HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

15/6/16 「あの山脈(やまなみ)の彼方から」

2015-06-16 | 日記
昨日Sさんの追悼文集が届きました。
封筒を開けると、とびきりの笑顔が飛び込んできました。
しばらく文集を開くことができず、夜遅くになってからやっと読み始めました。

表紙を開くと、
新緑の息吹にむせる林間
岩を攀じり見上げる岩壁と岩稜
見上げる蒼空と見下ろす紅葉の絨毯
雪を纏い白きたおやかな山嶺
宙に吸い込まれるような星空
仲間と語らう山への思いと想い出
幕営での仲間たちの賑わい

いつもあなたの笑顔がそこにありました


娘さんが書かれた「母と山」には、
・・・
ただの趣味というだけでなく、厳しい自然と対峙することで母は強さを得て、それを人格の一部としたのではなかったでしょうか。
・・・
実際、山と出会ってからの母はどんどん率直でシンプルな人間に変わっていったと感じました。
・・・
最後にじっくり話をした時…
「最後は人やと思う。それはこの年になってほんまにそう思うわ」
と言いました。
・・・

読み返す度に、心の深いところにしみてきます。

心からご冥福をお祈りいたします。
そして、生あることに感謝して日々を大事に生きていきます。