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HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

7/14 「安達太良のあおい空」

2013-07-14 | 世の中のこと
「ふるさと」

返してください
我々の山河を
返してください
穏やかだったころの生活を
返してください
子供たちに渡すはずだったふるさとを

東日本大震災から、2年4ヶ月の翌日12日の新聞に荒尾駿介さんの詩集「安達太良(あだたら)のあおい空」の詩が紹介されていました。
福島原発は今も事故の渦中です。
終わりの見えない日々が続いています。
この詩集は書店では購入出来ないので、後日取り寄せることにして、ネットで検索してみました。

「シーベルトの嵐」

それが気づかせてくれました
教えてくれました
平凡な退屈な日常生活こそがどんなに大切で幸せだったのか
飽きるほど退屈するほど見慣れた山河がどんなに愛しいものだったか
手入れするほどに豊かな実りをもたらしてくれる土がどんなに有難いものだったか、を
突然、大地が何度も大きく揺れだして
放射能雲がセシウムを運んできて
シーベルトとかセシウムの言葉の嵐が飛び交った事が
気づかせてくれたのです
教えてくれたのです


「ひまわり」

ひまわりが咲いています
一面の緑と黄色です
ひまわりは揺れています
ひまわりは元気です
ひまわりは笑っています
けなげにセシウムを吸いながら
フクシマの人たちの期待をうけて
いつもの夏と同じように輝く太陽を浴びながら
ひまわりは咲いています


もう一編・・・
「不思議な話」

不思議なことです
責任感や痛みを感じている様子が
まったく伝わってこないのです
ひとごとのように思っていて
情報も、除染も、生命を守るのも
『それぞれご自分でどうぞ』
と言っているようなのです


7月21日は、命を守ってくれるのは、誰なのか、どこなのかを見極める日です。