2017年最後のブログは、これ!と思ってたのに想定外に慌ただしく結局書けませんでした。
実は、ペーハに2回目!の再会
カンガルドッグのカレンダーを渡しに行ったのだけど、ペーハは数週間前に生まれた子山羊🐐の面倒を看るので忙しいから会えないかもしれないとペーハのオーナー、アーン言われてたので期待はしてませんでした。
でも、私たちがアーンと話していたら牧場で寝ていたペーハがこっちに気づいてくれた。
私は着いた時から入り口から離れたところで横になってた彼に気づいてはいたのだけど、アーンの手前大声で呼ぶのも憚られ黙ってました。だから、ペーハが気づいて小走りにこっちに向かって歩いて来た時はとっても嬉しかった。
囲いのそばにいたサトレラパパに挨拶をしてから、私の所へ挨拶に来たのだけど、頼んでもいないのにゴロンと横になってお腹を見せて歓迎してくれてとても感激こっちは、しっかりと久々のハグをしたかったのにゴロンゴロンしちゃって・・・
そんなペーハを見てアーンが
「私にはそう言うペット的な姿は見せない。私も彼をペットとして扱ってないからね。」
って、言ってました。そうですよね。彼は、ペットが欲しくてペーハの里親になってくれたわけじゃないのだもの。
最近、日本でペットに対して使われる『里親』とはちょっと意味が違って、本来の『里親』。つまり、自分の所で引き取って面倒をみるけれど、「親権を持たず養育する」
私は、ペーハはもう私たちの手元を離れたと思ってはいるのだけど、アーンは
「(ペーハを)自分の犬だと思ってない。だからいつでも会いに来てもいいし、連れて帰ってもいいんだよ。」
と言うんです。
最初にそれを聞いたとき、内心嬉しい!と思ったけど、よく考えれば、
「自分の犬じゃないってそれは距離を置いてるって事だよね。それって、いいことなの?」
と疑問もわいてきて・・・
ペーハは一通り挨拶と歓迎の意思表示をしてくれた後は、ちゃんと山羊の元へ戻って仕事に復帰してました。うちにいた頃のように、お気楽ペーハではなくなっているのは事実です。
しばらく歓談をして、帰る前にアーンに言ってみました。
「(うちの)隣りの意地悪な女性がいる限りはペーハを連れ帰ることは出来ないけれど、もうペーハが護畜犬として使えなくなったら連れて帰ることは出来るかも。」って。
そしたら、彼は言ってました。
「護畜犬に引退はないよ。つい数日前に亡くなったうちの子も耳も足もおぼつかなくなってもずっと山羊のそばにいて、何かあると感じると、立ち上がって辺りを見回してた。」
「ボーイ(彼がペーハをそう呼んでいる)は、原っぱで横になっていても必ず山の方向を見ている」
「この間、夜にコヨーテがうちで死んだ山羊の遺骸を食べにこの土地へ入って来た時、ペーハが追い出し、1頭のコヨーテを殺したんだ。」
「朝起きたら、ペーハがコヨーテの亡骸を背中にしょって、歩いてたんだよ。」
どの話をする時も、アーンは誇らしそうで、嬉しそうでした。
そんな彼を見て思いました。
「私の為に、ペーハは自分の犬と思ってないと言い聞かせてるのかも。本当は、ペーハをとても可愛がってくれてるんだな」
って。
それまでは本気でペーハが年取ったら引き取ろうと思っていたんです。
でも、一生懸命ペーハの話をするアーンを見て、もうその考えを持つのはやめることにしました。
突然ですが・・・
2009年、数日だけ子猫を保護したことがあります。
当時は、賃貸の家にいたので勝手に飼う事も出来きず、新しい飼い主さんが見つかるまで情が移らないように「名無しの権兵衛」の『権兵衛』と呼んでました。そしたら、旧友のヨウコちゃんが
「権兵衛じゃ可哀想よ。」と強く言うので、そんじゃぁ、って事で、その時韓国語を勉強していた私は、韓国語の『陛下』・・ペーハ・・と名付けました。その子は、我が家に来て3日目には新しい飼い主さんにもらわれていったのです。
なんで、急にそんな昔の話が?って思うでしょ?
実は、当時、その子猫を私に委ねた友人、リエちゃんに、ペーハを手放さなければいけなくなった話をしたら
「ペーハなんて名前を付けるからよ。だから、また縁がなくなっちゃったじゃない?」
と言われ、ハッとしたんです。
そうだよねぇ・・・でも、今回ペーハに「ペーハ」と名付けたのはサトレラパパなんだけどね。
子猫のペーハがうちにいた時、サトレラパパは海外旅行中で会えなかった。でも、私がペーハって名前をつけたと言ったらそれが気に入ったらしく、今度は犬にその名前をつけようって事になったわけだけど。
最初私は渋ったけど、サトレラパパが気に入ったって言うからそれでペーハになって、それっきりリエちゃんに言われるまでそんな事考えもしなかった。
そうだよねぇ。『ペーハ』って名前は私にとっては別れの名前だったんだ・・・。
でもね、この間会った時は、違うことを思いましたよ。
ペーハって名前は運の強い名前なんだ!って。
だって、どちらもすぐに新しい飼い主さんが見つかったじゃないね!
