七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

睡眠力

2013-12-28 12:14:17 | 日記
朝目覚めて,まだ布団の中にいる時にドバドバっとイメージが降ってくる時がある。
ヒントは寝ている間にあるのかな。
心に引っかかった出来事を抱えて眠りにつくと
(私の場合は漫画のネタに関することが多い)眠っている脳の状態で
いろいろ自分の中の情報を探っているのではないかな。

覚醒している時には引き出せなくても,眠っている間には開けられる蓋が
あるのかもしれない。
普段はロックがかかっているシステムが,睡眠中には外されるって
聞いたことがあるし。
昨日までどうしてもわからなかったことが,ふと見えてくるのもコレかなぁ。
眠りのたびに,あっちかこっちか,と右往左往して
情報を手繰り寄せているのかもしれない。

人類の記憶の中には,共通のメモリーがあるんだそうです。
それは絶対に開けられないんだそうですが。
どんな人たちにも,共通のモノが存在する,ということですね。
というくらい,自分の中の情報なんてわかってないことが山のようにある,ということで。
もしかすると,自分の過去生にまで戻って情報収集しているんじゃないかな,と
思う事もあります。
気になることって,ずっと無意識にでも考え続けているんだろうと思いますね。
だから睡眠中に活動しちゃうんだろうな,と。

何か閃くのは,やっぱり朝が多くないですか?
かの藤子・F・不二雄先生も自著の中で,朝起きて歯を磨いている時に
アイデアがダバダバっと降ってくると描いておられました。
だから漫画のネタに困ったことはなかったそうです。
あれだけ勉強もされていた方だから,脳内の情報ストックはさぞかし
豊かだったでしょうね~。

朝ふと気が付いたことを気のせいだ,なんて思わないで
もしかしたら何かのヒントかも,と考えてみるのもいいかもですよ。
だからやっぱり良い睡眠が大切なんですね。

今朝はこんなことをぼんやり考えて目覚めました。
そして朝刊の家庭欄にこんな投稿文が。
毎日新聞は土曜日だけ「男の気持ち」の投稿が載るんです。
今朝は「主夫歴30年」というタイトルで。

投稿者は79歳の元高校教師の方です。
「妻が,7歳,9歳の子供を残して天国に旅立ってから30年」
「当初は母親がいなくたったショックで子供達も体調を崩し
 自分も不眠症,不整脈と悲惨な毎日」
「こんな絶望的な生活がいつまで続くのか,と悲嘆にくれた」

ところがある日,この投稿者さんは悟ります。

「もうこれ以上の不幸はありえない」
「今日も一日元気に無事に生きられれば,明日もなんとかなる!」

それから急に気が楽になり,炊事洗濯,子供達の世話もすべて
順調に進むようになったそうです。
お子さんが高校生の時は,朝5時に起床して赤,黄,緑の
三色を工夫してお弁当を用意する見事なキッチンパパぶりを発揮して。

「こんな生活だったので,子供が学校を卒業できた時の喜びはひとしおで」
「大学合格,卒業,就職するたびに子供と自分へのご褒美を兼ねて
 何度も盛大にお祝いをした」
「今にして思えば,これが当時の自分の生きがいだったのかもしれない」

今は子供達も家庭を持ち,孫にも恵まれ,ご自身も教師の職を務めあげて
趣味の登山,旅行などで心豊かな生活をされているのだとか。

すごいですね。
目の前にやってきた神様からの宿題を,ちゃんとこなしたからこその
ご褒美なんでしょうね。
ご自分の生活を絶望的と思っている時には救いはなかったのに,
腹を括って取り組んでから目に見えて前進できるようになった。
自分の本来の道が見えれば,おのずと道が開かれていくんですね。
そして苦難だと思われたことが,ご自分の生きがいである,
と気が付かれたところもスゴイ。

人生を列車に例えるなら,最大の難所を通過したからこその本線なんでしょうね。
清々しい投稿文でした。
でも・・・もしかすると,この方も眠っている間にいろんな道を探っていたのかも
しれないですね。
苦しい苦しい,でも進まなければ,と藁にもすがる思いで自分の中から
必用な情報を取り出したのかもしれない。
もしかすると,亡くなった奥様と夢で何度も出会って励まされて力にして
きたのかもしれない。

すべて夢物語ですけどね。えへへ
でも,そう考えて幸せに感じることができるのなら,それもありですね。
何が一番正しいかなんて考えるのはナンセンスだなぁ,と日頃思っているので。
その時自分の気持ちがピタっときたものが,その時の自分の正解なんですよね,きっと。


   

ちょっとご無沙汰のミィさんです。


   


カメラを向けたら,クワっとアクビですがな~。


   

でもって,身づくろいね。


   

「ざ~りざ~り」


   

「うぐうぐ」



「ふう」

また寝ちゃいました。(毛づくろい中途半端ですがなぁ)
良い夢を見て下さいませませ~。