BSPでプレミアムカフェ「シリーズ恋文物語」をたまたま見て、「或阿呆の一生」と「歯車」を読んでみたくなりました。
どんな人だったんだろう、
なぜ自殺したのだろうか・・・
図書館で短編集を読みたいのですが、
と言うと、四つのカテゴリーに分けて収録されたこの本を書架から出して下さいました。

村上春樹さんが序文を書かれています。
第一部「さびれゆく世界」に収録されている6作品(羅生門、薮の中、鼻、竜、蜘蛛の糸、地獄変)以外は、初めて読みました。
「或阿呆の一生」と「歯車」 は、 第四部「芥川自身の物語」に収録されています。
「歯車」
闇のある以上は光もあると信じていた。
半透明な歯車も一つずつ僕の視野を遮り出した。
・・・・
「闇のある以上は光もあると信じていた」のなら、、
と思いましたが、時代でしょうか。
小説家であり、ランナーでもある村上春樹さんが書かれたエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』とは正反対の「自身の話」でした。