角田光代さんの本を読んだ。
彼女は香港に住んでみたいと書いてあった。
夜景が綺麗で感動はしたが、とてもあの高層ビルがひしめく所には自分は住めないと思った。
私たちが泊まったホテルは西洋人向けなのだろう。フロントのカウンターは私の胸の高さまであり、シャワーの蛇口は手を伸ばさないと届かない位置にあって、まるで自分が小人になったようで辟易した。
旅行会社もホテルリサーチして小さなアジア人に合う宿にして欲しいなと思った。
私の泊まったホテルの尖沙咀(ちむさーちょい)や九龍(かおるーん)など懐かしい。夜景見物に出たら夜風が気持ち良く、多くのパブが海岸に向いて店を開いていた。
息を呑むほど美しい夜景は、私のカメラでは写し撮れなかった。いつまでも見ていたい光景だった。
今、香港は中国に返還されたがどうなっているのだろうか。人々は幸せに暮らしているのだろうか。テレビで見た暴動鎮圧の様子は心が痛かった。
写真は絵葉書です。
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