ジムで歩いてヨガをして、読書の合間にお正月を迎える準備を少しずつ。
この本も歴史番組で知り、読んでみました。
人は年齢を重ねても決して「記憶力」そのものが落ちるわけではないということです。脳の記憶を保管するデータベースを箱にたとえるなら、箱の容量自体は変わらないものの、その「入り口」が狭くなるからです。年齢を重ねてさまざまな記憶が箱を満たすようになると、新しい経験に対して「これはもう必要な情報ではない」と判断して記憶の箱に入れないようにするのです。・・・ただ単語として覚える意味記憶では脳が「不必要」とジャッジする可能性が高いけれど、エピソードや感情、五感などと結びつけることでエピソード記憶として覚えようとすれば、脳が「これは必要!」とジャッジする。こうしてみごと記憶の箱に収まるわけです。
2つの知能のうち、まずは鍛えやすく、しかも何歳になっても伸ばすことができる「言語知能性」を高める方法を見ていきましょう。これは、ひとえに本を読んだり、映画を観たり、人と積極的に会って話をしたりと、コツコツと知識や経験を積み重ねることです。・・・つまりは習慣をちょっと変えるだけで、結果が出せるということだからです。・・・1回1回はささやかな努力でも、これが1年も経てば、成果は形になって表れるでしょう。
もう1つの知能である「非言語性知能」のほうは・・・ワーキングメモリーを上げて非言語性知能を高めるには、日ごろから「ものごとを短期的に記憶すること」を意識的に行うのがいいかと思います。たとえば、電話番号を記憶して、かけるときは記憶を頼りに番号を手押しする。あるいはスーパーに買い物に行く前に、買うものを記憶し、記憶だけを手がかりに買い物する。・・・
集中力のしつけ方、判断力のしつけ方、アイディア力のしつけ方、努力のしつけ方、強運力のしつけ方、、森博嗣氏の本で読んだことと重なります。
1年先を楽しみに、こつこつと知識や経験を積み重ねていこうと思います。