキリしたいだけなのかも。

もし自分が求めている解決方法が、自分の心にあるのであれば
わざわざ本当かどうかわからない霊能先生のところに行くよりも
丁寧にカウンセリングをしてくれる人を見つけた方がいいかもです。

最近話題の心屋さんというカウンセラーさんがいるでしょ?
テレビの「ナイナイアンサー」で私も知ったのですが。

彼は霊能者さんではありません。
でも、とても丁寧に相手の気持ちを汲み上げて
言葉に出すことによって自分の心と向き合わせてくれるのです。

これがホントのカウンセリングだよな~…と、毎回関心するのです。

アナタのご先祖がね、とか前世がね、とか
何一つ語る必要もないし。

自分の心の問題は、自分が癒やす、という感じです。

よっぽどひどい霊障が!という深刻な問題以外なら
こんな風にカウンセリングを受けるだけで
解決できることは案外あると思います。

で、よくこのブログでも取り上げさせていただいている塩田妙玄さんも
高野山で修業を積んだ僧侶さん(在家の)でもありますが
ベースはカウンセラーさんなのです。

彼女の著者の中に、「ペットロスと寄り添う方法」というのがあり。
なるほどなァ、と思ったので書き出してみます。

愛するペット。失った人は、ペットの命に終わりがあるとこはわかっているし
うちの子は幸せだったと思うし、
悔いのないように可愛がっていたし、
何もかもわかっているけど、でもその死が受け入れられない。
だから悲しいし、苦しいのである。

そんな時、やってはいけない慰め方。
無理に慰めたり、元気づけたりしない方がいい。

言葉による励ましは、逆効果になることも多い。

「何も言葉がないけど、お線香あげさせて」とか
「ツラいよねぇ」と感情に寄り添い、共に泣くだけでいいのである。

人の話を聴くことを「傾聴」(けいちょう)というが、これは本当に難しい。

ポイントは3つ。

「感情に共感する(寄り添う)」
「相手を否定しない」
「アドバイスをしない(励まさない)」
相手が苦しい、と言えば「うんうん苦しいよね」と
相手の感情に共感する。
相手の感情を繰り返し受け止める。

でも、もし相手が「何もしてあげられなかった、苦しい」と言っても
「うんなにもしてあげられなかったよね」と繰り返してはいけない。
「何もしてあげられない」というのは、
相手の考えであって、感情ではないからだ。
感情とは、苦しい、悲しい、寂しい、切ない、嬉しい…
などのことを言う。だから、「うんうん、本当に苦しいよね」のところにだけ寄り添うようにする。

そして、この時に多いのが、聴いている側が喋りだしてしまうこと。

「確かに悲しいけど、アナタは精一杯やったじゃない」など。

まず「悲しいけど」と「けど」をつけると、
それは「否定文」になってしまう。

「けど」「でも」などの「逆説の接続詞」はつけない方がいい。

自分が延々と喋り始めてしまうのにも要注意。
「相手を否定しない」「励まさない」がポイントなのに。

例えば「苦しい、何も出来なかった」という相手に
「ううん、そんなことないよ。
〇〇さんは頑張ったじゃない。
夜も寝ないで看病したし、ジョンは幸せだったよ」
…一所懸命相手を励ましているが…。
「ううん、そんなことないよ」と相手を否定してしまっている。
何もできなかった、と感じている本人に
「〇〇さんは、頑張ったじゃない!」とさらに否定文を続けてしまう。
さらに、自分には力がなかった、ジョンに申し訳ない、
と、感じている相手に対して「ジョンは幸せだったよ!」という
推測による励まし。

ここまで否定され続けることで、さらに不快になり
さらに傷つけることになりがちだ。

むしろ、励まさなくていいのである。
何もできなくていいのだ。

ただ一緒にいてくれて、悲しみを受け止めてくれた友人の存在が、その人を救うのです。

人は人を救うことはできない。
人は自分でしか自分を救えない。

他人にできるのは、人を支援すること。
助けになることくらいである。
傷ついた人と接する時は、「何かしなきゃ」という思いを捨てることだ。

…という内容で…。
案外やっちゃっているな…と反省も。
否定しないって、本当に大切ですよね。
「ていうか」から話が始まる人がいるけど。
「ていうか」と言いながら
話している内容は相手と同じようなことで、なんてのもあるしf^_^;
でも出だしに否定的な言葉がやってくると
話していて居心地が悪くなる。

私がよくやるのは、まったく逆の話をする時でも
「そうだよね~」「それ、ホント言えているよね~」と言いながら
逆のパターンの話なんかするんだけど、あまり嫌がられない。
そういうのもあるね、と話がスムーズに進むんだよね。

どんなシーンでも、否定からではなく肯定から入っていくと
相手の気持ちを損なわないな、と感じています。

でも、よかれと思って否定的な言い回しをすることは
うっかりよくあることかも。

塩田さんにしても、心屋さんにしても、
いいカウンセラーさんは否定は絶対しないですね。
うんうん、とまず優しく話を聴いてあげている。

面白かったのは、お友達から聞いたんだけど
川島なおみさんが、木村藤子さん(有名な霊能者さん)と対話した時
まったくなおみさん側が聴く耳持たず状態で
話が平行線だったよ、という感想で。

先日観た心屋さんと川島なおみさんのカウンセリングは、
見事になおみさんのハートのど真ん中に着地しました。

そうです、その通りです‥と、あの意地っ張りの川島なおみが泣いていました。
カウンセリングの力ってすごいな~。
そして、自分を救うのは、やはり自分でしかないんだなぁ‥と。

自分が見ないようにしていた心のフタを自分で開けて、そして受け入れる。

これが一番大切な気づきなのかも。
人まかせでは、やはり自分を救えないんですね~(=゜-゜)(=。_。)