韓国語で”陛下”だもんね。
今年の11月にペーハは6歳になります。半分ペット半分護畜犬で育ったけれど、やはり働くカンガル犬の血筋は脈々と続いているんだと目の当たりに見た感じがしました。
ペーハいい人に引き取ってもらえてよかったね。
実は、ペーハに2回目!の再会
カンガルドッグのカレンダーを渡しに行ったのだけど、ペーハは数週間前に生まれた子山羊🐐の面倒を看るので忙しいから会えないかもしれないとペーハのオーナー、アーン言われてたので期待はしてませんでした。
でも、私たちがアーンと話していたら牧場で寝ていたペーハがこっちに気づいてくれた。
私は着いた時から入り口から離れたところで横になってた彼に気づいてはいたのだけど、アーンの手前大声で呼ぶのも憚られ黙ってました。だから、ペーハが気づいて小走りにこっちに向かって歩いて来た時はとっても嬉しかった。
囲いのそばにいたサトレラパパに挨拶をしてから、私の所へ挨拶に来たのだけど、頼んでもいないのにゴロンと横になってお腹を見せて歓迎してくれてとても感激こっちは、しっかりと久々のハグをしたかったのにゴロンゴロンしちゃって・・・
そんなペーハを見てアーンが
「私にはそう言うペット的な姿は見せない。私も彼をペットとして扱ってないからね。」
って、言ってました。そうですよね。彼は、ペットが欲しくてペーハの里親になってくれたわけじゃないのだもの。
最近、日本でペットに対して使われる『里親』とはちょっと意味が違って、本来の『里親』。つまり、自分の所で引き取って面倒をみるけれど、「親権を持たず養育する」
私は、ペーハはもう私たちの手元を離れたと思ってはいるのだけど、アーンは
「(ペーハを)自分の犬だと思ってない。だからいつでも会いに来てもいいし、連れて帰ってもいいんだよ。」
と言うんです。
最初にそれを聞いたとき、内心嬉しい!と思ったけど、よく考えれば、
「自分の犬じゃないってそれは距離を置いてるって事だよね。それって、いいことなの?」
と疑問もわいてきて・・・
ペーハは一通り挨拶と歓迎の意思表示をしてくれた後は、ちゃんと山羊の元へ戻って仕事に復帰してました。うちにいた頃のように、お気楽ペーハではなくなっているのは事実です。
しばらく歓談をして、帰る前にアーンに言ってみました。
「(うちの)隣りの意地悪な女性がいる限りはペーハを連れ帰ることは出来ないけれど、もうペーハが護畜犬として使えなくなったら連れて帰ることは出来るかも。」って。
そしたら、彼は言ってました。
「護畜犬に引退はないよ。つい数日前に亡くなったうちの子も耳も足もおぼつかなくなってもずっと山羊のそばにいて、何かあると感じると、立ち上がって辺りを見回してた。」
「ボーイ(彼がペーハをそう呼んでいる)は、原っぱで横になっていても必ず山の方向を見ている」
「この間、夜にコヨーテがうちで死んだ山羊の遺骸を食べにこの土地へ入って来た時、ペーハが追い出し、1頭のコヨーテを殺したんだ。」
「朝起きたら、ペーハがコヨーテの亡骸を背中にしょって、歩いてたんだよ。」
どの話をする時も、アーンは誇らしそうで、嬉しそうでした。
そんな彼を見て思いました。
「私の為に、ペーハは自分の犬と思ってないと言い聞かせてるのかも。本当は、ペーハをとても可愛がってくれてるんだな」
って。
それまでは本気でペーハが年取ったら引き取ろうと思っていたんです。
でも、一生懸命ペーハの話をするアーンを見て、もうその考えを持つのはやめることにしました。
突然ですが・・・
2009年、数日だけ子猫を保護したことがあります。
当時は、賃貸の家にいたので勝手に飼う事も出来きず、新しい飼い主さんが見つかるまで情が移らないように「名無しの権兵衛」の『権兵衛』と呼んでました。そしたら、旧友のヨウコちゃんが
「権兵衛じゃ可哀想よ。」と強く言うので、そんじゃぁ、って事で、その時韓国語を勉強していた私は、韓国語の『陛下』・・ペーハ・・と名付けました。その子は、我が家に来て3日目には新しい飼い主さんにもらわれていったのです。
なんで、急にそんな昔の話が?って思うでしょ?
実は、当時、その子猫を私に委ねた友人、リエちゃんに、ペーハを手放さなければいけなくなった話をしたら
「ペーハなんて名前を付けるからよ。だから、また縁がなくなっちゃったじゃない?」
と言われ、ハッとしたんです。
そうだよねぇ・・・でも、今回ペーハに「ペーハ」と名付けたのはサトレラパパなんだけどね。
子猫のペーハがうちにいた時、サトレラパパは海外旅行中で会えなかった。でも、私がペーハって名前をつけたと言ったらそれが気に入ったらしく、今度は犬にその名前をつけようって事になったわけだけど。
最初私は渋ったけど、サトレラパパが気に入ったって言うからそれでペーハになって、それっきりリエちゃんに言われるまでそんな事考えもしなかった。
そうだよねぇ。『ペーハ』って名前は私にとっては別れの名前だったんだ・・・。
でもね、この間会った時は、違うことを思いましたよ。
ペーハって名前は運の強い名前なんだ!って。
だって、どちらもすぐに新しい飼い主さんが見つかったじゃないね!
韓国語で”陛下”だもんね。
今年の11月にペーハは6歳になります。半分ペット半分護畜犬で育ったけれど、やはり働くカンガル犬の血筋は脈々と続いているんだと目の当たりに見た感じがしました。
ペーハいい人に引き取ってもらえてよかったね。