
11月3日に図書館で予約したこの本、凄い予約数で・・・やっと借りることが出来ました。
原発再稼動をめざす政官財の癒着を告発する小説です。
著者は<若杉冽(れつ)>。霞ヶ関の省庁に勤務する“現役キャリア官僚”が覆面で書いていることでも話題になりました。
物語は、7月の参院選で政権与党が単独過半数を確保するという現実に似せて展開。電力会社が膨大な資金(元は国民から徴収した電気料金!)を使って政治家や官僚、関連企業を従わせ、メディアも誘導。
政権から転落した野党の落選議員の就職先まで世話し、手なづける電力会社の幹部、世論を見ながら再稼動への筋書きを描く官僚と政治家。
原発事故を反省しないまま再稼動に走る『原子力ムラ』への憤り。
規制庁と業界の癒着を内部告発し、逮捕される若手官僚。
いったい何のために、誰のための再稼働するのか・・・